チアシードの効果って?副作用はあるの?

アメリカ発のスーパーフードとしてものすごい人気を集めているチアシード
チアというのは中南米原産のシソ科の一年草で
チアシードはそのチアの種子です。

原住民の間では「少しのチアシードと水でずっと走り続けられる」と
スーパーフードとして古くから食されていました。

チアシードにはコレステロールや中性脂肪の値を下げ
動脈硬化や高血圧の予防などに効果があると言われている
オメガ3脂肪酸が豊富に含まれていることが分かり
商業的に栽培されるようになりました。

モデルやタレントがこぞって食べているというチアシードには
いったいどんな効果があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

チアシードの効果

 

チアシードの特筆すべき効果は健康効果と美容効果です。

大さじ1杯分のチアシード(約10g)の栄養素は下記のようになっています。

  • タンパク質・・・1.6g
  • 食物繊維・・・3.4g
  • カルシウム・・・63mg
  • マグネシウム・・・34mg
  • 鉄分・・・0.77mg
  • 亜鉛・・・0.46g
  • オメガ3脂肪酸・・・1.78g
  • エネルギー・・・57kcal   

 

その他にもカリウムや各種ビタミン、
人体で合成できない必須アミノ酸9種類のうち
8種類のアミノ酸も含んでいます。

 

健康効果

チアシード10gのなかにはオメガ3脂肪酸が1.79gも含まれています。
厚生労働省によると、一日の摂取量の目安は2gとされているので
これだけで9割方のオメガ3脂肪酸が摂れることになります。

オメガ3脂肪酸はアジなどの青魚に多く含まれていますが
2gはアジの開きだと3~4枚に相当する量です。
チアシードがいかに多くのオメガ3脂肪酸を含有しているか分かりますね。

 

オメガ3脂肪酸の期待される健康効果

  • コレステロール低下
  • 中性脂肪低下
  • 高血圧の予防
  • 脳卒中・心筋梗塞の予防
  • 認知症・アルツハイマーの予防と改善
  • うつの改善   など

 

まだまだ書ききれないほどたくさんあります。

 

 

 

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美容効果

タンパク質を構成するアミノ酸は20種類ありますが
そのなかで人体では合成できない必須アミノ酸が9種類あります。

アミノ酸が不足すると皮膚の再生が阻害され、肌の老化が進んでしまいます。
チアシードには9種類のうち8種類の必須アミノ酸が含まれていて
美肌効果が優れていると言われています。

また、チアシードには食物繊維が多く含まれていて
10gのチアシードに含まれる食物繊維の量はレタス300gにも相当し
便秘の解消に効果が期待できます。

そして、チアシードは水に浸すと10倍以上に膨れ上がるので
食べたあとはお腹がいっぱいになります。

さらに、食物繊維が多いのでゆっくりと消化され
満腹感が持続して食べ過ぎを防げます。
このため、ダイエットのサポートフーズとしても食べられています。

 

チアシードの美容効果

  • 美肌効果
  • 便秘の解消
  • ダイエット効果

 

美肌

 

 

チアシードの副作用

 

健康と美容に大きな効果が期待できるチアシードですが
副作用はあるのでしょうか?

チアシードはゴマと同じように自然食品なので副作用はありません。
ただ、そのまま食べるのは発芽ホルモンに毒性があるので危険だそうです。

このホルモンは玄米などの種ものには必ず含まれていて
人体の細胞でエネルギーを作っているミトコンドリアに悪影響を与え
低体温、がん、不妊、免疫低下などを引き起こすそうです。

この毒性を無力化するのは簡単で
煎るか十分(12時間程度)に水に浸すかするだけです。

チアシードは通常、水に浸して膨張させてから食べるので
無毒化されたものを食べることになります。

長時間水に浸すことによる雑菌の繁殖が心配なら
冷蔵庫で膨張させる方法もあります。
この場合には水に浸す時間はもっと長く(1.5~2倍)なります。

 

また、現代ではすべての食品がアレルゲンになり得るということです。
チアシードを食べてアレルギー症状を起こす人がいるかもしれません。
お米でもアレルギーになる人もいますからね。

なので、アレルギー体質の方は少量から始めたほうがいいかもしれません。

 

 

まとめ

 

チアシードは中南米原産のチアという植物の種(たね)

チアシードはオメガ3脂肪酸や食物繊維、カルシウムなどの栄養が豊富

チアシードは健康効果と美容効果に優れている

チアシードをそのまま食べるのは危険・・・水に十分浸してから食べる

 

チアシードはほとんど無味なので
水に浸して膨張させたら、ヨーグルトやスムージーに入れたり
ドレッシングに入れたりと使い方はたくさんあります。

オメガ3脂肪酸はイワシやアジなどの青魚に含まれていますが
わずか大さじ1杯で一日に必要な量のほとんどがまかなえてしまうんですから
魚離れが進んでいる子供にピッタリですね。

ただ、どんなに優れた食材でも過剰摂取は危険です。
チアシードを食べ過ぎて健康被害にあったという報告はまだないようですが
いろんな食材をバランスよく食べる食生活が大切です。

奇跡の植物タンパク質と言われているチアシードを食事に取り入れて
健康的な生活習慣を身につけましょう。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。