夜の闇を提灯の灯りでぼんやりと照らす幻想的な雰囲気の提灯祭りって印象的ですよね。
ところで、日本三大提灯祭りってご存じですか?
ひとつは東北三大祭りにも数えられ、国の重要無形文化財にも指定されている秋田の「秋田竿燈まつり」、こちらも国の重要無形民俗文化財に指定されている愛知県津島市の「尾張津島天王祭」、そしてもうひとつが国の指定こそないものの、県の重要無形民俗文化財に指定されている福島県二本松市の二本松提灯祭りです。
(参考⇒竿燈まつり2019の日程や交通規制は!駐車場や有料観覧席はある?)
提灯が飾られた太鼓台と呼ばれる山車を目当てに、全国から多くの人が見物に集まります。
今回は二本松提灯祭りにスポットを当てて、日程や駐車場、アクセス方法などの情報をご紹介します。
二本松提灯祭り2019の開催情報
二本松提灯祭り2019
- 開催日:2019年10月5日(土)~7日(月)(小雨決行)
- 開催場所:二本松神社及びその周辺
- 二本松神社住所:福島県二本松市本町1丁目61
- 問合せ先:二本松提灯祭り実行委員会
- 電話:0243-55-5122
二本松提灯祭り 駐車場
二本松提灯祭りでは臨時駐車場が用意されます。
◆無料駐車場(駐車台数1,200台)
- 二本松市役所
- 福島県立霞ヶ城公園
- 二本松文化センター(二本松市民会館)
- 二本松市立二本松南小学校グランド
(雨の影響でグランドがひどくぬかるむと閉鎖されることもあります。)
(赤いポインターをクリックすると詳細が表示されます。)
◆有料駐車場(駐車台数126台)
- 二本松市市民交流センター
※ 1時間100円 施設の開館時間内(9:00~21:00)に入場した場合に限り、1時間まで無料。
(その他の二本松駅周辺の駐車場はコチラ)
二本松提灯祭りへのアクセス
◆電車を利用する場合
二本松神社はJR東北本線・二本松駅から徒歩約3分の近距離にあります。
二本松駅まで
- 東京駅から約1時間50分(東北新幹線・郡山駅で東北本線に乗り換え)
- 仙台駅から約1時間(東北・北海道新幹線・福島駅で東北本線に乗り換え)
- 山形駅から約1時間45分(山形新幹線・福島駅で東北本線に乗り換え)
- 新潟駅から約5時間(新潟駅⇒JR信越本線・新津駅⇒JR磐越西線・郡山駅⇒JR東北本線・二本松駅)
◆車を利用する場合
- 東京から約3時間(東北自動車道・浦和IC⇒二本松IC)
- 仙台から約1時間(東北自動車道・仙台南IC⇒二本松IC)
- 山形から約1時間40分(山形自動車道・山形蔵王IC⇒村田JCTで東北自動車道と合流⇒二本松IC)
- 新潟から約2時間(磐越自動車道・新潟中央IC⇒郡山JCTで東北自動車道と合流⇒二本松IC)
二本松提灯祭りの開催日は交通規制が実施されますので、なるべくなら電車を利用しましょう。
本年度の規制区域はまだ発表されていませんが、昨年の運行経路と規制範囲はコチラで確認できます。
二本松提灯祭りの見どころ
二本松提灯祭りの見どころは何と言っても紅提灯に飾られた太鼓台の引き回しでしょう。
なかでも300もの紅提灯に彩られた7つの町のきらびやかな山車の引き回しを、7基とも揃って見られるのが5日の宵祭りです。
7日の夜にも太鼓台の引き回しは行われますが、ふた手に分かれてしまいます。
◆5日(宵祭り)の引き回し
- 午前中 各町内引き回し
- 17:00 御神火祭(二本松神社のかがり火を紅提灯に移す採火式。)
- 17:30 出発式
- 17:30 亀谷ロータリーより引き回しスタート
- 21:15 宮詰~本町通りより引き回し再開
- 0:30 消灯
◆6日(本祭り)の引き回し
- 8:35 引き回しスタート
- 9:45 宮詰~本町通りより引き回し再開
- 12:00 根崎着
- 0:00 根崎出発
- 2:50 解散
- 午後 各町内引き回し
◆7日(後祭り)の引き回し
三町合同引き回し
- 午前中 各町内引き回し
- 17:00 出発式
- 17:45 箕輪門より引き回しスタート
- 20:30 解散式 その後字内引き回し
四町合同引き回し
- 午前中 各町内引き回し
- 17:00 出発式
- 17:40 亀谷坂上より引き回しスタート
- 20:30 解散式 その後字内引き回し
太鼓台に取り付けられる三角形の提灯枠をスギナリと言いますが、一番高いところは地上から11メートルもの高さにあるんですよ。
夕闇迫るころから徐々に存在感を増してくる紅提灯は、勇壮であり幻想的でもありますね。
本祭りにあたる6日にはお祭りで最も重要な行事である神輿渡御(みこしとぎょ)が行われます。
神輿渡御とは神霊が宿ったご神体を神輿に移し、氏子が住む地域を練り歩くことで氏子の安寧を祈願する祭りで最も重要な祭事です。
神輿渡御は午前8時半ころに二本松駅前を出発して午後3時ころまで行われ、その後は神社で神輿の宮入りとなります。
「ワッショイ、ワッショイ」というお祭りの賑やかさとはちょっと違った厳かな雰囲気も、心がシャンとするようでいいものですね。
終わりに
二本松市民の提灯祭りにかける意気込みはすごいらしく、何でも提灯祭りに関われないからと会社を辞めてしまう人もけっこうな数に上るんだとか。
二本松市は人口5万5千人足らず(2019年5月1日現在)の小都市ですが、そこに7基もの太鼓台があるとは立派ですね。
さらにその提灯祭りが日本三大提灯祭りに数えられているのもすごい!
10月の初めと言えば暑くも寒くもなく何をするにもちょうどいいころです。
今年からお祭りの開催期間が10月の第一土、日、月となり、たくさんのお客さんが訪れることでしょう。
あなたも都合がつくのなら二本松提灯祭りで活気があり、それでいて幻想的な雰囲気に包まれてみませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。