夏は活動的な季節で、休みの日は室内にいるときよりも屋外で活動することのほうが多いという人もいるかと思います。
そんなときに気になるのが肌に悪い影響を与える紫外線ですね。
太陽がなければ生物は生きていけませんが、紫外線はシミやシワだけではなく、皮膚がんの原因にもなる目に見えない恐怖です。
外出するときには帽子や日傘、日焼け止めクリームなどで紫外線対策をしますが、海や川で遊ぶときには頭部はほとんど無防備ですね。
今回は頭皮が日に焼けるとどうなるのか、またどう対処したらいいのかについてご紹介します。
頭皮が日に焼けると・・・
「頭皮は髪の毛で覆われているから大丈夫」と思っていませんか?
紫外線は髪の毛の隙間をぬって頭皮にも届きますし、太陽の光が直接頭皮に当たるところが髪の毛の分け目です。
髪の毛の日焼けについてはコチラ
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日焼けが髪に与える影響!対策は?
髪の毛の分け目の頭皮は顔と違って太陽の光が真上からあたるので日に焼けやすいのです。
頭皮といえども顔からつながっている皮膚の一部で、構造は顔の皮膚と変わりありません。
ただ、顔の皮膚と比べて皮脂腺や汗腺が多く、皮脂や汗で汚れやすく皮膚トラブルを起こしやすいのが頭皮です。
だから、頭皮も日焼けすると背中が日焼けしたときと同じように赤くなったりかゆみが出たり、表皮が剥がれ落ちてフケになったりします。
普段、帽子をかぶって街を歩いている女性を見るのは少ないのですが、そんなときは髪の毛の分け目が日に焼けています。
夏になるとフケが多くなると感じる人は、髪の毛の分け目の表皮が剥がれているのかもしれません。
頭皮が日に焼けたときの対処法
頭皮の日焼けもほかの部位の日焼けと同じくヤケドの一種なので、まず冷やすことが最初の対処法です。
シャワーが一番便利なんですが、身体が冷えているときなどはジェル状の保冷剤や氷水を絞ったタオルなどで冷やします。
シャワーの場合は水圧が強いと刺激になるので、弱めの水圧で冷やします。
その後は症状によって対処の仕方が違います。
痛みがひどい、水が出ているなどの場合
痛みがひどかったり、水ぶくれができている、または水ぶくれが破れて水が出ているときには皮膚科に行くようにします。
きちんと治療しないと跡が残ってしまったり、水ぶくれが破れると雑菌が入って化膿することもあります。
そうなるとそこだけ髪が生えなくなってしまうかもしれません。
頭皮の日焼けがひどいときには必ず皮膚科を受診しましょう。
それほど痛くなく、かゆみがある場合
頭皮の日焼けで多いのはこういう状態だと思いますが、この程度だとちゃんと保湿すれば自分でケアできます。
特別なものを用意しなくてもいいので、頭皮にたっぷりと化粧水をつけ、そのあと保湿クリームや乳液をつけて保湿します。
もしもしみるようなことがあれば頭皮が炎症を起こしているかもしれないので、そのときも皮膚科に行くようにしましょう。
シャンプーで注意すること
日焼けした頭皮は特にデリケートに扱わなければいけません。
頭皮が日焼けしているということは髪の毛も日焼けでパサパサになっているので、すぐにでもシャンプーしたいと思うのですが、注意すべきポイントがいくつかあります。
低刺激のシャンプーを使う
紫外線によって頭皮がダメージを受けているので、刺激の弱いシャンプーで洗います。
アミノ酸系シャンプーが一番おすすめなんですが、泡立ちにくいので泡立ちネットを使って手のひらで泡出たせ、指先から泡を髪の毛につけるようにします。
頭皮が日焼けしたなと思ったら、1週間くらいはシャンプーを低刺激のものにしましょう。
ゴシゴシ洗わない
頭皮がかゆいときはついゴシゴシと洗いたくなってしまいますが、ゴシゴシ洗うと皮膚をめくってしまうことになります。
そのとき、健康な皮膚もはがしてしまいかねないので優しくソフトに洗うことが大切です。
ぬるま湯で洗い流す
ヤケドになったときには冷やすことが対処法の第一歩です。
シャンプーも冷たい水で洗い流すのがいいんですが、冷たい水だとシャンプーの成分が落ち切らないこともあり、それがまた皮膚トラブルを招いてしまうこともあります。
なので、シャンプーを洗い流すときにはぬるま湯で洗い流すようにします。
ドライヤーは冷風で
洗った髪の毛を乾かすのにドライヤーを使うと思います。
このとき熱風を使ってしまうと頭皮にさらなるダメージを与えてしまうことになるので、冷風を使うようにします。
夏なので扇風機の風邪に髪を当てるのもいいですね。
でも、あまり長いこと当てすぎると身体が冷えてしまうこともあるので要注意です!
頭皮の日焼けを防ぐには
頭皮の日焼けを防ぐには日傘や帽子で紫外線ケアをすればいいんですが、海水浴や川遊びで水に入るときにはできませんね。
そんなときにはどうすればいいのでしょうか?
日焼け止めクリームを塗る
頭皮も皮膚なので日焼け止めクリームを塗ることが有効です。
髪がベタついていやだと感じる人もいると思いますし、肌用の日焼け止めクリームは髪にダメージを与えることもあります。
そんなときには日焼け防止スプレーを使ってもいいでしょう。
クリームに比べて効果時間は短いものの、なんどもスプレーし直すことでカバーできます。
髪の毛の日焼け防止にも使えて便利ですし、今ではウオータープルーフタイプのものも発売されていますよ。
こまめに塗り直す
ウオータープルーフの日焼け止めでも、身体の内側から出てくる汗で落ちてしまうので何度も塗り直すようにします。
特に日焼け止めスプレーは効果の持続時間が短いのでこまめに塗り直すようにしましょう。
分け目を気にしない
海や川で髪の毛が濡れると分け目がなくなってしまいますね。
いつも分け目をつけているとそこだけ日に焼けてしまうので、そのままにしておきましょう。
たまに分け目を変えるのも有効です。
気分転換にもなりますしね。
まとめ
日焼けを起こしてしまったときには、「冷やす」ことと「保湿する」ことが重要です。
そして頭皮に刺激を与えないことも大切になります。
熱風を当てたり、かいてしまわかいように注意しましょう。
私は以前、あまりに暑かったのでスポーツ刈りにしたことがあって、川遊びをしていたらたった3時間で頭皮が日に焼けてかゆみとフケに悩まされました。
我慢できなくてかきむしってしまい、かさぶたになってしまって皮膚科のお医者さんのお世話になりました。
頭皮があんなに簡単に日に焼けるなんて初めて知りました。
髪の毛は頭皮を守ってくれていたんだということもです。
夏は紫外線が強い季節。
暖かくなってきたら顔や腕だけでなく、髪の毛や頭皮もしっかり紫外線ケアして活動的な夏を思いっきり楽しみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。