先日、長野県に桃狩りに行ってきました。
ハウスに到着し、従業員さんの車の先導で
桃の林に向かいちょっと説明を聞いて、さっそく桃を収穫しました。
でも照りつける夏の太陽の下
あまりの暑さで桃の林にいたのは15分くらいで
早々にハウスに戻って桃の食べ放題を楽しみました。
ハウスに戻ると従業員さんが「桃の毛で痒くなることもあるので
表の水道で洗って毛を取ってください」と説明してました。
そのときは早く食べたい一心で何も思わなかったのですが
食べ放題の桃を6個も食べて落ち着いたら
「えっ、桃の毛で痒くなる?それってアレルギーじゃん」と思いました。
こんな美味しい桃を触っただけで痒くなるなんてかわいそう
ひょっとしたら桃も食べられない人もいるのかな?
なんて不思議に思い、桃アレルギーについて調べてみました。
桃アレルギーでも食べられるレシピも紹介してます。
桃アレルギーの症状
食物アレルギーではそばや小麦が有名なんですが
実は果物も食物アレルギーの原因の約6%を占めているそうです。
どんな食べ物でもアレルギーを引き起こす可能性があり
桃と言えども例外ではないということです。
桃の毛でのアレルギー
桃の毛には細かいうぶ毛のようなものがびっしり生えてますね。
あれは水を弾いて桃が腐るのを防いだり
小さな虫から守ったりするために生えています。
しかし非常に細いため皮膚に刺さりやすく
その刺さったところが痒くなる人もいるようです。
私は桃狩りをしたときにも何ともなかったのですが
人によっては我慢できないほど痒く
赤い斑点状になる人もいるそうです。
桃の毛のアレルギーの人は
ゴム手袋をして桃に触るようにすると予防できます。
(桃の毛アレルギーでも桃を食べられる人もたくさんいます。)
桃を食べたときのアレルギー
未調理の果物や生野菜などを食べたときに現れるアレルギーは
口腔アレルギー症候群と呼ばれていて
次のような症状があります。
・喉の奥がイガイガする
・舌や唇が痒くなったり腫れたりする
・不味く感じる
・呼吸が苦しくなる
口腔アレルギー症候群の原因と見られている糖タンパクは
消化酵素に弱く、胃に入ってしまうと分解され
アレルギーの進行は収まるそうで、全身に症状が広がることは少ないそうです。
しかしアレルギー症状が重い人は稀に
呼吸困難やアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
驚いたことに果物アレルギーは花粉症と関連があるそうです。
それは花粉症を起こすアレルゲンと
果物が持つアレルゲンの種類が共通しているからだそうです。
私も実は花粉症なんですが果物アレルギーは出ません。
花粉症の人が全員果物アレルギーだということではなさそうですね。
桃アレルギーの人が桃を食べるには
果物は生で、というのが一般的なんですが
アレルギーが出てしまうのなら諦めなければなりません。
それでもどうしても食べたいのなら加熱すれば食べられます。
アレルギーの原因と見られている糖タンパクは
熱で分解されやすいからです。
ここでは桃をなるべく元のまま食べられるレシピを紹介します。
桃のコンポート(桃を煮たデザート)
果物アレルギーはある日突然に発症します。
それまで食べていたものが食べられなくなるなんて悲しすぎます。
そんなときには加熱調理して果物の美味しさを楽しみましょう。
材料
桃:1個
レモン汁:半個分
水:1カップ
白ワイン:1カップ
作り方
① 桃は皮付きのまま縦に4等分し、種の部分を取る。
② 材料をすべて鍋に入れ桃の皮を下にして、弱火でゆっくり煮る。
③ 沸騰したら桃を裏返して5分ほど煮る。
④ 火を止め、粗熱が取れたら桃の皮をむく。
⑤ タッパなどに移して冷蔵庫に入れ、冷えたら食べる。
冷えた桃そのものに近い味が楽しめますが
甘いのがお好きなら砂糖を入れてもオーケーです。
でもアレルギー症状が重大な方は
絶対大丈夫とは言えませんので
十分に注意して下さい。
また、気をつけなければならないのは缶詰です。
缶詰は加熱してあるから大丈夫と思いがちですが
果物の場合、加熱してないものも多いからです。
まとめ
桃の毛のアレルギーは、皮膚が痒くなったり、赤く斑点状になることもある
桃を食べたときのアレルギーは口腔アレルギー症候群で、範囲が口腔だけのことが多い
その症状は、喉の奥がイガイガする、舌や唇がしびれたり腫れたりするなど
重症の場合は呼吸困難に陥ることも
桃アレルギーでも加熱調理すれば食べられる
桃は初夏の味覚の代表選手です。
とってもみずみずしくて美味しい桃を
アレルギーで食べられない人もたくさんいることを知って驚きました。
アレルギーはいつ発症するか分かりません。
そうならないためにも健康的な生活習慣を身につけようと思う
今日このごろです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。