高崎だるま市2020!高崎だるま市のトラブルとは?

高崎のだるま市は全国的にも知られたイベントなのですが、4年前にトラブルが起きてこのだるま市が二つに分裂・対立してしまったんです。

同じ高崎市内で開催されているものの、開催時期も開催場所も違う二つのだるま市が存在することになってしまいました。

今回は、二つのだるま市のトラブルの経緯、高崎だるま市2020の開催情報、交通規制や駐車場についてご紹介します。

 

高崎だるま市 トラブルの経緯

少林山達磨寺(だるまじ)のだるま市は、高崎だるま市という呼び名で日本一のだるま市として有名でしたが、正式には「少林山七草大祭だるま市」という名称です。

ところがその高崎だるま市に四年前、大きなトラブルが発生してしまいました。

2015年の年末、警備や電気量などの運営費に関わる出店料について寺側と露天商側の折り合いがつかず、露天商の団体が少林山達磨寺のだるま市への出店を取りやめてしまいました。

お祭りには露店がつきものですが、露天商団体が出店を取りやめたため、寺側は「うまいものブース」を設けてお祭りの雰囲気を出そうとしましたが、その店舗数は約60。

これまで約200もの露店が出店していたことを考えると、その数は半数以下で寂しさは否めませんでした。

さらにこれに呼応して、だるまを販売していた達磨製造協同組合も露天商側に配慮し、だるま販売の出店を取りやめてしまいました。

その結果、だるまの販売は市物産振興協会として達磨製造協同組合の有志が5店を出すだけになってしまいました。

そこでだるま市衰退の危惧を感じた高崎市は、少林山達磨寺のだるま市(七草大祭だるま市)とは別に、「高崎だるま市」を開催すると発表しました。

すると露天商側と達磨製造側は市側につき、後発のだるま市のほうが盛大になってしまったのです。

少林山達磨寺のだるま市もこれまで通りに開催され、それ以降は高崎市ではだるま市が2度開催されるという変則的な開催になってしまっています。

呼び方も、高崎だるま市と呼んでいた少林山達磨寺のだるま市は正式名称の少林山七草大祭だるま市になり、新たに開催されるだるま市が高崎だるま市になるということになってしまいました。

  • 新しいだるま市の名称:高崎だるま市
  • 旧来のだるま市の名称:少林山七草大祭だるま市

ちょっとややこしいですね。

高崎だるま市の開催情報

新たに開催されるようになっただるま市の開催情報です。

開催日時

2020年1月1日(水・祝)及び2日(木) 10:00~16:00

開催場所

  • JR高崎駅西口駅前通り

交通規制

 両日とも9:00~17:00

問合せ先

  • 高崎だるま市実行委員会
  • 電話:027-330-5222

 

 

こちらは行政が後押ししているだけあってイベントも多く、無料の絵馬も配布されたりします。

高崎だるま市へのアクセスと駐車場

高崎だるま市の会場はJR高崎駅の西口駅前通りなので、電車ならJR上越線やJR信越本線などの高崎駅を目指せばいいのですからすぐに分かりますね。

車を利用する場合は、関越自動車道を高崎インターで下ります。

1月1日は高崎市役所地下駐車場が無料開放されますが、2日は通常営業となります。

1日の高崎市役所地下駐車場が満車の場合や、2日は高崎駅周辺の駐車場を探すことになります。

高崎駅西口周辺の駐車場情報はコチラから探せます。

なお、午前9時から午後5時までは交通規制が敷かれます。

高崎だるま市のステージイベントスケジュール

高崎だるま市では猿回しやダンス、太鼓などの楽しいイベントが目白押しでスケジュールは次のようになっています。

1月1日

9:00交通規制開始
10:00〜10:10粋和會(木遣・纏)
10:10〜10:25高崎テクニカルリーダーズ(マーチング)
10:25〜10:45襲雷舞踊団(雷舞)
10:50〜11:00高崎チンドン倶楽部
11:05〜11:25虎舞士(雷舞)
11:30〜11:45LRB☆Cheer(チアリーディング)
11:50〜12:20モンキーパフォーマンス(猿回し)
12:30〜12:45爽.上州高崎雷舞爽踊隊(雷舞)
12:55〜13:25梅頌会(三味線)
13:40〜14:00高崎頼政太鼓(和太鼓)
14:15〜14:45ストレイ☆ボーイズ(ロカビリーバンド)
14:55〜15:15群天星(創作エイサー)
15:30〜16:00タケオ・リアル&タカサキシティバンド
16:00イベント終了
17:00交通規制解除

 

1月2日

9:00交通規制開始
10:00~10:20神龍我峰八幡太鼓(和太鼓)
10:35~11:05梅頌会(三味線)
11:20~11:40上州榛名太鼓保存会(和太鼓)
11:50~12:20モンキーパフォーマンス(猿回し)
12:25~12:45群天星(創作エイサー)
12:50~13:05上州写楽連(阿波踊り)
13:10~13:20高崎チンドン倶楽部(チンドン)
13:25~13:45ザ・ダンススタジオ(ダンス)
13:50~14:15若鳩(ジャック 大道芸)
14:25~14:45じぐろ京介
14:55~15:15横田悠二
15:30~16:00タケオ・リアル&タカサキシティバンド
16:00イベント終了
17:00交通規制解除

