みなさんは台所に立つことって多いですか?
主婦の方は毎日でしょうし、最近は厨房男子なんて言葉も生まれて男性でも料理する人が増えてきました。
かくいう私もその一人なんですけど、調理していると人参の頭の部分とか白菜の下の部分など、捨ててしまうところって結構多くて「もったいないなぁ」としょっちゅう思ってます。
キャベツの芯なんて捨てる部分の代表格みたいなものですが、何とか使えないかといろいろ試してます。
今回はキャベツの芯の使い道についてご紹介します。
キャベツの芯の使い道
値段も安くていろんな料理に手軽に使えるキャベツには、ビタミンCや別名キャベジンと言われるビタミンU、カリウムやカルシウムなど豊富な栄養が含まれていて、さらに抗がん作用もあるそうです。
また、ビタミンUは葉の部分よりも芯のほうに多く含まれているらしいので、芯も捨てずに全部食べたい食材です。
細かく刻んで炒める
焼きそばを作るときにはたいていキャベツを使いますよね。
そのときに芯の部分も細かく刻んで炒めて入れると、甘さが増して美味しくなりますよ。
ポン酢とラー油で一夜漬け
キャベツの芯(葉脈の厚い部分も)を薄切りにしてビニール袋に入れ、適量のポン酢とラー油数滴を入れて冷蔵庫で一日漬けておけば出来上がりです。
キャベツの芯って薄く切るとたけのこみたいですね。
キーマカレー
キーマカレーって手軽に作れて美味しいですね。
付け合せのサラダにキャベツの千切りを使うとき、芯が余ってしまいます。
キーマカレーは人参や玉ねぎをみじん切りにして入れるんですけど、そのときにキャベツの芯をフードプロセッサーでペースト状にして入れます。
私はそのとき余っているネギやブロッコリーなどの野菜も一緒にペースト状にして入れてます。
もちろん、人参や玉ねぎもキャベツと一緒にペースト状にしてもオッケーですし、みじん切りにするより手間がかかりません。
かき揚げにする
玉ねぎや人参なんかがあったら、キャベツの芯をささがけに切っていっしょにかき揚げにします。
天ぷら鍋を使うのが面倒だったら、水で溶いた小麦粉をつけ、具を薄くしてフライパンに多めの油を入れて焼く感覚でオーケーです。
お味噌汁に入れる
お味噌汁はほとんどの具材に対応できる万能の料理です。
キャベツの芯も薄切りにして入れると甘くて美味しいお味噌汁になりますよ。
スープを取る
キャベツの芯だけでなくて、ブロッコリーの芯、人参の頭の部分、ピーマンのヘタの部分など捨ててしまう野菜を冷蔵庫にためておき、そこそこの量になったら茹でてスープを取ります。
野菜風味たっぷりのダシが出て、いろんな料理に使えますよ。
ただ、野菜にも賞味期限(冷蔵庫での保管期限)がありますので、できるだけ早めに使うほうがいいんですけど、たまるまでに時間がかかるようなときは冷凍保存します。
キャベツの賞味期限は2週間程度、葉物野菜の賞味期限はだいたい一週間くらいです。(ブロッコリーはもっと短いです。)
冷凍保存する場合は1ヶ月程度もちますが、葉物野菜は一度茹でてから水を切って冷凍します。
キャベツを再生させる
究極のキャベツの芯の使い道と言えそうなのがキャベツの再生です。
豆苗(とうみょう・えんどう豆の新芽)は葉と茎を食べたあと、残った根の部分を水につけておくと新しい芽が伸びてきてまた食べることができるようになります。
キャベツも同じように芯を水につけておくと再生するんです。
葉が出てきたら切り取って食べることができますが、結球させるまで大きく育てるにはちょっと難しいので、手間と根気が必要です。
◆キャベツの芯の栽培手順
- キャベツの芯を浅めの容器に入れ、1センチほど水を入れて室内の明るい場所に置く。
- 毎日一回水を替える。この際に芯の底の部分を洗う。
- 葉が大きく育ってきたら切り取って使う。
- さらに大きくするなら、葉が出てきたときに土に定植します。
キャベツの新芽は暑さに弱いので、夏は朝だけ陽が当たる場所に置いておくようにするほうがいいでしょう。
また、キャベツは非常に虫がつきやすいので、こまめに駆除する必要があり、50℃くらいのお湯をかけたり、定植したら目の細かいネットで囲うなどの対策を施します。
定植する場合、結球するまでには8ヶ月くらいかかります。
終わりに
キャベツは一玉丸ごと買ったほうが割安なので、全部食べることがなくても一玉買って残りは保存するという方もいると思います。
キャベツは中心から育つ野菜なので、収穫後も芯が残っていると育とうとして葉の栄養分を消費してしまいます。
ですから、残ったキャベツは芯を取ってから保存するほうが鮮度が落ちません。
そして、切り取ったキャベツの芯はご紹介したようにいろんな料理に使えますし、さらには再生もできてしまうというスグレモノです。
栽培してくれた農家さんに感謝しながら、天からの恵を全部いただいてしまいましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。