2013年に世に出てから様々な機能が追加されて多くの機種が市場に出回り、市民権を得たと言ってもいい存在となったスマートウォッチ。
時計としての機能はもちろん、血圧や心拍数、血中酸素濃度の測定、スマホと連携させてメールやLINEの通知受信、スマホでの音楽再生の操作もできるなど、まさにスーパーなウェアラブル端末です。
でも、スマートウォッチの裏側から出る緑の光は安全なのかと心配されている方もいます。
ここではそんな問題ついて私の体験を解説します。
スマートウォッチの緑の光は安全か?
結論から言うと、スマートウォッチの緑の光は安全とは言い切れません。
下の画像をご覧ください。
(私の左腕上部です。きれいじゃなくてすみません。)
手首のところに赤く変化しているところがあるのが分かると思います(赤い丸で囲んだ部分)。
この位置はちょうどスマートウォッチ裏側の緑の光が出るところに当たり、画像では分かりませんが、赤い部分は皮がむけてしまっています。
赤い部分のなかのポツッと出ているところは、押すと少し痛かったです。
やけどを負ったときほどの痛さはありませんが、この皮膚が炎症を起こしたようになった原因はスマートウォッチの緑の光しか考えられません。
私の体調が悪かったために皮膚に炎症が起きたとしても、それでも皮膚の炎症など起こしてはいけませんよね。
最初に「安全とは言い切れない」と書いたのは、実は私がスマートウォッチを使うのは2台めで、メーカー名を記載することはできませんが、2台ともネットショップで購入したもので、そこそこ名の知れたメーカーのものです。
1年近く使った1台めではこのようなことは起きず、すべてのスマートウォッチが安全でないかどうかは分からないという意味です(2台めを使い始めて8ヶ月くらいで炎症になりました)。
スマートウォッチの緑の光の正体は?
それではスマートウォッチの裏側から出る緑の光っていったい何なのでしょう?
あの光は可視光線に分類される電磁波の一種だとのことです。
電磁波にもいろんな種類があって、周波数の低いものから超低周波、電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、γ(ガンマ)線というように分けられています。
紫外線は皮膚がんや白内障などの原因にもなるので危険だけど、可視光線なら大丈夫じゃないの?と考えがちですね。
でもアーク溶接などの溶接作業のときに出る青色の光(ブルーライト)、これも可視光線なんですけど遮光保護具を使わずにこのブルーライトを見ると網膜に炎症が起きます。
ブルーライトの波長は約380nm~530nm(ナノメートル)で、スマートウォッチの緑の光の波長は約495nm~570nmと似たような範囲にあります。
可視光線だから問題がないとはあながち言えませんね。
まとめ
私の体験上、スマートウォッチの裏側から出る緑の光は安全だとは言い切れません。
皮膚炎などの健康障害はスマートウォッチの機種や使用しているときの体調にもよるかもしれませんが、使用していてもしその部分に異常が現れたらすぐに使用をやめたほうが賢明です。
私も皮膚に異常を発見したとき、すぐに以前に使っていた腕時計に戻しました。
私は面倒くさがり屋なので、時刻合わせや電池交換が必要のないソーラー電波時計を使っていました。
根っからの面倒くさがり屋、血圧や心拍数、歩いた歩数までわかるなんて、と充電は必要なものの1週間に一回くらいだからいいかと納得してスマートウォッチを購入しました。
1台めは問題なく使えていたものの表示部分を傷つけてしまったので、さらに機能が多い2台めを購入。
2台めも最初は良かったものの、上に書いたようにしばらくして手首に炎症が起きてしまったため、元のソーラー電波時計に戻しました。
今後も緑の光が絶対に安全だと保証されない限り、私がスマートウォッチを利用することはないでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。