テレビで化粧品のコマーシャルを見ない日はありませんね。
最近ではヒアルロン酸やコラーゲンなど
お肌のための通販のサプリメントも星の数ほどあります。
女性って大変だなぁと思ってしまいますが
男性にも髭剃りという大変なことがあるんですね。
神様は人間を平等に作っていたんです。
毎朝面倒な髭剃りをするたびに
髭なんて生えてこなくていいのにと思います。
きれいに剃れたと思っていても指で顎の下あたりを触ったとき
「ジョリッ」なんて感触があったときや
カミソリ負けして出血したりしたときは特にそうです。
髭剃りのときの出血ってなかなか止まらないんですよね。
家を出るまでティッシュで強く押さえていても
ポツンとした赤いものをつけたまま出勤することになります。
毎日出血することはないんですが
髭剃りのときに出血しない剃り方ってあるんでしょうか?
髭剃りで出血しないために
髭剃りをするときに、髭といっしょに皮膚を削り落としてしまい
肌がヒリヒリしたり、出血してしまうことをカミソリ負けと言います。
カミソリ負けの原因で自分で何とかできる方法としては
- 髭の剃り方
- カミソリ自体の問題
この二つがあります。
それでは順番に見ていきましょう。
カミソリ負けしない髭の剃り方
誰よりも髭剃りの回数が多いのは床屋さんですね。
床屋さんはプロなんだからキレイに剃れて当たり前。
でも、お客さんに出血させてしまったら一大事です。
そんな床屋さんが行っている手順は次のようなものです。
- 顔の汚れを取る
- 髭を柔らかくする
- シェービングフォームなどをつける
- 最初は順反りで剃る
- 気になるところを逆剃りする
- 終わったらスキンケアを
ここらへんがキチンとできれば、キレイに
しかも出血することなくこんなふうに髭剃りができるようになりますよ。
それぞれ、そのポイントを詳しく見てみましょう。
1.顔の汚れを取る
髭を剃る前にお湯で顔を荒い、油脂やホコリなど顔の汚れを取ります。
顔に余分なものがついているとカミソリの切れ味が悪くなり
それだけ肌に負担がかかってしまうからです。
2.髭を柔らかくする
髭って柔らかそうにみえますが
実は同じ太さの銅線と同じくらいの硬さがあるそうです。
そのままでは硬い髭も、水分を含ませることで膨張して柔らかくなります。
できれば熱めのお湯で髭をしめらせ、髭を柔らかくします。
床屋さんで髭剃り前に蒸しタオルをかけるのはこのためで
髭を柔らかくするのと、顔の汚れを取るのを一緒にやってます。
3.シェービングフォームをつける
シェービングフォームをつけるのは肌の滑りをよくするためです。
最近はジェルタイプのものも販売されていますが
効果が同じならどちらでもかまいません。
私はシックのジェルタイプのものを使っていますが
肌のすべりが良く、スルスル剃れて気持ちいいですよ。
昔からあるブラシで泡を作って肌にのせる方法も
ブラシの毛先で肌の汚れを取るので
少し面倒ですがおすすめです。
4.最初は順剃りで剃る
剃り始めは髭の生えている方向と同じ方向に剃ります。
つまり、上から下に向かう順剃りで剃ります。
最初から下から上への逆反りをすると
カミソリへの抵抗が大きくなって髭と一緒に皮膚を持ち上げてしまい
皮膚も切ってしまうことにつながります。
肌への負担を少なくするために、最初は順剃りで剃るようにします。
このとき、数回に一回程度カミソリをゆすいで
切った髭をきれいに流します。
5.指先で確認して逆剃りをする
順剃りだけではどうしてもきれいには剃りきれません。
順剃りをしたあと、指先で肌を下から上に滑らせ
ジョリジョリ感があるところを逆剃りします。
このとき指を皮膚に押し付け、上に引っ張るようにして剃ります。
髭を少しでも立たせるためです。
また、逆剃りときにカミソリ負けしやすいので
髭剃りの刃と肌の接触面をなるべく小さくします。
髭剃りを寝かせるのではなく、若干立てるようにします。
同じところを何度も剃るのではなく、指先で確認しながら
必要最低限の回数で剃りあげます。
カミソリをゆすぐのは順剃りのときと同じです。
6.髭剃り後はケアを
髭を剃り終わったあとのケアも重要で、乳液や美容液で肌の保湿をします。
肌が乾燥していると次の髭剃りのときに影響しますからね。
アフターシェーブローションもいいとは思いますが
私は使ったあとのヒリヒリ感がいやなのでふつうのスキンローションを使っています。
こちらのほうが肌の保湿にはいいのではないでしょうか。
カミソリ自体の問題
カミソリの切れ味が落ちてくると
肌への負担が大きくなりカミソリ負けが起きやすくなります。
床屋さんで使っているような一枚刃のカミソリのように
研ぐことができればいいんですが
私たちが使っている安全カミソリは研ぐことができないので
定期的に交換することが必要です。
カミソリの交換時期
どのメーカーのホームページを見ても
推奨される替刃の交換時期の目安はおよそ2週間となっていますが
これは髭の濃さや硬さ、剃り方によって随分と違います。
ただ、「私は二日に一回しか剃らないから」としても
替刃の寿命が2倍に伸びるわけではありません。
一度使ってしまったら品質は劣化するばかりです。
「切れ味が悪くなったな」と感じたときが交換時期です。
とは言っても替刃も高価なものです。
ここでは替刃の劣化を少しでも遅くする方法をご紹介します。
◎刃の汚れをきれいにする
カミソリの切れ味が悪くなるのは刃先が酸化するためです。
それを防ぐひとつの方法に刃の汚れをきれいすることが挙げられます。
髭剃りが終わったあとはカミソリを水の中で振ってきれいしている方もみえるでしょう。
でも、これでは油脂は落ちません。
刃先をきれいにするために、髭剃りが終わったあと
少し厚めの乾いたタオルなどにカミソリの刃を押し当て
髭を剃るときと反対方向に滑らせます。
刃の汚れが取れるのは片側だけですが
何もやらないときよりも効果は確実にあります。
◎乾燥させて保管する
水分があると刃先の劣化がより進行します。
髭剃り後、カミソリを洗面所や浴室に置きっぱなしにすると
刃先の劣化が早まって、交換時期が早く来てしまいます。
髭剃りが終わったらカミソリの水分を拭きとって
密閉容器に入れておくと、これをある程度防ぐことができます。
ドライヤーで細かいところの水分を吹き飛ばすのもいいですね。
ただ、プラスチックの部分の熱変形には要注意です。
◎必要以上に剃らない
もう剃れているところに何度もカミソリの刃をあててはいけません。
カミソリの刃先と肌の接触が増えるほど刃先の劣化は早まります。
指先で確認して、まだ十分に剃れていないところだけを剃ります。
このことはカミソリ負けを防ぐことにもつながります。
最後に
カミソリ負けで出血してしまうと、すぐに出血が止まればいいんですが
そうでなければ、その日一日は憂鬱で気になってしまいますね。
私も髭剃りのときの出血には随分憂鬱にさせられ
何とか出血しないように髭剃りをしようといろいろ調べました。
今回ご紹介した方法で全くカミソリ負けしなくなったということはないのですが
それでもだいぶ出血する回数は減りました。
特に髭剃り前に髭をお湯で濡らして温めることがいいみたいです。
もしも、出血してしまったときは蒸しタオルで押さえると出血が早く止まります。
髭剃りが完璧にできると一日が楽しくスタートできます。
これからまだ何万回としなければいけない髭剃り。
どうせなら、楽しい一日のスタートにしたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。