へそが臭いのは放置しても大丈夫? へそのごまとの関係は?

最近ぽっこりとせり出してきた下腹を何とかしようと

筋トレなるものを始めました。

 

筋トレが終わると毎日、そんなに代り映えしないのに

鏡に映してして「ん~、少しへっこんだかな」と

自分で自分を慰めています。

 

でも、そのときにどうしても気になるのが「へそ」です。

「へそ」というより「へそのごま」ですね。

 

へそのごまがあると見た目に不潔なので

取ってしまおうとしてみたんですが

あれってなかなか取りづらいですよね。

 

小さいときにお母さんやおばあちゃんから

「おへそをいじるとお腹が痛くなるよ」と言われていたので

なるべく優しく指の腹で取ろうとしてもなかなか取れません。

 

そんなとき、何気なく指の臭いを嗅いでみたら

今まで嗅いだことのないような得も言われぬ異臭が・・・・。

 

これって病気なんでしょうか? 

放っておいても大丈夫なんでしょうか?

はたまた、この臭いはへそからでているのでしょうか?

それともへそのごまからでているのでしょうか?

 

 

 

 

 

へその臭いの原因

 

へそも皮膚の一部である以上、顔の皮膚と同じように

新陳代謝をしたり汗が出たりしています。

 

でもへそは顔の皮膚なんかと違って

内側に減っこんでいて(出ている人もいますが)シワだらけで

汗や新陳代謝ではがれ落ちた古い表皮が残りやすくなります。

 

それをエサにして雑菌が繁殖して臭いが出るわけです。

脇の汗の臭いと同じですね。

 

雑菌

 

汗はもともと無臭なんですが、脇の汗に皮脂や垢が混ざって

そこに雑菌が繁殖することで臭いが発生します。

 

汗や皮脂や雑菌はシャワーを浴びたり、お風呂に入れば流れてしまいますが

へそは凹んでいてシワがあるから流れにくく

いつまでも臭い続けるということになります。

 

どうせ臭うならラベンダーのような香りだと良かったのにね。

 

 

へそ 臭い

 

 

 

へそのごまの正体と臭いとの関係

 

それではへそのごまの正体は何かと言うと

おぞましいことに、垢や皮脂などの塊だそうです。

雑菌にとっては格好の住み家で、臭いが出るはずですね。

 

へそのごまは垢の塊なので、最初は白いんですが

長い時間そこにとどまっているうちにホコリと混ざって

黒くなっていくのだそうです。

 

そんなものを身体に付けていたなんてゾッとします。

 

小さいころ、「へそのごまを取ってはいけない」と言われていたので

へそのごまは何か役に立っているんだろうと思ってましたが

そんなことはなかったんですね。

 

「へそをいじってはいけない」と言うのはへその皮膚は薄く

下手にいじって傷がついてしまうとばい菌が入り

炎症を起こしてしまうからということだったんです。

 

ただ、へそのごまは基本的に無害なので

炎症があったり、患者さんから依頼があったなどの場合以外は

放置しているというお医者さんが7割もいたそうです。

 

 

へそが臭いのは病気の可能性も

 

へその臭いは雑菌が繁殖したためなのですが

そうでないこともたまににあるそうです。

 

◎臍炎(さいえん)

 

文字通り、臍(へそ)の部分の炎症です。

臍帯(さいたい へその緒)を切ったばかりの赤ちゃんに多いのですが

大人でも起こります。

 

へそを爪などで掻いてしまって傷つけてしまい

炎症を起こした状態です。

 

臭い匂いはそこから出るによるものです。

 

 

◎尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)

 

胎児のときには臍帯と膀胱をつなぐ尿膜管という管があり

通常は出生時になくなってしまいます。

 

ところがごくまれに完全になくならずに残ってしまい

そこに尿が滲みだしたりして炎症を起こす病気です。

 

この病気もが出るので臭いの原因になります。

フィギュアスケートの羽生結弦選手が手術したことでも

知られるようになった病気です。

 

出生時に尿膜管が残ってしまう人の割合は約2%とされ

その人達が全て尿膜管遺残症になるわけではありません。

 

 

このように臍炎も尿膜管遺残症も羅漢するのはごく僅かな人です。

それでもへそから膿が出ているような場合には

お医者さんに相談するべきでしょう。

 

 

 

へそのごまを上手に取るには

 

「へそのごまは基本的に無害」と言われても

自分のへそにごまがあれば

見た目も悪いですし取ってしまいたいですよね。

 

でも、へそのごまって指ではなかなか取りづらいですものです。

強引にやればへその皮膚を傷つけてしまいそうだし

どうしたら上手く取れるんでしょう?

 

へそのごまを取るには、お風呂あがりにオリーブオイルを使います。

 

お風呂に入るとへそのごまも水分を吸って柔らかくなります。

お風呂から出たあと、仰向けに寝てへそにオリーブオイルを垂らし

しばらく待つと、ふやけてさらに柔らかくなり取りやすくなります。

 

そこで綿棒を使ってそっと回しながら

綿の繊維にへそのごまを絡めるようにすると取れます。

 

 

オリーブオイルと綿棒

 

 

ベビーオイルでもいいという人もいますが

ベビーオイルの原料は石油系ですので

いくら安定していて酸化しにくと言われても抵抗感がありますよね。

 

 

 

まとめ

 

・へそが臭いのは汗や皮脂に雑菌が繁殖しているから

・へその臭いが膿が原因なら治療が必要

・へそのごまは古くなった垢や皮脂が固まったもので、雑菌もいて当然臭う

・へそのごまは基本的には無害

・へそのごまはお風呂あがりにオリーブオイルと綿棒を使うと取りやすい

 

 

へその臭いの原因が雑菌だったなんてちょっと驚きでしたね。

確かにお風呂に入ってもへその中までは洗うこともなく

不潔と言えば不潔にしてました。

 

今日からお風呂に入ったら

へそもちゃんと洗うようにしましょう。

ただし、ゴシゴシではなく優しくソフトにね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。