骨折したときにお酒は飲んでいい?早く治す食べ物はコレ!

骨折してしまいました。

今はギプスで固定し左手はあまり使えない状態です。

 

 

親指と人差し指がつかないので何かを握るということが上手くできず不便な毎日を送っています。

 

ところで、私はお酒はあまり強いほうではないんですけど、夕食のときにはたいてい毎日ワインを飲んでます。

骨折したときにはお酒を飲んではいけないと聞いたことがあるんですが、本当なんでしょうか?

また、不便な毎日から開放されるように早く骨折を治すためにはどんな食べ物があるんでしょうか?

 

 

 

骨折してもお酒は飲んでも大丈夫!

ネットで調べると、お酒を飲むとカルシウムが吸収されないとか利尿作用によってカルシウムが排出されてしまうから、骨折が完治するまでは飲酒は控えなければいけないという解説がたくさんあります。

でも、酒は百薬の長と言われていますよね。

それに身体を修復するために栄養を届けるのは血液であり、お酒を飲むと血行が促進されるのでかえっていいんじゃないかと思った私は、通院している整形外科医院の院長先生に聞いてみました。

すると、「適量ならまったく問題ありません」とのことでした。

(この先生は私のかってのテニス仲間であり、自宅に遊びに行ったこともあるわりと親しい先生です。)

私が骨折したのは舟状骨(じゅうじょうこつ)と言って、この部位の骨折は見つけにくく、しかも血管が少ない部位なので治りにくく、慎重に治療しなければならないそうです。

 

 

 

そんな慎重に治療しなければならない骨折なのに、先生がいい加減なことを言うはずはないですよね。

しかしこれはあくまでも適量ならという条件つきです。

酩酊するほどたくさんお酒を飲んでしまうと、ギプスをしていても勢いで無理な態勢を取ってしまったり、最悪の場合には転倒して患部にさらに負担をかけてしまうことにもなりかねません。

どれくらいが適量かといえば、一般的には体重が60~70kgの人を標準とすればビールなら中びん1本、日本酒なら1合、ワインなら小さめのグラス2杯程度と言われてますが、この量には個人差があります。

ほろ酔い気分くらいが適量だと思っていればいいでしょう。

 

骨折すると痛みがひどいため鎮痛剤を処方されることがあります。

肝臓はアルコールの解毒を優先的に行うので、お酒を飲むと薬の代謝は後回しになってしまって効き目が小さくなってしまいますし、薬が長いこと肝臓にとどまることで副作用の危険性も高まります。

骨折したときに薬を飲むときにはお酒は控えなければいけません。

 

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骨折を早く治すには?

骨折をしてしまうと患部が動かないように添え木やギプスなどで固定することが多く、そうなると日常生活が本当に不便になってしまい、何とか早く治ってほしいと思います。

骨はカルシウムでできているから、カルシウムを摂ればいいと思って牛乳をせっせと飲んだりします。

でも、折れた骨が修復されるのに必要なのはカルシウムだけではないんです。

 

たんぱく質

骨が折れるとそこにいきなり新しい骨が再生されるのではなく、まず最初に化骨(かこつ)というものができ、次にその化骨が通常の骨に置き換わって新しい骨が再生されていきます。

そしてその化骨はコラーゲンからできています。

コラーゲンはたんぱく質の一種であり、そのまま摂取してもアミノ酸に分解されてしまいますので、コラーゲンを摂るというよりたんぱく質を積極的に摂ると考えたほうがいいでしょう。

コラーゲンにはグリシンという非必須アミノ酸が3分の1も含まれていますので、グリシンを多く含むたんぱく質を摂取することが大切です。

グリシンを多く含むたんぱく質は

  • 豚ゼラチン
  • 牛・豚のひき肉
  • 鶏胸肉
  • 牛レバー
  • かつお
  • うなぎ
  • しらす干し  

など動物性のたんぱく質で、普段ちょっと気をつけるだけでたくさん食べられるものが多くあります。

 

 

ビタミンC

ビタミンCは体内でコラーゲンを生成するのを助けます。

ビタミンCといえばフルーツと野菜ですね。

  • アセロラ
  • 赤ピーマン
  • 黄ピーマン
  • パセリ
  • レモン
  • いちご  
  • モロヘイヤ  などにビタミンCは多く含まれています。

 

 

カルシウム

骨といえばやはりカルシウムを思い浮かべますよね。

そしてカルシウムを手軽にたくさん摂れる食品といえば牛乳ですが、牛乳よりもチーズやヨーグルトのほうがカルシウムはたくさん含まれていて、

  • 桜えび
  • プロセスチーズ
  • しらす干し
  • ひじき
  • 煮干し
  • パルメザンチーズ などに多く含まれています。

しらす干しやチーズは良質のたんぱく質ですのでおすすめです。

 

 

ビタミンK

ビタミンKにはカルシウムを骨に定着させる働きがあります。

ビタミンKを多く含む食品には

  • ひきわり納豆
  • パセリ
  • モロヘイヤ
  • 春菊  などがあります。

 

 

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。

ビタミンDは太陽の光を浴びていればある程度は作られますし、厚生労働省によると平均的な日本人の食生活ならビタミンDは足りているとのことです。

でも骨折したときにはより多くのビタミンDが必要になるでしょうし、自分の食生活が平均的なのか分かりませんから知っておいてもいいかもしれませんね。

ビタミンDを多く含む食品には

  • しらす干し
  • 丸干しイワシ
  • きくらげ
  • すじこ  などがあります。

たびたび登場するしらす干しは骨折したときには頼りになる食べ物ですね。

 

 

まとめ

 

骨折したときでも薬を飲んでいなければ適量のお酒は飲んでもOK

骨折を早く治すための栄養素

  • たんぱく質(コラーゲン)
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • ビタミンK
  • ビタミンD

 

私が骨折したのは、テニスでダブルスの試合をしていてこちら側のマッチポイント、相手が上げた中ロブを後ろにジャンプしてボレーしたあと着地に失敗し、そのまま後ろに尻もちをつきそうになりとっさに両手を後ろについたところ、全体重が両手首にのしかかり、左手首を骨折しました。

骨折をすると本当に不便です。

特にお風呂に入ったときにギプスを濡らさないようにするのに一苦労します。

骨折を早く治すための食べ物も分かったことだし、最近は値段が高くなってしまいましたが、こんなときだけはうなぎやしらす干しをたくさん食べて早くこの不便な生活から脱出したいものです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。