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寝る前に食べるといけない理由6つ!それでも食べたいときは?

「寝る前に何かを食べると良くない」ということを聞いたことはありませんか?

でも、忘年会や歓送迎会、コンパなどで夜遅くまでお酒を飲んで締めにラーメンなんかを食べて家に帰り、すぐにお風呂に入ってベッドへなんてこともあり、これだと食べる前に何かを食べることになりますね。

いい気持ちで眠れるから最高の気分なんですけど、寝る前に何かを食べるといけない理由ってご存知ですか?

「太るから」ということは多くの方が知ってみえますが、そのほかにもいろんな理由があるんですよ。

今回は寝る前に何かを食べるといけない理由をいくつかご紹介します。

 

 

 

寝る前に食べるといけない理由

 

1.寝る前に食べると太る

やはりこれが一番の理由ではないでしょうか。

人は活動するエネルギーを食物中の糖質から得ているわけですが、使われなかった糖質は脂肪として蓄えられてしまいます。

朝食や昼食で体内に取り込んだ糖質は、日中の活動でエネルギーとして消費されていきます。

ところが寝る前に何かを食べたときには、それ以後の活動量が小さいために消費されずに脂肪として蓄えられて太ってしまうということになります。

(詳しくは→寝る前に食べると太る理由!太らない食べ物ってあるの?

 

 

 

2.胃腸に負担がかかる

人は眠ることによって身体のいろんな器官を休ませていて、胃腸も寝ているときには活動量が落ちています。

そんなときに胃の中に食べたものがまだ残っていると長く停滞してしまうことになり、胃に負担をかけてしまって消化できないものもでてきます。

5kgの容量の洗濯機に10kgの洗濯物を詰め込むようなものですね。

腸には未消化のものが送り込まれてこれもまた腸の負担となり、栄養が十分に吸収できないということになってしまいます。

いくら気をつけて身体にいいものを食べていても、栄養が吸収できないんでは何にもなりませんね。

 

 

3.良い睡眠が取れない

睡眠は身体を休ませるためには欠かせないものですが、睡眠中には次のようなことも行われています。

これらのことが十分に行われることが本来の睡眠の役割で、それに集中するために身体の器官を休ませているわけです。

ところが寝る前に何かを食べると、食べたものの消化・吸収にエネルギーが使われて本来の睡眠の役割が十分に果たせなくなってしまい、良い睡眠が取れないということになります。

お腹がいっぱいになると眠くなるのは身体が欲してんじゃない?なんて思わないでくださいね。

それは単に胃腸にまわる血液が増え、逆に脳の血液が少なくなっただけなんですから。

 

 

4.美容にもよくない

これも女性にとっては重要な問題ですね。

上で書いたように寝る前に食べることによって良い睡眠が取れなくなり、成長ホルモンの分泌が十分に行われなくなります。

成長ホルモンは文字取り成長を促すホルモンで、子供の身長が伸びたり体重が増えていくのに欠かせないホルモンです。

ほかにも成長ホルモンは細胞の修復・再生も行っていて、ダメージを受けた肌は成長ホルモンによって回復するため、成長ホルモンは若返りホルモンとも言われています。

ところが寝る前に食べると成長ホルモンの分泌が不十分になり、肌ダメージの回復が遅れてしまいます。

寝る前に食べることは美肌のためには良くない行為ですね。

 

 

5.便秘にもなりやすい

これはもう想像できますね。

寝る前に食べることによって未消化のものが腸に送られ、腸内環境を悪化させて腸の働きを悪くするために悪玉菌が増えて便秘になりやすくなります。

さらに便秘になると毒性のガスが発生し、肝臓で解毒されなかったものが体内を巡り、肌荒れなどいろんなところで不調を引き起こします。

 

 

6.他の病気との関連性も!

