私は古いものが大好きで神社やお寺によく行きますが、重機も機械もない時代によくあんなものを造ったものだと感心します。
なかでも、今から1200年以上も前に銅を鋳造して作った東大寺の大仏には、当時の人達の苦労や熱意が感じられます。
ところで、大仏の頭にはブツブツの突起がありますがあれって一体何で、何か意味があるのでしょうか。
今回はそんなところを調べてみました。
大仏の頭の突起は何?
大仏の頭の突起は螺髪(らはつ)と言います。
お釈迦様のように悟りを開いた人には身体的な特徴があり、螺髪もそのうちの一つで、仏様(悟りを開いた人)の髪の毛です。
お寺に行くと仏像が祀ってあることもあるんですけど、頭に被り物をしていても髪の毛は普通の人と同じという仏像もありますね。
あれはまだ悟りを開いていないからなんです。
悟りを開いたお釈迦様の髪の毛は螺髪なんですけど、お釈迦様の弟子と言われる文殊菩薩(もんじゅぼさつ)はまだそこまでの境地に達してなかったから髪の毛はそのままなんです。
このように螺髪は菩薩にはなく、お釈迦様のような如来にしかないんです。
螺髪とは?
恐いお兄さんのヘアスタイルの定番であるパンチパーマに似た螺髪にはどんな意味があるんでしょうか。
螺髪は知恵の象徴です。
螺髪の「螺」は巻き貝のことで、螺髪は渦巻状に右巻きになっていて、その長さは無限であり、途方もなく長い時間を表しています。
その長い時間とは、人々を悩みや苦しみから救えるよう悟りを開くまでにずっと考え続けていた時間です。
気の遠くなるような時間をかけて考えに考えた末に悟りを得、髪の毛が螺髪になったということで螺髪は知恵の象徴とされるようになったわけです。
恐いお兄さん方のパンチパーマとはずいぶん違いますね。
因みに、螺髪のルーツはお釈迦様のようですよ。
もともとお釈迦様の髪の毛は3~4センチの長さで、右回りにカールしてたそうです。
螺髪はこの右巻きのお釈迦様のヘアスタイルを真似ているそうですが、鎌倉の大仏だけはなぜか左巻きになっています。
鎌倉の大仏は阿弥陀如来の大仏なんですけど、他の阿弥陀如来の大仏も右巻きでどうしてこの大仏の螺髪だけが左巻きになっているのかは分かっていません。
螺髪以外の仏様の特徴
大仏様の頭を見ると、螺髪以外にも人間と違った特徴があります。
肉髻(にくけい)
大仏によっては頭頂部が大きく盛り上がっているものもあります。
あれは髪の毛ではなく、脳が発達して膨らんで盛り上がったもので、超人的であるということを表しています。
肉髻珠(にくけいじゅ)
肉髻の盛り上がりの境目の正面に入れられるのが肉髻珠です。
知恵が身体から光として発するところとして表現されているものです。
白毫(びゃくごう)
仏陀の眉間にある右回りの細い白毛で、仏の慈悲の光がここから放たれ、世界を照らすとされています。
第3の目とも言われています。
耳垂(じだ)
大仏様の耳たぶは穴が空いていて、肩まで届くほどの長さです。
これは大きい耳で全世界の人の声を聴く能力があることを表しています。
大仏の頭のようなフルーツ
フルーツショップやスーパーなどで大仏様の頭のような形のフルーツを見たことはありませんか?
あのフルーツの名前はバンレイシと言います。
英語名はシュガーアップル、日本名は釈迦頭(しゃかとう)と言い、まさに大仏様の頭から取った名前です。
原産地は中南米で、台湾やインドネシアなど東南アジアで栽培され、数は少ないものの日本に輸入されるものは東南アジア産ものがほとんどで、冬が旬のフルーツです。
沖縄でも栽培されているそうです。
台湾では1個200円ほどなんですけど、それが日本に来るとうんとお高くなってしまいます。
痛みやすく希少価値が高いのでしょうがないかなとも思いますが、もうちょっと安く、せめて500円くらいにならないかなと思いますね。
私も一度しか食べたことはありませんが、プリンのようなヨーグルトって感じでものすごく甘かったという記憶があります。
多分これからも食べる機会はほとんどないでしょう。
宝くじでも当たれば別ですが・・・。
終わりに
これまで大仏様は誰かをモデルにしてるのだろうなとは思っていたんですけど、頭の部分だけは人間と違うので違和感を感じてました。
大仏様の顔は悟りを得た人の顔だったんですね。
また大仏を見る機会があったら、螺髪だけではなくて肉髻や白毫なんかもあるかしっかり見てみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。