花言葉が紫陽花にはたくさん!花の色でも違います

6月は梅雨の季節ですね。

最近の梅雨は昔のように湿気でジトジトした陽気が長く続くということはあまりなく、ゲリラ豪雨と言われるような強い雨がどっと降り、そのあとカラッと晴れるということが多いですね。

それでも6月は雨の降る日が多くて気分も憂鬱になりがちです。

そんな梅雨時に私たちの目を楽しませてくれるのが紫陽花で、雨に濡れた紫陽花の花はとっても風情があって癒やされますね。

バラや菊の花言葉はそれぞれ「愛」や「高潔」とすぐにピンとくるんですが、紫陽花の花言葉って何か知ってますか?

今回は紫陽花の花言葉について調べてみました。

 

 

 

紫陽花の花言葉

花の色ごとの花言葉

ほとんどの花は咲いてから散るまで花の色は同じですけど、中にはアサガオの仲間や芙蓉の仲間のフスイヨウという花は一日のうちでも花の色が変わり、紫陽花は長い花期のうちで花の色が変わっていき、その花の色ごとに花言葉がついています。

 

紫陽花の花の色による花言葉

  • 白:寛容
  • 青・青紫系:忍耐強い愛
  • ピンク・赤紫系:元気な女性
  • (ガクアジサイ:謙虚)

 

 

 

白い紫陽花

 

色素であるアントシアニンを持たない紫陽花の花は白くなります。

白は何にも染まっていない色で、誰かを批判したり憎んだりしないという広い心の色ということで、寛容という花言葉はぴったりです。

確かに雨に打たれながらもけなげに咲く白い紫陽花の花は、誰の心をも癒やして寛容な気持ちにさせるパワーがあるように見えますね。

 

青・青紫系

 

青い紫陽花

 

日本でよく見かける紫陽花の花の色で、紫陽花の花の色といえば青色を連想する人も多いんではないでしょうか?

長い梅雨の期間中、耐え忍んで咲く姿をイメージさせる花言葉です。

 

ピンク・赤紫系

 

ピンクの紫陽花

 

日本ではピンクの紫陽花はそんなに多くありませんが、この花言葉はフランスから来ているようです。

フランスの土壌は日本と違ってアルカリ性のところが多く、ピンクの紫陽花が多くなります。

フランスの紫陽花の花期は日本と違って乾燥した気持ちのいい季節で、赤系の色は活動的なイメージがあり、ピンクはそれに可愛らしさがプラスされます。

活動的+可愛らしさ=元気な女性 となったようです。

 

ガクアジサイ

 

ガクアジサイ

 

私も知らなかったのですが、紫陽花の原種は日本原産のガクアジサイで、いろいろ品種改良されて今のような球体の紫陽花がたくさん作られたとのことです。

フランスでは紫陽花のことを「日本のバラ」と言うそうですよ。

ガクアジサイは一般的な紫陽花のように花が球体になるわけでもなく、花の数も少なくてひっそりと咲いているようです。

そんなところはまさに謙虚という言葉がピッタリの花言葉ですね。

 

紫陽花の花の色が変わるわけ

紫陽花の花の色は植えられている土壌に含まれるアルミニウムと、紫陽花が合成するアントシアニン(色素)補助色素によって決まり

  • アルミニウムが多いと青くなりやすく
  • アルミニウムが少ないと赤くなりやすい  

という性質があります。

そしてアントシアニンがないと紫陽花の花は白くなります。

同じ株の紫陽花でも花の色が違うことがありますが、それはその株の根っこの土壌に、ある部分はアルミニウムが多く、ある部分はアルミニウムが少ないためです。

さらに土壌のpH値によっても、「酸性なら青、アルカリ性なら赤」になります。

 

また、紫陽花は咲いている間にも色が変わりますが、これはいわゆる花びらの老化によって起きています。

最初のうちは花に葉緑素が含まれているので緑がかった色に、そして葉緑素が次第に分解されて代わりにアントシアニンが合成されて青系や赤系の色に、さらに時が経つと色があせて紫がかった色になります。

 

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紫陽花のいろんな花言葉

「花の色が違えば花言葉も違う」ということは何となく分かりますが、紫陽花にはさらにたくさんの花言葉があるんですよ。

しかも、紫陽花には陰と陽の両方の花言葉があるんです。

 

紫陽花全般の花言葉

 

ネガティブイメージの花言葉

  • 移り気
  • 冷酷
  • 冷淡
  • 無情
  • 高慢

 

紫陽花は咲いている間に花の色が変化していくのでこんな花言葉がついたんでしょうね。

色が鮮やかに移り変わっていく紫陽花は、見ているだけで何だか心がウキウキしてくるのにちょっと悲しい花言葉ですね。

 

 

ポジティブイメージの花言葉

  • 辛抱強い愛情
  • 家族団らん
  • 平和
  • 団結
  • 友情

 

花期の長い紫陽花は小さな花が寄り添い、雨に打たれながらもじっと耐えて咲き続けていることから、こんな花言葉がつけられたんです。

こちらは主に日本でつけられた花言葉なんですが、相手を思いやる日本人らしい感性で、こちらのほうが何だかしっくりきますね。

 

 

終わりに

雨に打たれながらも可憐に咲き続ける紫陽花は、鬱陶しい長雨が続く梅雨時に「私を見て!もっと明るく行こうよ。」と語りかけてくれているようです。

わが家にも紫陽花が植えてあるんですが、裏庭にあるためそんなに見ることはありません。

梅雨でジトジトと雨の日が続いたら、裏庭に咲いた紫陽花を見ながら花言葉のことなんかを思い、気分をリフレッシュさせようかなんて今から考えてしまう私でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。