浜松まつり2019!見どころやスケジュールや交通規制、問題点も!

毎年ゴールデンウィークになると日本各地でお祭りが催されます。

端午の節句の日には、生まれてきた子の健やかな成長を願って運気上昇のシンボルである凧を上げて祝うところもあります。

日本三大凧合戦として知られている浜松まつりもそんなお祭りのひとつです。

今回は、江戸時代から続いているとも言われている浜松まつり2019の日程や見どころ、交通規制や問題点などについてご紹介します。

 

 

 

浜松まつり2019開催情報

 

浜松まつり2019

  • 開催期間:2019年5月3日(金・憲法記念日)~5月5日(土・こどもの日)

凧揚げ合戦

  • 5月3日・4日 10:00~15:00
  • 5月5日 12:00~15:00
  • 場所:中田島凧揚げ会場 静岡県浜松市南区中田島町 中田島砂丘

御殿屋台引き回し

  • 5月3日・4日・5日 18:30~21:00
  • 場所:浜松市中心部 鍛治町・広小路通り

問合せ先:浜松まつり組織委員会(電話:053-458-0011)

 

中田島凧揚げ会場

 

浜松まつりの見どころ

凧揚げ合戦

浜松まつりの最大の見どころは凧揚げ合戦です。

初日は長男の誕生と健やかな成長を願って、かわいい男の子が親に抱かれながら初凧を上げ、4日と5日は170以上もある各町内ごとに独特の紋様が描かれた大凧を一斉に上げ、互いに凧の紐を切って勝敗をつけます。

凧の大きさは大きいものでは10帖もあるものもあって、紐切りをさせないために重く仕上げられています。

「オイショ」という掛け声とともに大勢の人の手によって空高く舞うたくさんの凧の姿は壮観そのものです。

でも、紐を切られて落ちる凧にははかなさも感じてしまいますね。

ただ、参加する町内が増えて中には紐切りの技術を持たない町内もあり、上げることだけに特化した軽量の凧も多くなっています。

 

 

御殿屋台引き回し

昼間の明るい雰囲気とはうって変わって、浜松まつりの夜は御殿屋台引き回しで活気づきます。

83か町が意匠を施した絢爛豪華な御殿屋台が町内を回り、幻想的な雰囲気の中、その美しさを競い合います。

 

 

合同練り

2014年まで、浜松まつりでは各町内がブロック単位に集合して一堂に練る「合同練り」という屋台の競演が行われていました。

夜に行われ、大変な賑わいと興奮を味わえるイベントでしたが、盛り上がりの興奮がなかなか冷めずに午後10時の終了時間が守られないため、周辺住民からの騒音の苦情が後を絶たず中止ということになってしまいました。

その代わり、5月4日と5日には各町の単独練り、あるいは指定区域内での合同練りが実施されます。

 

 

浜松まつり スケジュール

浜松まつりのメインとなる会場は、凧揚げ会場となる中田島会場と御殿屋台引き回しが行われる市中心部会場の二つです。

中田島会場のスケジュール

5月3日~5日

凧揚げ会場:10:00~12:00 子ども凧揚げ(5日のみ)

凧揚げ会場:10:00~15:00 凧揚げ合戦(5日は12:00~15:00)

風紋広場:10:00~17:00 浜松まつり展示

風紋広場:12:00~15:00 郷土芸能・やら舞歌

風紋広場:10:00~16:00 土産品協会物産展

浜松まつり会館:9:00~14:00 ミニ凧作り体験

浜松まつり会館:9:00~16:30 出世太鼓体験

浜松まつり会館:10:00~15:00 大凧フォトスポット・フォトコンテスト

 

(引用:https://hamamatsu-daisuki.net/matsuri/map/)

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市中心部会場のスケジュール

5月3日

鍛治町・広小路通り:17:00~18:30 浜松まつり音楽フェス

鍛治町・広小路通り:18:30~21:00 御殿屋台引き回し

ザザシティ浜松中央広場:13:00~17:00 大道芸スペシャル

ソラモ:10:00~17:30 浜松まつり展示

ソラモ:16:30~17:30 お囃子・子どもラッパ隊

ソラモ:10:00~ 静岡新聞号外サービス

アクトシティ浜松大ホール:13:30~16:00 ミス浜松コンテスト

アクトシティ浜松サンクンプラザ:11:00~20:00 世界の屋台

アクト通り:11:00~18:30 浜松まつり出世道inアクト通り

アクト通り・鍛冶屋町通り:11:00~18:30 御殿屋台展示

5月4日

鍛治町・広小路通り:18:30~21:00 御殿屋台引き回し

ザザシティ浜松中央広場:13:00~17:00 大道芸スペシャル

ソラモ:10:00~17:30 浜松まつり展示

ソラモ:16:30~17:30 お囃子・子どもラッパ隊

ソラモ:10:00~ 静岡新聞号外サービス

ソラモ:10:00~11:30 日本民謡総踊り

アクトシティ浜松サンクンプラザ:11:00~20:00 世界の屋台

アクト通り:11:00~18:30 浜松まつり出世道inアクト通り

アクト通り・鍛冶屋町通り:11:00~18:30 御殿屋台展示

5月5日

鍛治町・広小路通り:18:30~21:00 御殿屋台引き回し

ザザシティ浜松中央広場:13:00~17:00 大道芸スペシャル

ソラモ:10:00~17:30 浜松まつり展示

ソラモ:16:30~17:30 お囃子・子どもラッパ隊

ソラモ:10:00~ 静岡新聞号外サービス

アクトシティ浜松サンクンプラザ:11:00~19:00 世界の屋台

アクトシティ浜松音楽工房ホール:10:00~16:30 ハーモニカ100曲リレーコンサート

アクト通り:11:00~18:30 浜松まつり出世道inアクト通り

アクト通り・鍛冶屋町通り:11:00~18:30 御殿屋台展示

 

