富山県の八尾(やつお)と言えば、おわら風の盆が有名なんですけど、八尾の各町が持っている6基の絢爛豪華な山車を曳き回す八尾曳山祭も見応えたっぷりのお祭りです。
北陸地方の技術の粋を集めて製作された精緻な山車は、夜になると飾りを取り外し提灯を取り付けて提灯山車となり、闇をうっすらと照らしながら巡行していきます。
今回は、八尾曳山祭2018の日程やアクセス、交通規制などの情報をご紹介します。
八尾曳山祭2018 開催情報
- 会場:八尾町中心市街地
- 開催日:2018年5月3日(木・祝)(雨天中止)
- 開催時間:8:00~未明にかけて
- 曳山曳出し:9:30(於:聞名寺)
- 提灯山曳出し:19:30(於:十三石橋)
- 雨天中止
- 問合せ先:越中八尾観光協会
- 電話:076-454-5138
↓曳き出しスタート 聞名寺(もんみょうじ)の地図
八尾曳山祭の曳山運行のコースは、東上がりと西上がりという二つのコースを一年おきに交代で使い、今年は東上がりのコースになります ↓。
(引用:http://www.yatsuo.net/kankou/news/event/post_52.html)
八尾曳山祭へのアクセス
電車を利用する場合
JR高山本線・越中八尾駅より八尾まちめぐりバス(左廻りルート)に乗車、町民広場バス停で下車。
- 料金:大人:200円 小中学生:100円 未就学児:無料
- 聞名寺までは徒歩約10分
(JR越中八尾駅から歩いても15分ほどです。)
車を利用する場合
北陸自動車・富山ICより国道41号線経由で約22分。
北陸自動車道・富山西ICより一般道路経由で約22分。
駐車場
曳山曳出しのスタートとなる聞名寺には5台分の駐車場しかありませんので、付近の町営施設の駐車場が無料で用意されます。
- 八尾町町民ひろば 聞名寺までは徒歩約10分
- 八尾行政サービスセンター 聞名寺までは徒歩約16分
八尾曳山祭には祭日ということもあって、たくさんの人が訪れます。
公営施設の駐車場もいっぱいになることが予想されますが、近くにコインパーキングはほとんどありません。
また、ホームセンターなどの駐車場を利用するにしても、すぐ近くにないのでけっこう歩かなければなりません。
ですから、八尾曳山祭に車で行くには富山駅か西富山駅周辺に車を停めて、そこから電車で越中八尾駅に向かうほうがいいかもしれませんね。
(富山駅周辺の駐車場はコチラ)
(西富山駅周辺のの駐車場はコチラ)
交通規制
曳山祭当日の5月3日はもちろん、2日前の5月1日も調曳きという曳山を組み立てて、どこか不具合や傷んだところがないか曳いて確かめる行事が有るので、曳山のコースとそこに入る道路は交通規制が敷かれます。
- 5月1日(火)9:00~17:00
- 5月3日(祝)6:00~23:00(一部区間は24:00まで)
彫刻の飾りがない曳山を見たい方で日程に余裕のある方は、5月1日の朝に各町の公民館に行けば見られますよ。
曳山展示館(越中八尾観光会館)に展示してある曳山も、同じ日に外に出して解体して調べるところが見られます。
八尾提灯山
豪華絢爛な飾りをつけた曳山も見事なものなんですけど、夜の曳山がまた幻想的で見ごたえたっぷりです。
午前9時30分に聞名寺の門前を出発した6基の曳山は、町内をぐるっと回って午後5時頃に十三石橋に着きます。
そして、美しい装飾などの飾りを取り外し、曳山の前後左右にびっしりと提灯を吊り下げた提灯山となり、午後7時半に提灯に火が入れられ曳き出されます。
飾りを取り外すのは、万が一ロウソクの火が提灯に燃え移ったときに、その炎から飾りを守るためのようです。
十三石橋をスタートした提灯山は、八尾八幡社に参拝して角回しを披露し、その後は各町に帰っていきます。
この八尾八幡社での角回しが八尾提灯山の一番の見どころで、ギシギシと提灯山が悲鳴をあげているようです。
曳き手と押し手が呼吸を合わせて一気に提灯山の向きを変える姿は迫力満点で、沿道の人達から大きな拍手が起こります。
十三石橋での飾りの取り外しから八尾八幡社での角回しまではぜひ見ておきたい光景です。
最後に
八尾町と言えば、おわら風の盆が有名なんですが、それ以外にも素晴らしい曳山が登場するお祭りもあったんですね。
人口2万人余りの小さな町に、これほどのお祭りが二つもあるなんで驚きです。
八尾曳山祭の曳山行事は、ユネスコの無形文化遺産に登録された33件の日本の「山・鉾・屋台行事」の中には入っていませんが、それらと肩を並べるほどの屋台行事です。
今年のゴールデンウィークは八尾曳山祭の見物からスタートしてみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。