一年のうち平均4回くらい引くと言われている風邪。
風邪のタイプによって喉が痛くなったり、頭痛がしたりと
いろんなところに症状が現れてきます。
「風邪は鼻から来る」という人も多いんではないでしょうか?
まず鼻水やくしゃみが出はじめ、次に鼻がつまり、ひどくなると
頭がボーッとしてくる、そんな症状の出方ではないかと思います。
いわゆる鼻風邪というものですね。
家の中でなら鼻をかんでもくしゃみをしてもどうってことないのですが
人前で「チーン」とやるのは恥ずかしいですよね。
くしゃみは鼻をつまめば止まるんだけど、鼻水はそうはいきません。
それにティッシュがないときは大変です。
ハンカチで鼻をかむわけにもいなかいですしね。
鼻風邪に限らず風邪は早く治したいもの。
今回は鼻風邪を早く治す方法と、鼻水を止める方法をご紹介します。
鼻風邪の治し方
鼻水が出るのは、鼻に侵入してきた風邪のウイルスを
鼻水とともに体外へ排出しようとする自己防御反応です。
ですから鼻水は風邪の初期症状だと言えます。
この時期に風邪を治してしまわないと
さらに重症化して発熱などが引き起こされてしまいます。
ところで、インフルエンザにはワクチン(抗ウイルス剤)がありますが
風邪にはありませんね。
それは風邪のウイルスを殺菌する薬が開発されていないからです。
従って風邪のウイルスには自分の免疫力で戦うしかありません。
そこで、ここでは身体の免疫力を上げる方法をご紹介します。
体温を上げる
免疫力を上げる一番手っ取り早いのは体温を上げることです。
体温が1℃上がると免疫力は5倍にも高まるそうです。
鼻風邪を引いたときに手軽に体温を上げる方法は
- お風呂に入る
- 身体が温まるものを食べる
この2点です。
お風呂に入る
昔は風邪の時にお風呂に入るのは厳禁でした。
でも、今は熱がないときにはお風呂に入って身体を温め
冷やさないようにして寝るのがいいとされています。
鼻風邪の段階ならお風呂に入っても問題はないので
お風呂を有効に利用しましょう。
できるなら、一回と言わず複数回入ると効果が増します。
熱いお湯では体力を消耗しますし、ゆっくり浸かっていられないので
温めのお湯にじっくりと浸かることがポイントです。
シャワーだけですまさずに、ちゃんと湯船に浸かりましょう。
(参考:風邪でも風呂に入ってもいいって本当?熱があるときはどう?)
身体が温まるものを食べる
「秋ナスは嫁に食わすな」って言いますね。
これはナスが身体を冷やす食べ物だからです。
逆に身体を温めてくれる食べ物もあります。
身体を温めてくれる食べ物
- しょうが
- ねぎ
- 唐辛子
- かぼちゃ
- たまねぎ
- だいこん
- 豆類 など
これらの野菜も生のままでは身体を冷やす食べ物なので
一度火を通してから食べることで身体が温まります。
漬け物は要注意ですね。
逆に体を冷やす食べ物もたくさんあるので
風邪を引いたときにはなるべく避けたほうがいいですね。
身体を冷やす食べ物
- なす
- トマト
- レタス
- ほうれんそう
- セロリ など
寒い時に旬が訪れる野菜が身体を温めてくれる野菜です。
また、暑い地方の食べ物は身体を冷やすと言われています。
カレーなんかは要注意ですね。
(参考:風邪の治し方!食べ物は何がいい?)
風邪がひどくなると喉が痛くなったり、熱が出たりして
食事が食べられなくなってしまうこともあります。
鼻風邪のうちに身体が温まるものをたくさん食べて免疫力を上げましょう。
鼻水を早く止める方法
身体の免疫力を上げても鼻水がすぐに止まるわけではありません。
そこで、即効性のある鼻水の止め方をご紹介します。
鼻を温める
お風呂に入っているときは鼻水も出ないし鼻も詰まりませんね。
それは温められたことで鼻の周りの血行が良くなったからです。
なので、鼻の周りを温めれば鼻トラブルに効果があります。
ドライヤーで温める
鼻の周りを温める一番手っ取り早い方法はドライヤーを使うことです。
ドライヤーが近すぎるとヤケドをしてしまうので
少し離れたところから温風を当てるようにします。
蒸しタオルを使う
蒸しタオルで口と鼻の周りを押さえるのも効果的です。
乾燥すると鼻水が出やすくなりますが
蒸しタオルを使うと温かい湯気が鼻に入り、より効果が期待できます。
蒸しタオルは熱湯をタオルにかけて冷ましてから絞ったり
水を含ませたタオルを電子レンジでチンして作ります。
ツボ押し
中国四千年の知恵は身体中のあらゆるツボを見いだし
その中には鼻トラブルに有効なツボもあります。
今回はいくつかあるツボのうち、迎香(げいこう)と呼ばれるツボと
上星(じょうせい)というツボのツボ押しの動画をご紹介します。
迎香↓ ↓ ↓
上星↓ ↓ ↓
舌を使った驚きの方法
これまでの方法は何となく納得できるものでしたが
今度は「そんな方法で鼻水が止まるの?」という驚きの方法です。
多少時間はかかりますが効果はあります。
- 舌で上あごを押す
- そのあと眉間を押さえる
- この動作を20回ほど繰り返す
これもツボ押しの一種らしいんですが
口の中にもツボがあるんでしょうか?
まとめ
熱も咳も出ないのに、鼻水だけ出るのって軽視しがちですね。
特に最初のころはサラサラと透明な鼻水なので「イヤだな~」と思う程度です。
ですが放置しておくと、だんだんと粘っこく白っぽい鼻水になり
さらに熱や咳もでてしまうようになります。
まだ風邪としては初期段階の鼻風邪のうちにしっかり治してしまいましょう。
風邪のウイルスは低温と乾燥を好みます。
寒くなったら保温に注意して乾燥しないように予防にも気をつけましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。