日本人は昔から「風邪は万病のもと」と言って
風邪にはかなり神経質になってました。
風邪を引くと体力が落ちて他の病気にもかかりやすくなるからですね。
統計によると日本人は重い軽いは別として
平均すると一年に4回も風邪を引いているとのことです。
けっこう多いと思いませんか?
これだけ多いと他の病原菌にもつけこまれやすそうです。
風邪をひいてお医者さんに行くと
「栄養のあるものを食べてしっかり休みなさい」と言われます。
でも、「栄養のあるもの」っていったいどんな食べ物なんでしょう?
今回は風邪を引いたときに摂るといい食べ物についてまとめました。
風邪に良い食べ物
人の身体は食べたものでできています。
だから、免疫力が上がる食べ物や
身体が温まるものを食べることで風邪も良くなります。
免疫力が上がる栄養素には
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
などのビタミン類があります。
身体を温めてくれる代表的なものにはショウガがあります。
それぞれについて見てみましょう。
うなぎ
うなぎにはビタミンAとビタミンEが豊富に含まれていて
「疲れた身体にはうなぎ」というのはもう常識になってますね。
近年は稚魚が少なく高級魚になってしまいましたが
風邪を引いたときくらいプチ贅沢をしてもいいですよね。
レバー
レバーにはビタミンAが必要以上に含まれています。
一番多く含まれているのが豚のレバーで
一番少ないのは牛のレバーです。
ビタミンAを過剰に摂取すると嘔吐や頭痛など
副作用が出ることがありますが
風邪を引いたときだけとかなら問題はありません。
免疫力を高めるとされているアリシンという物質を多く含むニラを使った
レバニラ炒めは風邪のときにはぴったりの料理です。
緑黄色野菜
緑黄色野菜は体内にビタミンAに変化するβカロテンを多く含む野菜の総称です。
馴染みがあるものとしては
- アスパラガス
- トマト
- にんじん
- ピーマン
- ほうれん草
- かぼちゃ
などがあります。
なかでも、赤ピーマンや黄ピーマンにはビタミンCもたくさん含まれています。
野菜の中では単位重量あたりの含有量が一番多く
食べられる量も多いので風邪のときのビタミンCの補給には最適です。
アセロラ
フルーツでビタミンCが多いものと言えばレモンを思い出します。
あの酸っぱい味がそう印象付けてるんでしょうが
実はレモンのビタミンC含有量はそんなに多くありません。
フルーツの中でビタミンC含有量が一番多いのはアセロラです。
その量はなんとレモンの30倍以上です。
アセロラの実を入手するのは難しくても最近はジュースもあります。
果汁10%のジュースでもレモンの3倍ものビタミンCが摂れます。
しょうが
しょうがにはショウガオールという身体を温めてくれる成分があり
血行を良くすることで体温を高めます。
さらにジンゲロールという成分も含まれています。
ジンゲロールには白血球を増やす働きがあり
白血球が増えることで免疫力が高まります。
風邪の時に身体を温めるのにお風呂に入ってもいいかどうかは
こちらを参照 ↓ ↓ ↓
風邪でも風呂に入っていいって本当?熱があるときはどう?
身体を温める食べ物
食べ物には身体を温める「陽性」の食べ物と
体を冷やす「陰性」の食べ物があることを知ってましたか?
人の身体は体温が上がると免疫力も上がるので
風邪のときには陽性の食べ物を食べると治りが早くなります。
身体を温める食べ物
- だいこん
- ごぼう
- 白菜
- 赤ピーマン
- ブロッコリー
- にんじん など
身体を冷やす食べ物
- きゅうり
- なす
- トマト
- セロリ
- もやし
- おくら など
いちいち覚えるのは難しいんですが、冬が旬の野菜は身体を温め
夏が旬の野菜は身体を冷やすと覚えておけばいいでしょう。
また、地下で生育する根菜類も身体を温めます。
紅茶や烏龍茶は身体を温めますが
緑茶やコーヒーは身体を冷やします。
ビールやウイスキーも身体を冷やすので
アルコールを飲むなら日本酒やワインにしましょう。
まとめ
風邪を引いたときに食べ物で注意することは
- 免疫力が上がる食べ物
- 身体を温める食べ物 この2点です。
人の身体には自己免疫機能が備わっているので
食事に気をつけ、免疫力を上げて風邪に打ち勝ちましょう。
もちろん食事に気をつけるだけでなく
暖かい格好をしてぐっすり眠ることも大切です。
「栄養のあるものを食べてしっかり休む」ということですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。