岸和田だんじり祭りの日程の決め方!9月10月の日程とトリビア

毎年夏から秋になると各地でお祭りが盛んに開催されていて、なかでも勇ましさでは一・二を争うのが岸和田だんじり祭りですね。

重さ4トンもあるだんじりを、100メートルもある2本の綱ですごいスピードで引き回す様はまさに圧巻そのもので、実に勇壮なお祭りです。

死亡事故も起きた岸和田だんじり祭りですが、その人気は衰えることはありません。

今回は岸和田だんじり祭りの日程の決め方や見どころなどをご紹介します。

 

岸和田だんじり祭

 

 

岸和田だんじり祭りの日程

 

岸和田だんじり祭りの日程の決め方

実は岸和田だんじり祭りは9月と10月の2回行われるんですよ。

岸和田市のだんじりは地区ごとの「町会」と呼ばれる祭礼を行う組織が所有していて、「浜手」の地区が9月に、「山手」の地区が10月にだんじり祭りを行い、この二つを合わせて岸和田だんじり祭りと言います。

「浜手」と「山手」の名前から分かるように、9月の浜手は岸和和田の海側、10月は岸和田の山側と和泉市で行なわれます。

規模としては9月に行なわれる祭礼のほうが圧倒的に大きく有名です。

 

9月の日程の決め方

かっては9月15日の敬老の日を本宮、その前日を宵宮としていましたが、ハッピーマンデー制度の実施により、9月15日が祝日ではなくなり、現在は敬老の日の直前の土日に変更されました。

 

10月の日程の決め方

こちらは体育の日を基準に決められていて、体育の日直前の土日が宵宮と本宮になっています。

これを覚えておけば「今年はいつだっけ?」なんで悩まなくてすみますね。

因みに2019年の岸和田だんじり祭りの日程は次のようになります。

そして、どちらも試験曳きが行われ、試験曳きは9月が本宮の前週金曜日と前々週日曜日、10月が本宮の前週日曜日になっています。

ちなみに、2019年の岸和田だんじり祭りの日程は次のようにないます。

 浜手(9月)山手(10月)
試験曳き8日(日)14時~16時6日(日)13時~17時
13日(金)14時~16時
宵宮14日(土)6時~22時12日(土)6時~22時
本宮15日(日)9時~22時13日(日)7時~22時

 

 

岸和田だんじり祭りの見どころ

 

岸和田だんじり祭りの見どころは何と言っても、だんじりをすごい速度で引っ張り、その速度のまま方向転換させるやりまわしでしょう。

 

 

だんじりの曳行コースの曲がり角は見物人で溢れかえりますが、たいへん危険な場所でもあります。

重さ4トンもあるだんじりが全速力で人が走るようなスピードで曲がるわけなので、転倒する危険性が高く、だんじりに乗っている人だけでなく、見物人も怪我をする危険性もあります。

岸和田市の観光課も「だんじりが曲がる角は危険です」と呼びかけていますので、見物する際には十分に注意しましょう。

安全にやりまわしが見たいときにはコースの反対側の角で見るのがおすすめですね。

岸和田だんじり祭りのもう一つの見どころはだんじりそのもので、一台一億円とも言われているだんじりには芸術的な見事な装飾が施されていて、この装飾だけでも一見の価値はあります。

やりまわしが行なわれているときには人通りが多く、ゆっくり装飾を見ている暇はありませんが、試験曳きの日は人通りも少なく、だんじりもゆっくり目なのでチャンスです。

ゆっくり目といってもそこそこのスピードで、あわや転倒なんてこともあるんですよ。

上に乗っている人はさぞや怖いでしょうね。

9月の試験曳きを見るチャンスは2日間あり、試験曳きを見てから宵宮や本宮を見れば、より一層楽しめることでしょう。

 

 

また、午後7時からの灯入れ曳行はたくさんの提灯に灯がともされ、昼間とはちょっと違った幻想的な雰囲気が漂います。

時間に余裕のある方はこちらも見てみてはいかがでしょうか。

 

 

岸和田だんじり祭りのちょっとしたトリビア

岸和田だんじり祭りの由来

秋に催されるお祭りは、神様に五穀豊穣を祈るものが一般的ですが、岸和田だんじり祭りもそうです。

元禄16年(1703年)に岸和田藩主の岡部長泰が、京都伏見大社の祭神を岸和田城三の丸に分詞し稲や麦、あわやひえなどの豊作を祈願して行った稲荷祭が始まりとされています。

最初は岸和田城下5町だけで行なわれていましたが、次第に他の村々でも行なわれるようになり、だんじりも小さな引き檀尻(ひきだんじり)からだんだんと立派なものになっていきました。

 

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だんじりで壊れた電柱や民家の補償はどうするの?

岸和田だんじり祭りではカーブを上手く曲がれずに、民家や電柱に激突したりする事故がよく起こり、だんじりが転倒してけが人がでることもあります。

そこで被害を受けた電柱や家屋、怪我をした人は誰が補償してくれるんでしょう?

やりまわしの沿道上にある家は何度も被害を受けることもあり、いくらお祭りと言えども家を壊されたり怪我をしたのではたまりませんよね。

いろいろ調べてみると、だんじりを保有している町会ごとに「だんじり保険」というものを掛けて物損、傷害、死亡を保険しているそうです。

これで沿道のひともだんじり祭りを応援できますし、見物する人も少しは安心でしょう。

でも、テレビで見ているとかなりの被害を受けている家屋もあるので、保険の掛け金はきっと高いでしょうね。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。