ジョギングとランニングの違い 身体にいいのはどっち?

空前のジョギングブームですね。

健康のため、美容のために走っている人を実に多く見かけます。

中には70歳を超えているような人もいます。

 

私の住んでいる町でも4月にマラソン大会があり

家の前の道がそのコースになっているので

出場しないときは応援するのですが、本当にたくさんの人が走っていきます。

 

知人の中にも「ジョギングしてます」とか

「趣味はランニングです」という人も増えてます。

 

何の気なしに使っているこのジョギングとランニングという言葉。

二つの言葉のはっきりとした違いが分からないまま使っているのではないですか?

 

二つの言葉があるということは、何か違いがあるということなのでしょうが

その違いとはいったい何なのでしょう?

 

 

 

 

 

ジョギングとランニングの違い

 

ジョギングという言葉はもちろん日本で生まれたのではありません。

そこでjogという単語を英和辞典で調べてみると

「とぼとぼ歩く」「ちょっと突く」「揺り動かす」とありました。

 

走るというイメージではありませんね。

 

一方のrunという単語は御存知の通り

「走る」「競争する」という意味。

 

このことからも分かる通り

「ジョギングはランニングよりもゆっくり走ること」と言えると思います。

 

それでは、ゆっくりとはどれくらいの速度なんでしょうか?

いろいろ調べてみると

「1マイルを8分」というのが境目になっているようです。

 

1マイルは1.6キロですから、キロに換算すると

「1キロを5分で走る」ということですね。

 

でもこれってかなり速いペースですよ。

フルマラソンなら3時間半くらいのペースですから。

 

1キロだけ走るならまだしも

このペースで10キロ走れと言われても

私にはとても無理なペースです。

 

よっぽど走るのが速い人ならともかく

私のような市民ランナーはランニングではなく

ジョギングなんでしょうか?

 

 

ジョギング

 

 

楽しいかどうか

 

走るペースは個人によって大きな個人差がありますよね。

走るスピードの、定義上のジョギングとランニングの境目である

「1キロ5分」というペースはかなりのハイペースです。

 

私にとってはとても無理なペースなんですが

高橋尚子さんのような競技ランナーにはどうってことないペースでしょう。

 

彼女たちにとってはこのペースは「ゆっくりした走り」であり

ランニングではなくジョギングになるんではないでしょうか?

 

そこで、ジョギングとランニングは

楽しいかどうかということがその人にとっての

境界線になるということが言われ始めました。

 

その通りだと思います。

 

景色を楽しみながらのんびり走り

走り終わったあとは多少は苦しいものの

爽快さを感じるのがジョギング。

 

タイムを気にしながら、おしゃべりもできないほど

速いペースで走るのがランニング。

それがジョギングとランニングの違いなのだと思います。

 

 

身体にいいのはジョギングとランニングのどっち?

 

生活習慣病予防のためにメタボになったウエストを細くしようと

走っている人はたくさんいます。

もちろんダイエットのために走っている人も。

 

身体から脂肪を落とすには

運動強度が強いほどいいわけです。

 

運動強度を表す指数にMETS数というものがあります。

運動でどれくらいエネルギーを使ったかは

このMETS数で次のように計算できます。

 

体重(kg)✕METS数✕運動時間=消費カロリー

 

METS数の数値は以下のようになっています。

時速6キロのウオーキング:4METS

時速8キロのジョギング:8METS

時速10キロのジョギング:11METS

 

例えば、体重65kgの人が時速8キロのジョギングを1日1時間行うと

65(kg)✕8(METS)✕1(時間)=520(kcal)  となります。

 

7200kcalを消費するとだいたい脂肪1キロが落ちるので

7200÷520≒14 となり14日で1キロの脂肪が落ちる計算です。

(あくまでも目安です)

 

METS数は運動強度が強くなるほど大きくなるので

激しい運動ほど脂肪がたくさん落ちます。

 

しかし、走るという行為は膝や足首など下半身に大きな負担となります。

着地する際には体重の3~5倍の重さが膝や足首にかかるそうです。

 

実は私もこれで膝を痛めてしまいました。

早く効果を出したいと、目一杯ペースを上げて走ったためです。

膝が痛い時は走らないため、走る頻度もだいぶ落ちてしまいました。

健康のために始めたジョギングも、これでは何をしているのか分かりません。

 

でも、どれくらいのスピードで走ったら

故障しないかなんて分かりませんよね。

 

競技ランナーならまだしも

健康のため、ストレス解消のために走るのなら

楽しみながら走れるジョギングがいいようです。

 

納得

 

 

まとめ

 

・ジョギングとランニングの境界線は1キロ5分のスピード

・スピードよりも楽しく走れるかどうかがカギ

・スピードを上げ過ぎると故障の心配がつきまとう

・健康のために走るなら、楽しく走れるジョギングがオススメ

 

私は膝を故障してからは走る回数を減り

その分、膝への負担が少ない自転車に乗っています。

多少の費用はかかりますがしょうがないですね。

 

自転車のMETS数は時速20キロで8METS。

時速8キロのジョギングと同じです。

 

でも、同じ時間で走っていける距離が倍以上に増え

今まで知らなかったちょっとした名所を見つけることができたり

新しい発見もあってなかなか楽しいですよ。

 

お尻がちょっと痛くなるのが難点ですが・・・・。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。