(引用:https://hamamatsu-daisuki.net/matsuri/map/)

 

浜松まつりへのアクセス

中田島凧揚げ会場へのアクセス

駐車場がないため、また付近の国道1号線より南は交通規制があるので会場近くへは車では行けません。

飯田公園に約1200台が停められる臨時の無料駐車場が設けられ、浜松駅からと飯田公園から会場までのシャトルバスが運行されるので凧揚げ会場にはそれで移動することになります。

 

 

シャトルバス運行状況(浜松駅←→中田島凧揚げ会場←→飯田公園臨時駐車場) 

  • 片道料金(各区間):大人280円 小学生以下140円
  • 運行時間:浜松駅発・飯田公園臨時駐車場発ともに 始発9:00・最終14:00

 

凧揚げ会場には約400席の無料観覧席が用意されますが予約することはできません。

無料観覧席の利用可能時間は3日間とも10:00から15:00までです。

 

浜松市中心部へのアクセス

御殿屋台引き回しなどがある浜松市中心部へは、JR浜松駅あるいは、遠州鉄道の新浜松駅を利用するのが便利です。

 

車で行く場合には市内周辺の有料駐車場を利用することになりますが、すごい人出なのでどこもすぐに満車になってしまうことが予想されます。

東海道本線で浜松駅のひとつ隣の天竜川駅か高塚駅周辺の駐車場に車を停めて電車で浜松駅に向かったほうがいいでしょう。

パークアンドライドという方法です。

浜松市内で駐車場を探してウロウロするより確実に早く観覧することができると思いますよ。

 

浜松まつりの交通規制

浜松まつりでは、凧揚げ合戦と御殿屋台引き回しのために交通規制が実施されます。

 

◆凧揚げ合戦の交通規制

実施日:5月3日・4日・5日

実施時間:午前9時~午後4時

 

◆御殿屋台引き回しの交通規制

実施日:5月3日・4日・5日

実施時間:午後5時~午後9時

 

交通規制の詳細はコチラ

(※上記の情報は2018年のものですが、毎年ほぼ同じです。)

 

浜松まつりの問題点

 

浜松市の道路事情

浜松市はモータリゼーション華やかな街で、車なしでは生活ができないと言ってもいいほどの車社会の街です。

当然、普通の日でも道路は混雑し、それは市の中心部から離れたところでも同じです。

浜松市の人口は市町村合併後でも90万人そこそこです。

そこに倍近くの人が集まってくれば、どうなるか想像はつきますね。

浜松祭り当日は、御殿屋台が道路を占拠して交通規制が行なわれます。

日本の大動脈である国道1号線が南北に走っていますが、ただでさえ車の往来が多くなるゴールデンウィークにはこの道路も大渋滞が発生し、物流業者に大打撃を与えています。

さらに、きちんとした迂回路がないということもこうした事態に拍車をかけています。

 

モラル・マナーの低さ

浜松市は政令指定都市のなかで交通事故発生率がダントツでワースト1です。

人口10万人あたりの事故数は1000件を超え、免許人口1万人あたりの死亡者数も1位です。

こんなことから「浜松人は自己中心的」と言われるのかもしれません。

 

浜松祭りにもマナーの悪さが現れ、これまでに集団による暴力・傷害事件も起きました。

暴力を加えた人のなかには祭りの役員もいたというのですから驚きです。

こういった競い合うお祭りは荒っぽいものなんですが、浜松祭りの凧揚げは子供の誕生と健やかな成長を願うものです。

子どもたちがこんな暴力事件を知ったらどう思うのか考えなかったんでしょうか?

 

さらに浜松祭りの参加者の中には、深夜でも笛やラッパを吹いて騒音を出し、周辺住民に多大な迷惑をかけるという事態も起きています。

 

また、浜松まつりは基本的に地元の人しか参加できないことになっていて、ハッピやワッペンが参加証のようになっています。

しかし、地元の人でなくてもハッピやワッペンをお金を出して入手すればお祭りに参加できてしまいます。

確かにお祭りを維持・運営していくには多額の費用が必要になりますが、参加者をハッピやワッペンで管理するという制度はいかがなものかと思いませんか?

 

終わりに

浜松まつりは毎回150万人以上の人が集まる大イベントに成長し、規模が大きくなったための弊害もよく聞きますし、ほかにも祭りが本来の趣旨と違ったものになってしまったなど、色んな問題を抱えています。

それにもかかわらず浜松まつりが今日まで開催されてきたのには、関係者の甚大なる努力があったからだと思います。

しかし、将来的に浜松祭りはひょっとしたら今と違う形になってしまうのかもしれません。

そうなる前に今のスタイルの浜松まつりを堪能してみてはいかがでしょうか?

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。