最近の研究で腸内フローラの状態が健康と深い関係にあることが分かってきています。

寝る前に食べることで起こる腸内環境の悪化による悪玉菌の増加が、糖尿病や動脈硬化、免疫機能の低下などと関連性があることが報告されています。

腸管は栄養や水分を吸収するのが主な機能の臓器ではあるが,免疫臓器としての役割とその重要性が注目されている.最近の研究の進展によって,腸内細菌の種類と腸管免疫調節との関係,そして常在腸内細菌叢(腸内フローラ)と疾患発症との関連性が解明されつつある.特に,腸内細菌叢と肥満,そして糖尿病をはじめとする代謝性疾患の発症との関連性が報告されており,疾患の予防を目的とした治療的介入も視野に入れた研究が進められている。

(引用:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/28/1/28_1/_article/-char/ja/)

 

それでも食べたいときはどうする?

寝る前に食べることがいけないと分かっていても、仕事で夜遅く帰ってきて明日も朝が早い、なんてときはどうしても夕食を食べてから寝るまでにあまり時間は取れないですね。

お腹が空いていると眠れないですし。

そんなときには消化が良くて脂肪になる糖質が少ないものを食べるようにします。

 

おかゆ

風邪を引いたときにおかゆを食べるのは常識になってますね。

ご飯を食べたいのはやまやまですが、白米は糖質が多いのでおかゆにすることで五分粥なら同じお茶碗一杯で糖質の量は5分の一以下になります。

 

 

豆腐

豆腐も消化がよく、栄養バランスに優れている大豆が原料なのでおすすめです。

大豆は糖質が少なく、善玉菌のエサとなるオリゴ糖が含まれているので腸内環境を整えるのに役立ちます。

発酵食品である味噌を使った豆腐の味噌汁はさらにいいです。

 

 

おでん

寒いときには温かいおでんも食べたくなります。

大根、はんぺん、厚揚げ、がんもどきなどは消化が良くておすすめですが、ゆで卵やこんにゃくは消化が悪いので避けたほうがいいでしょう。

 

 

低脂肪のヨーグルト

ヨーグルトは腸内の善玉菌を増やして腸内環境を良くしてくれますが、脂肪分が含まれているものは消化の始まりが遅いので避けましょう。

 

 

バナナ

テニスの試合でコートチェンジの際に選手がバナナを食べているのを目にしますね。

あれは、バナナは手軽に食べられて消化がよく、すぐにエネルギーに変換されるからです。

また、バナナには幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの原料になるトリプトファンを多く含んでいるので、寝る前に果物が食べたくなったらバナナを食べましょう。

 

 

ほかにも寝る前に食べても良い物はたくさんありますが、睡眠を妨げるものや胃に負担をかけるものなど、逆に寝る前に食べてはいけない次のような食べ物もあります。

(野菜は食物繊維が多く含まれるので消化器系に負担をかけますが、大根は食物繊維があるのに消化が良い例外の野菜です。)

 

まとめ

 

寝る前に食べてはいけない6つの理由

  1. 寝る前に食べると太る
  2. 胃腸に負担がかかる
  3. 良い睡眠が取れない
  4. 美容に良くない
  5. 便秘になりやすい
  6. 他の病気を引き起こす

寝る前に食べてもいいもの

  • おかゆ
  • 豆腐
  • おでん(大根やがんもどき)
  • 低脂肪ヨーグルト
  • バナナ  など

寝る前に食べてはいけないもの

  • カフェインを含んだもの
  • 脂分や脂肪が多いもの
  • 砂糖が多いもの
  • 赤身の肉
  • 野菜(食物繊維の多いもの)  など

 

夜遅く家に帰ってきてそのまま寝ようと思っても、お腹が空いているとなかなか眠れないですよね。

そんなときには、食べすぎて翌日胃もたれになってしまうようなことがないよう、消化の良いものを少しだけ空腹感満がたされるだけ食べてから寝るようにしましょう。

いくら消化が良いものでも、食べすぎてしまうと美容にも健康にもよくありませんよ。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。