年度が変わると進学や就職、転勤などで初めて実家を離れて一人暮らしを始めることになるという人も多いことでしょう。
引っ越しも初めてという人もいるかと思いますが、引っ越しで一番面倒なのが荷造りです。
要領よく短時間で必要な荷物をパパっとまとめるにはどうすればいいんでしょうか。
今回は、手早く効率的にできる引っ越し荷物のまとめ方をご紹介します。
荷造りの準備
準備8割本番2割という言葉があるように、荷造りをするのにも準備期間が必要です。
学生さんなら春休み中なので2~3日、社会人なら一日の仕事が終わってからになるので一週間はみておきたいですね。
この間に必要なものを揃え、荷造りを完了させます。
スペースを確保する
ほとんどの引っ越しの荷物はダンボールに入れて運搬することになるんですけど、幾つものダンボールは結構なスペースを取ります。
ですから、押入れなどを整理してダンボールを置くスペースを確保する必要があります。
その際、不要なものは捨てたりリサイクルショップで処分すると断捨離にもなっていいですよ。
持っていくものリストを作る
持っていくものを前もってリストにしておくことで、効率よく荷物を揃えられます。
まずは自分の部屋をグルッと見回して必要なものをリストアップし、続いて一日の生活を思い出して必要となるものを書き出します。
持っていこうかどうか迷ったときには、とりあえずリストからは外します。
必要になったら後から送ってもらえばいいんですからね。
荷造りに必要なものを揃える
◎ダンボール
引っ越しを業者に依頼する場合には無料でもらえる場合も多いです。
わざわざ買うのがもったいないのであれば、スーパーやドラッグストアに置いてあるものをひと声かけてもらってくればダダで用意できます。
ダンボールは最低でも大小2つのサイズを用意し、小さなものもには辞書や本、パソコンや食器などの重量物を、大きなものには衣類など軽いものを詰めます。
衣類を詰めるときには、季節物で分けておいたほうがあとあと便利です。
◎新聞紙
緩衝材として利用します。
プチプチ(エアークッション・エアキャップ)などがあればベストですが、新聞紙やタオルでも大丈夫です。
◎テープ類
ガムテープはダンボールの梱包用に、きれいにはがしたいところには養生テープを使います。
◎ビニール紐
家電製品のコードをまとめたり、緩衝材でくるんだ食器をまとめるときに使います。
◎手袋
梱包時に手をケガしないためにつかいます。
軍手は指先の感覚が分かりづらく滑りやすいので、手のひら側に薄いゴムを張ったゴム背抜き手袋がおすすめです。
◎マジック
梱包したダンボールに中身を書くときの判別用です。
割れ物には赤のマジックで「割れ物」と書いておけば安心です。
◎カッター・はさみ
◎掃除用具
普段なかなか手が届かない本棚やタンスの隙間は意外にホコリやゴミがたまっているものです。
ハンディタイプのほうきやちり取り、あれば使い捨てのクイックルワイパーやハンディモップなんかも便利です。
荷造りのコツ
荷造りはテキパキと要領よく済ませたいですね。
そのためのコツをご紹介します。
使わないものから順に荷造りする
早く荷造りするためには季節外れの洋服など、とりあえず今は使わないものから先にとっととダンボールに詰めていってしまいます。
こうすることで荷物が早く片付きますよ。
荷物の重量に応じたダンボールを使う
重量物は小さなダンボールに、そうでない軽いものは大きなダンボールに詰めます。
大きくて重いダンボールは自分が持てないばかりか、ダンボールの底が抜けてしまうこともあります。
また、積み重ねたときにダンボールが破損する原因にもなります。
用途に応じてダンボールをまとめる
例えば、台所用品をあちこちのダンボールに入れるのではなく、一つか二つのダンボールにまとめれば、引越し先で開梱したときに中身の配置が楽です。
割れ物は緩衝材で包む
陶器製品やガラス製品などの割れ物は新聞紙やプチプチなどの緩衝材で包みます。
新聞紙は一度クシャクシャにしてから広げて使うと緩衝効果がアップします。
ダンボールの底にも緩衝材を敷き、隙間にも緩衝材を詰めておきます。
特に気をつけなければいけないのが液晶テレビの梱包です。
液晶テレビは衝撃に弱く、特に液晶の部分はちょっとした衝撃で損傷しやすいものです。
液晶テレビは立てて運ぶのが原則で、テレビを購入したときの箱があればそれに入れ、なければ毛布でくるんだり、厚めもダンボールでずれないように液晶部分をカバーして荷造りします。
ダンボールには中身を書いておく
荷造りしているときは覚えていても、すべてのダンボールの中身を覚えているのはまず不可能なので、ダンボールには何が入っているのか書いておきます。
水性のマジックはガムテープの上から書くと触ると消えてしまうので、油性のマジックがおすすめです。
割れ物が入ったダンボールには、目立つように赤のマジックで「割れ物注意」と目につくところ二箇所くらいに書いておきます。
家具の配置を考えておく
引越し先でアタフタしなくてもいいように、机やベッド、本棚などの家具の置き場所を考えておき、大きな家具から運びこむようにします。
そうすることで荷物を家具のそばに置くのが素早くできます。
引っ越し業者さんに依頼する場合にも、事前に打ち合わせておきます。
大型家電や布団は?
一人暮らしを始めるとなれば、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も必要になってきますね。
実家に2台あって1台送れるという場合は別にして、今はネット通販や家電量販店でも1,2日で配達してもらえ、さらに送料無料のことも多いので、引越し先で手配したほうが手間がかかりません。
1日や2日は食べ物は出来合いのもので我慢し、洗濯はコインランドリーで済ませます。
これに対して引っ越したその日に必要になる布団は、圧縮袋で小さくして送ります。
すぐに使うものは最後にまとめる
引っ越ししてすぐに使う洗面用具、ティッシュペーパー、コスメ用品などの日用品は、ほかのものと別にして最後にまとめて詰めるようにします。
掃除用具も別にまとめておくと、すぐに使う場合もそうでない場合も便利です。
最後に
初めての一人暮らしとなると、引っ越しのときに何か漏れてないだろうか?と心配にもなります。
でも、もし漏れていたとしても引越し先で買い求めればいいんです。
そんなときのために、引越し費用と別に少し予算を取っておくといいですね。
初めての一人暮らしには「誰にも気がねなく暮らせる」という開放感とともに、「1人でやっていけるのだろうか」という不安感もつきまとうと思います。
引っ越しの最重要事項である荷造りをそつなくこなして、快適な一人暮らし生活をスタートさせましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。