京都って寺社仏閣がたくさんあって、外国人には分からない風情を感じられていいですよね。
そんな京都には桜の名所がいっぱいあって、3月の終わりから4月にかけてあちこちがお花見する人で賑わいます。
京都市街地の北の端にある平野神社も桜の名所として知られ、桜が咲き誇るなか、桜花祭という行事が催されます。
今回は桜花祭2019の開催情報、アクセス方法や駐車場の情報などをご紹介します。
桜花祭2019 開催情報
桜花祭2019
- 開催日:2019年4月10日(水)(日付は毎年同じ)
- 開催場所:平野神社
- 住所:京都市北区平野宮本町1番地
- 平野神社電話:075-461-4450
平野神社へのアクセス
京都は自動車で観光地を都合よく回れるようにはなっていません。
その分バス路線がたいへん充実していて、ほとんどの観光地はバスを利用すれば便利に移動することができます。
逆に路線が多すぎて、どのバスに乗ったらいいのか分からなくなってしまいそうですが、事前にしっかり調べておけばあとは観光地を回るのも楽チンですので、バスや電車の利用をオススメします。
◆京都駅から
50系統(B2乗り場)、101系統(B2乗り場)または205系統(A2乗り場)のバスに乗り衣笠校前で下車、徒歩約1分。
◆四条河原町から
15系統(A乗り場)、51系統(A乗り場)、205系統(B乗り場)のバスに乗り衣笠校前で下車、徒歩約1分。
(四条河原町は京都で一番の繁華街であり、バスも多く通っていますので迷ったらここを起点にするといいでしょう。)
◆四条烏丸から
55系統のバスに乗り衣笠校前で下車、徒歩約1分。
◆嵐山方面から
京福電鉄(嵐電)に乗り、帷子ノ辻で北野白梅町行きに乗り換え、終点の北野白梅町から徒歩約5分。
シーズンになると、嵐電の鳴滝駅から宇多野駅の間は桜のトンネルと呼ばれる桜並木が続き、夜になるとライトアップもされます。
京都観光は地域を絞って回ることが効率的に見るコツです。
京都のバスも嵐電も一日乗り放題のフリーきっぷが販売されていますので、それを上手に使えばお得に観光することができます。(バスのフリーきっぷは京都バス、京都市バスともに共通です。)
平野神社周辺には金閣寺や北野天満宮、わら天神などが、嵐電沿線には龍安寺や仁和寺、天龍寺などの名刹がありますので、フリーきっぷはお役に立ちますよ。
桜花祭の駐車場
平野神社には20台ほどが停められる駐車場がありますが、桜花祭の当日は利用できませんので周辺のコインパーキングなどを利用することになります。
(平野神社周辺の駐車場はコチラ)
桜花祭の見どころ
桜花祭は午前10時の本殿前での神事で始まります。
その後少し離れた花山天皇陵で桜花祭の無事を祈願してこちらでも神事が執り行われ、12時から平野神社境内での発輿祭(はつれんさい)へと進みます。
そして午後1時から桜花祭の最大の見どころである神幸列という時代行列が平野神社を出発します。
神幸列は露払い役の赤鬼と青鬼を始め、天平の織り姫列、鎧騎馬武者列、御神祭が乗られる御鳳輦(ごほうれん)など、200名ほどの時代行列が氏子の住んでいる地域を回ります。
可愛いお稚児さんもいるんですよ。
(↑ 後半の巡幸のためお稚児さんはいません。)
神幸列はそれだけでも十分に見応えのある行事なのですが、やはり桜の花とのセットで見るのが素晴らしいです。
平野神社の桜は花山天皇が手植えをしたことが始まりとされていて、今ではソメイヨシノ、桃桜など約50種類、400本もの桜が咲き誇ります。
衣笠桜という平野神社から広まったとされる珍しい桜もありますよ。
花山天皇に因むお祭りを、花山天皇が植えた桜が満開になるころに行うなんて粋ですね。
終わりに
平野神社は「鳴くよウグイス平安京」と年号を覚えた平安遷都と同じ794年に鎮座した格式の高い神社で、桜花祭は985年に花山天皇がここで臨時の勅祭を行ったのが始まりと言われている、たいへん歴史のあるお祭りです。
平野神社では桜の季節になるとライトアップが行われます。
時間に余裕があるのなら午後4時ころに桜花祭が終了しますので、少し待ってライトアップされた桜を楽しんでみてはいかがですか。
さらに嵐電沿線の桜のトンネルもライトアップされます。
平野神社を後にしたら、北野白梅町から嵐電に乗ってライトアップされた夜桜を楽しみ、桜ずくめの一日を過ごしてみるなんてのもいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。