学生時代の友人が富山に住んでいたことがあったので、近くの七尾市まで遊びに行ったことがありますが、魚が美味しくていいところですね~。
ところで、七尾市って有名なお祭りがいくつも開催される町だってこと知ってましたか?
七尾市のお祭りの中で、5月のゴールデンウイークに開催されるのが大地主(おおとこぬし)神社の例大祭である青柏祭(せいはくさい)です。
なかでも、お祭りの中で曳き回される山車はでか山と言われ、名前の通り巨大な山で2016年の末に高山の祇園祭の山車などとともに「山・鉾・屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産に登録されたんですよ。
ユネスコの無形文化遺産に登録されて初めての開催となる2017年の青柏祭は、2015年に北陸新幹線が金沢まで開通したことと相まって大変な人気となることでしょう。
今回は青柏祭2017の日程などの開催情報や、でか山、アクセス方法や駐車場の情報をお届けします。
青柏祭2017 開催情報
青柏祭2017
- 開催日:2017年5月3日(水)~5日(金)
- 開催場所:大地主神社及びその周辺
- でか山運行:七尾駅前~食祭市場~大地主神社~魚町
- 問合せ先:七尾市観光協会
- 電話:0767-53-8424
でか山とは?
でか山とは青柏祭で曳き回されるでっかい山車のことで、上段には歌舞伎や城など年ごとに違った場面をしつらえ、場面に合わせた何体もの着飾った人形が鎮座します。
- 高さ 約12m
- 車輪の直径 約1.9m
- 車輪の幅 約0.6m
- 総重量 約20t
と、これだけの規模の山車はめったにお目にかかれません。
体積と重量では日本一だそうですよ。
まさに巨大なでか山ですが、組み立てるときには釘やかすがいを使っていないそうです。
日本の建築技術の高さには驚きます。
でか山を持っているのは
- 府中町
- 鍛冶町
- 魚町
の三町で、市内を曳き回すときには何と誰でも轢くことができるんですよ。
上の動画でも法被を来ていない一般の人が曳いているのが確認出来ると思います。(それほど力は入ってないようですが。)
3台のでか山を一度に見たいと思ったら
- 5月4日正午過ぎ 大地主神社
- 5月5日午前11時半頃 食祭市場
に3台のでか山が勢揃いします。
5月5日はその後、七尾駅前、御祓川河畔でも3台が揃います。
でか山は5月3日~5日の間に曳き回されるんですけど、実はその前にも試運行があり1日と2日も見ることができます。
5月1日
府中町
19:00 印鑰神社~大手町角~印鑰神社(20:00着)
鍛冶町
20:00 大地主神社~鍛冶町三差路(23:00着)
5月2日
魚町
16:00 御祓地区コミュニティセンター~瀬川洋服店前~魚町見附(18:00着)
(予定は変更になることもありますので、詳細は直前の情報の確認をお願いします。)
青柏祭へのアクセス
青柏祭が行われる七尾市までのアクセス方法をご紹介します。(七尾駅から大地主神社までは徒歩で約10分ほどです。)
◆東京方面から
◎電車を利用する場合
北陸新幹線・金沢駅で下車、七尾線に乗り換えて約3時間30分
北陸新幹線・新高岡駅で下車、わくライナー(バス)に乗り換えて七尾駅前まで約3時間30分
◎車を利用する場合
関越自動車道→北陸自動車道→能越自動車道経由で七尾ICまで約6時間
◎飛行機を利用する場合
羽田空港→のと里山空港まで約1時間(1日2往復)
路線バス・穴水輪島線で穴水駅前で下車→のと鉄道に乗り換え、七尾駅へ(約1時間・合計約2時間)
◆名古屋方面から
◎電車を利用する場合
東海道新幹線・米原駅で下車、特急しらさぎに乗り換え金沢駅で下車、七尾線に乗り換えて約3時間30分
◎車を利用する場合
名神自動車道→東海北陸自動車道→能越自動車道経由で七尾ICまで約3時間30分
◆大阪方面から
◎電車を利用する場合
特急サンダーバードで直通 約3時間50分
◎車を利用する場合
名神自動車道→北陸自動車道→のと里山海道経由で約5時間
青柏祭の駐車場
七尾市は能登半島の付け根に位置していますが、何となく交通の便が悪そうという印象がありませんか?
ましてや輪島市など近くも見たいと思ったら、車で行くことを考えますね。
そこで気になるのが駐車場なんですけど、青柏祭での駐車場はどうなっているんでしょう?
青柏祭が開催される3日間は会場周辺に2,000台分程度収容の無料臨時の駐車場が用意されます(一部有料の駐車場もあり)。
- 袖ケ江駐車場
- 石川県中部能登総合事務所
- 石川県能登中部保健福祉センター
- 石川県漁業協同組合ななか支所
- 七尾海陸運送㈱
- 矢田新第一埠頭
- EIZOエムエス㈱七尾工場
- 公立能登総合病院
- パトリア前
など、昨年は14箇所の駐車場が用意され、矢田新第一埠頭など数カ所の駐車場からは無料のシャトルバスも運行されました。
(参考:昨年のシャトルバスの案内→https://www.city.nanao.lg.jp/koho/shise/koho/kohonanao/h28/documents/24_3.pdf)
(2017年の詳細は間近にならないと発表されないようですので、本年分については七尾市のホームページでの確認をお願います。)
終わりに
2016年の末に「山・鉾・屋台行事」がユネスコの無形文化遺産に登録され、青柏祭の「でか山」もテレビで紹介されて注目を集めています。
例年は15万人もの人が訪れるということですが、今年はもっと多い人で賑わうことでしょう。
「でか山」が曳き回されるときには交通規制が敷かれ、周辺はとても混雑します。
スニーカーを履いて軍手を用意して時間に余裕を持って現地に着き、飛び入りで「でか山」曳きに加わりましょう。
予約も要りませんよ。
現地の若者たちと一緒に曳く経験はきっと素晴らしい青柏祭の思い出になるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。