
東京と大阪にはさまれてちょっと存在感が薄い名古屋市ですが、徳川家康が築城し太平洋戦争で多くが消失した名古屋城の天守閣木造復元で湧く名古屋市で、秋に行われる最大のお祭りが名古屋まつりです。
「尾張名古屋は城で保つ」と言われているように、名古屋まつりは戦国時代を強く意識したもので、メインイベントは公募によって決まった織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が650人もの家来を引き連れて行進する郷土英傑行列です。
今回は名古屋まつり2019の日程や見どころなどの情報をご紹介します。
名古屋まつり2019 開催情報
名古屋まつり2019
- 開催日:2019年10月19日(土)20日(日)雨天中止・変更あり
- 会場行事時間
11:00~20:00 - 開催場所
行列:19日・JR名古屋駅~栄~矢場町/20日・名古屋市役所~栄~矢場町
イベント:久屋大通り他数か所 - 問合せ先:名古屋まつり協進会
- 電話:052-972-7611
郷土英傑行列の時間と場所
郷土英傑行列は名古屋まつりのメインイベントです。
公募によって決定された名古屋にゆかりのある織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑が650人を超える従者とともに名古屋市内を行列する豪華絢爛な歴史絵巻です。
三英傑のほかにも少年鼓笛隊やシャチばやし隊も先導隊として登場します。
行列は2日間とも次のようなコースで行われます。(スタート地点は違います。)
10月19日
- 14:00 名古屋駅前
- 14:24 柳橋
- 14:46 広小路伏見
- 15:17 栄
- 15:36 矢場町
10月20日
- 13:01 名古屋市役所
- 13:27 桜通大津
- 13:47 栄
- 14:07 矢場町
(↑昨年の行列マップ 行列のコースは毎年同じです。)
名古屋まつりへのアクセス
名古屋まつりはイベントがいっぱいあるので目的地もいっぱいありますが、200万人もの人が訪れるので車で行くと渋滞がひどく、交通規制もあるので駐車場がなくて悲惨なことになりますよ。
(名古屋まつりの交通規制情報はコチラ)
名古屋まつりのイベント会場がある久屋大通の近くには名古屋市営地下鉄の栄駅があり、行列は両日とも栄駅の上を通るので、栄駅を中心に楽しむのがベストです。
(久屋大通駅もありますが、19日の行列は通りません。)
メインイベントは郷土英傑行列なので、スタートから見ようとしたら15日はJR名古屋駅、16日は名古屋市役所ですね。
◆栄駅 アクセス
- JR名古屋駅で名古屋市営地下鉄・東山線の藤が丘方面行きに乗り二つ目の駅が栄駅です。
郷土英傑行列はかなりの距離を行進しますが、行列と一緒に道路を歩いてもゆっくりなのでそんなにしんどくはありません。
◆名古屋市役所駅 アクセス
- JR名古屋駅で名古屋市営地下鉄・東山線の藤が丘方面行きに乗り栄駅で下車、名城線の名城公園方面行きに乗り換え二つ目の駅が市役所駅です。
または
- JR名古屋駅で名古屋市営地下鉄・桜通線の今池方面行きに乗り久屋大通駅で下車、名城線の名城公園方面行きに乗り換え次の駅が市役所駅です。
東京の地下鉄は路線が入り込んでて私なんかの田舎者は戸惑ってしまうんですけど、名古屋の地下鉄はシンプルで分かりやすいですよ。
◆フリーパスを利用しよう
名古屋市交通局では、土・日・休日・毎月8日(環境保全の日)には市バスと地下鉄が1日乗り放題で利用できるドニチエコきっぷを発売しています。
名古屋に行ったんだから名古屋城も見たい、東山動物園にも行きたいということもありますよね。
そんなときにはドニチエコきっぷを持ってれば便利ですよ。
料金は大人600円・小児300円で、地下鉄の駅改札窓口や市バスの車内などで購入できます。
ドニチエコきっぷで名古屋での移動をおトクにしちゃいましょう。
名古屋まつりの見どころ
郷土英傑行列
名古屋まつり一番の見どころはなんと言っても郷土英傑行列です。
一般から選ばれた織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が650人もの家来を従えて行進する行列する姿を見ると、エンターテイメントとしての楽しさと、「昔はこんな格好してたのか」という感慨すら受けますよ。
(私は三英傑よりも濃姫とねねと千姫の三姫のほうが興味がありますが・・・。)
郷土英傑行列のスタートは
- 19日 14:00 JR名古屋駅前
- 20日 13:01 名古屋市役所前 の予定です。
山車揃(だしぞろえ)
名古屋まつりでは山車揃も忘れてはいけません。
山車揃は、市内各地区の9輌もの山車が官庁街まで曳かれ、市役所でからくり人形を披露したあと栄の交差点までパレードを行うというものです。
舗装された道路の上を絢爛豪華な山車が曳航されてゆく姿は、ミスマッチのような気もしますが壮観です。
宵の山車揃が行われるときには、山車は提灯で飾られて神秘的な雰囲気があたりを包みます。
神楽揃(かぐらぞろえ)
港区と中川区で保存されている獅子頭を収めた8台の神楽屋形が、市役所前でお囃子を披露したあと山車揃に続いて市中を行進します。
神楽揃は名古屋市の文化財に指定されています。
無料開放の施設もいっぱい
名古屋まつりでは市内の施設が10月20日に無料で開放されたり、入場料が割引になるといううれしいサービスがあります。
無料開放されるのは次の11の施設です。
- 名古屋城(通常は500円 19日も無料)
- 徳川園(通常は300円)
- 文化のみち二葉館(通常は200円)
- 文化のみち橦木(しゅもく)館(通常は200円)
- 名古屋市美術館(常設展無料・通常は300円)
- 名古屋市博物館(常設展無料・通常は300円)
- 名古屋市科学館(常設展無料・通常は400円)
- 東山動植物園(通常は500円)・東山スカイタワー(通常は300円)
- 揚輝(ようき)荘(通常は300円)
- 白鳥(しらとり)庭園(通常は300円)
- 東谷山(とうごくさん)フルーツパーク(世界の熱帯果樹温室無料)
(※料金は大人のものです。)
入場料が割引になるのは次の2つの施設です。(名古屋まつりガイドブックの提示が必要)
- トヨタ産業技術記念館(通常は500円)
- ノリタケの森(クラフトセンター・ノリタケミュージアム 通常は500円)
すべての施設は名古屋市営地下鉄か市バスで行けるので、上で紹介したドニチエコきっぷをフル活用しちゃいましょう。
おすすめは名古屋城で、20日の行列のスタート地点近くの地下鉄市役所駅から5分も歩けば名古屋城に着きます。
名古屋城は天守閣の木造復元で話題になってますが、本丸御殿の復元も完了し一般公開されています。
こんなキンキラキンの襖絵をたくさん見ることができますよ。
ものすごく豪華な本丸御殿なんですけど、それにしても徳川家康は強大な力を持っていたんですね。
終わりに
名古屋まつりには2日間で名古屋市の人口と同じくらいの200万人の人が訪れます。
1日当たりにすると100万人というものすごい数の人が集まりますから混雑もひどく、私も子供を連れて行ったときにはぐれそうになりました。
今年はディズニーパレードはありませんが、小さなお子さんと一緒に行くときは迷子にさせないように気をつけてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。