香典に新札はダメ? 知っておきたい香典のマナー

 

私の奥さんの父母には兄弟が多く

親戚が実にたくさんあります。

どっち方の親戚か間違えるほどです。

 

最近おじやおばも高齢になってきて一人、また一人と亡くなり

葬儀に参列することが増えてきました。

 

そんなときに困ったのがお札の向きなどの

香典についてのマナーでした。

 

私も奥さんも実の父母は亡くなっていますが

どんなふうに香典をもらっていたのか記憶もなく

いろいろ調べながら香典を渡しました。

 

今回は香典について私が調べたマナーについてご紹介します。

 

香典

 

 

 

香典袋には新札を入れてはいけない

 

香典は仏式の葬儀で亡くなった方の霊前に供える金品のことです。

葬儀に参列できない方はお通夜のときに渡すこともあります。

 

急な不幸に遭遇した家族への支援の意味もあり

古くは僧侶や葬儀参列者の食事のために

食料が供されていました。

 

それがいつしか金銭に変わったのが香典です。

 

現代のようにコンビニなどのATMで新札(使われてないお札)が

比較的手に入れやすい時代と違って

昔は新札を手に入れるには銀行や郵便局に行かなければなりませんでした。

 

だから、香典に新札を使うのはあらかじめ用意しておいた

つまり、故人が亡くなるのを待っていたかのように思われ

マナーに反することになるため旧札を使います。

 

手元に新札しかないときには

お札に折り目をつけ、新札ではないように見せかけて

香典袋に入れるようにします。

 

結婚式などのお祝い事には新札を使うのがマナーですが

香典には新札を用意しなくていいということなので

少しだけ気が楽ですね。

 

 

香典袋の表書き

 

「御霊前」か「御仏前」か?

 

近頃はコンビニなどで「ご霊前」や「御佛前」と書かれた香典袋が売ってますね。

あれはどちらを使ってもいいのでしょうか?

 

仏教の世界では、故人は四十九日を過ぎるまでは仏様にはなっていません。

だから葬儀のときには「御霊前」

四十九日以後の法要のときは「御佛前」と書かれたものを用います。

 

ただ、浄土真宗では故人は死んだらすぐに仏様になるという考えなので

葬儀のときでも「御佛前」と書かれたものを用います。

 

 

薄墨か濃い墨か?

 

香典袋に名前を書くときには

「故人を偲んで涙で墨が薄くなった」と

薄墨で書くのがいいということを聞きます。

 

でも販売されている香典袋に印刷されている文字は濃いので

名前が薄い字だとバランスが悪くなります。

 

それに濃い墨には

「個人のことを思ってていねいに墨をすった」という意味もあります。

 

なので香典袋に名前を書くときは

薄墨でも濃墨でもどちらでも良いということです。

 

ただ、サインペンなどの文字は

香典袋に印刷されている文字とアンバランスなので

毛筆で書くようにしましょう。

 

 

 

 

 

中袋は必要か?

 

市販の香典袋を購入すると中袋が付いているものがありますね。

この中袋って使わなければならないものなのでしょうか?

 

中袋には金額や住所・氏名を書きますが

「香典袋に金額を書くと分かってしまって失礼」

ということがあるため、中袋を使うとされています。

 

しかし逆に、中袋は「不幸が重なる」から縁起が悪い、

「受付で金額を確認するのに面倒」とも言われます。

 

マナー本を読むと、中袋はあって当然のように書いてありますが

絶対に使わなければならないということではなさそうです。

 

私も葬儀の受付で会計を何度かしましたが

中袋はあったりなかったりでした。

ただ、金額が大きいときはほとんど中袋が使われていました。

だいたい三万円以上くらいのときだったでしょうか。

 

中袋の有無が気になるのは葬儀の受付の人だけなので

中袋についてはそんなに悩まなくてもいいでしょう。

 

中袋を使うときには集計しやすいように

名前や金額を中袋と外袋の両方に記入するようにしましょう。

 

 

お札の入れ方

 

香典袋、あるいは中袋にお札を入れるときには

表(人物が描いてあるほう)裏側にして

描いてある顔が下になるように入れます。

(二千円札は守礼門が描かれているほうが表)

 

↓こんな感じですね。

香典

 

これは「悲しくて顔を向けられない」という意味と

香典袋や中袋を裏返して中身を確認するとき

漢数字で金額が確認できるからです。

 

 

 

香典袋や中袋に何を書くか?

 

マナー本には香典袋や中袋には、金額・住所・氏名を書くとあります。

確かに葬儀が終わったあと、故人の会社関係の人からの香典だと

「これ誰だっけ?」となることもあり、住所や間柄が書いてあると便利です。

 

でも、親族や町内の人まで住所を書く必要はないでしょう。

書いているときに間違ってしまうと書き直しになってしまうので

書く文字はできるだけ少ないほうがいいですからね。

 

文字に自信を持っている人なら別ですが・・・。

 

 

まとめ

 

・香典袋には新札は入れない

・四十九日までは「ご霊前」 それ以降は「御仏前」とする (浄土真宗は常に「御仏前」)

・文字を書くときは薄墨でも濃い墨でもどちらを使っても良い

・中袋の使用は金額によって考慮する程度で、こだわらなくて良い

・お札は裏返して人物が下にくるようにして入れる

 

知人や親族の訃報は突然知らされることもあります。

香典もちゃんとマナーを守って出したいものです。

 

ここに書いたことはあくまでも一般的なものです。

住んでいる地域によっては違う作法があることもあります。

その場合にはその作法に従ったほうがいいでしょう。

 

ですが故人が遠方に住んでいたときなど

その地方の作法がよく分からないときは

ここに書いたマナーで失礼にはあたらないと思います。

 

葬儀に参列したら、故人を偲び、ご冥福をお祈りしましょう。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。