初詣スポットへの無料バス

高崎だるま市で人気なのが初詣スポット無料巡回バスです。

だるま市の会場から高崎神社、護国神社、洞窟観音など初詣スポットを巡る無料巡回バスが運行されます。

10分間隔の発車なので、待ち時間もほとんどなく乗ることができます。

 

バスに乗る前に、だるま市名物の金の大だるまに願い事を書くことも忘れずにね(戻ってきてからでもいいんですが)。

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少林山七草大祭だるま市の開催情報

以前から開催されていただるま市の開催情報です。

開催日時

  • 2020年1月6日(月)正午頃から7日(火)の正午頃まで(24時間連続開催)

開催場所

  • 少林山達磨寺

交通規制

  • 乗附(のつけ)鼻高線及び鼻高橋、少林山達磨寺周辺(詳細は下記)
  • 1月6日12:00~7日14:00(7日は6:00~9:00まで一部規制解除あり)

問合せ先

  • 少林山達磨寺内少林山七草大祭運営委員会
  • 電話:027-322-8800

 

 

少林寺七草大祭だるま市へのアクセスと駐車場

◆公共交通機関を利用する場合

JR群馬八幡駅から

  • 少林山達磨寺までは徒歩約15分

JR高崎駅から

  • ぐるりん 少林山線 野附先回り(西口1番乗り場)に乗車 少林山入り口で下車(約20分)
  • 群馬バス 安中車庫行き(西口3番乗り場)に乗車 八幡大門前で下車(約20分 徒歩10分)

 

◆車を利用する場合

関越自動車道

  • 前橋ICより約20分
  • 藤岡ICより約30分

上信越自動車道

  • 高崎ICより約30分
  • 松井田妙義ICより約35分

 

駐車場

少林山達磨寺には駐車場がありますが、収容台数は50台分とそれほど多くはありません。

達磨寺では別の場所に臨時駐車場も用意していますが、だるま市の規模が縮小したため、収容台数が以前より大幅に少なくなっています。

そのうち一番収容台数が多いのは332台収容の鼻高第三児童公園です。

 

 

また、期間中は交通規制が敷かれますので、達磨寺周辺の駐車場を利用する場合には早めに出かけることをおすすめします。

(下記は昨年のものですが、例年だいたい同じようです。)

(出典:http://www.daruma.or.jp/client_tool/cl_img/pdf_daruma/daruma_1_pdffile_.pdf)

七草大祭だるま市の行事予定

七草大祭だるま市は当然ながら高崎だるま市よりも宗教色が強いものになっていて、次のような行事予定となっています。

6日

9:00祈祷受付開始
12:00交通規制開始
14:00~安全祈願祭
20:00~少林山星祭能 観世流

7日

1:00~七草大祭 星祭大祈祷
10:00~大般若転読法要
16:30七草大祭星祭祈祷 終了
19:00七草大祭だるま市 終了

七草大祭だるま市の奉納舞

七草大祭だるま市では1月6日に奉納舞として「少林山星祭能」が行われます。

観覧にはチケットの購入が必要で、チケットぴあで購入できます。

  • 前方座席自由席 5,500円
  • 椅子自由席   4,000円
  • 立ち見     2,000円

未就学児は入場不可で、1月5日の23:59まで販売されています。

(詳細は少林山七草大祭運営委員会まで問い合わせてみてください。))

まとめ

●高崎だるま市

開催場所:JR高崎駅西口駅前通り

開催日時:2020年1月1日(水・祝)及び1月2日(木)10:00~16:00

駐車場アリ(1日のみ高崎市役所地下駐車場が無料開放)

 

●少林山達磨寺だるま市(少林山七草大祭だるま市)

開催場所:少林山達磨寺

開催日時:2020年1月6日(月)正午頃から7日(火)の正午頃まで

駐車場アリ

もともと高崎だるま市は少林山の七草大祭だるま市のことを指していましたが、2016年から高崎市が七草大祭だるま市とは別にJR高崎駅周辺で開くものを高崎だるま市と呼ぶようになりました。

何だか政治的な問題もからんでいそうですね。

露天商がたくさん軒を並べるのはJR高崎駅周辺の高崎だるま市で、駅のすぐそばということもあってたくさんの人出が予想され、お祭りらしい賑やかさを楽しめるでしょう。

実際、昨年は関係者の予想を超える人出(主催者発表:35万人)で、自由に歩くこともできないような状態でした。

一方、達磨寺のだるま市は露店が少ないために、今までのように初詣に行ったついでにだるま市に寄って賑やかなお祭りの雰囲気を楽しむというのはちょっと難しくなってしまったようです。

300年以上も続いている高崎だるま市が二分されたようになってしまったのは少し悲しいことですが、元のように一箇所での開催に戻ることはないんでしょうか。

行く人にとってはチャンスが2回あるのでうれしいんですが。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。