青空を見ると心が安らぐの3つの理由!

憂鬱な気分のとき、青空を見るとその憂鬱さが少し薄くなりますね。

青空を見るとどうして心が安らぐのでしょうか。

今回はそんなところをみてみたいと思います。

 

光は安全な生活に必要不可欠だった

その昔、人間は強い腕力も速く走れる脚力もなく、弱肉強食のシステムに組み込まれた弱い動物のひとつに過ぎませんでした。

火を使うようになる以前の人類は、物を見ることができる昼間はまだしも、夜は一番明るくても月明かりほどの暗さ、暗ければ何も見えない闇の中で暮らさなければなりませんでした。

そんなときに一番気をつけなければいけないのが夜行性の肉食獣の餌食になってしまうことで、油断していると大怪我するか命を落としてしまいます。

太陽の光が届く昼間は、その危険性が大幅に薄れる安心できるときだったんです。

つまり、光は人間にとって生命の危機を回避することができる重要なものだったわけです。

そして、光が地上に一番多く届くのは晴れた青空のとき。

だからその名残りで今でも人間は青空を見ると何故か安心できるのです。

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青という色の効果

色には様々な効果があるとされていますが、青色にはどんな効果があるんでしょうか。

リラックス効果

青色だけではなく寒色系の色には副交感神経を活発にする働きがあると言われています。

副交感神経は主に寝ているときに活発に働き、体や心を休ませてエネルギーを回復されるように働きかける役目を持っています。

緊張をほぐしてリラックスさせてくれるのが副交感神経の役目です。

逆に昼間に活発になるのが交感神経で、ストレスを感じたり運動したりする際に働きます。

忙しい昼間でも青色のような寒色系の色を見ると、リラックス効果を感じてほっとできるのです。

見えなくてもバイタルにも影響する

被験者に目隠しをして、壁や床、カーテンまですべて赤で統一された部屋と、青で統一された部屋に順番に入ってもらって直後にバイタル(体温、心拍数、血圧など)を測定するという実験が行われました。

すると、赤い部屋に入ったあとは心拍数は増加、体温・血圧ともに上昇、逆に青い部屋に入ったあとは心拍数は減少、体温・血圧は下がったという結果になりました。(引用:http://www.jaw.or.jp/anzen/letter/no_40.htm)

心拍数が減り、体温と血圧が下がるということは落ち着いている状態といえます。

青色には体感的に心を落ち着かせる働きがあるということなのでしょう。

青空を見ると気分転換になる

忙しい毎日を過ごしていると、目の前にあるいろんなことの処理で頭の中が煮詰まってしまって余裕がなくなり、ついつい視線も下向きになりがちですね。

そんなときにすっきりと晴れわたった青空を見ると、頭の中まですっきりするようで「よし!やるぞ」と新たなファイトが湧いてきて余裕を取り戻すことができます。

青空を見ることは簡単で特上の気分転換になるんです。

神様は粋なはからいをしてくれたものです。

終わりに

青空は心を癒やしてくれるんですが、星空も青空とは少し違う趣きがあります。

満天の星を頂く光の海を眺めていると、いやでも宇宙の広大さを感じて自分が抱えている悩みなんてどうでもいいように思えてきます。

私は、晴れていればほぼ毎日寝る前に星を眺めに外に出ます。

ときどきベンチに寝転がって双眼鏡で星を眺めたりします。

昼も夜もずっと晴れてくれないかなぁとも思ったりしますが、雨が降らないと生きていけないのですからしょうがないですね。

それにいつもいい天気じゃないからこそ、青空や星空の素晴らしさがより分かるんでしょう。

つぎに来る青空と星空を待ちましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。