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ホワイトデーの由来!お返しで人気があるのは?

毎年3月14日が近づいてくると男性の皆さんは
ホワイトデーの贈り物を何にしようかと悩んでませんか?

独身のころは本命チョコもいくつかもらって
ホワイトデーのプレゼントを選ぶのもそれなりに楽しかったのですが
結婚したとたんにもらうのは義理チョコばかり。

義理でもらったものに何かお返しをするのも変だと感じつつも
それでもお返しをしなければ「セコいヤツ!」と思われそうで
毎年お返しを何にするか悩んでました。

もらったチョコレートがいくらくらいするのか分からないので
こちらからのお返しも値段が分からないものにしようと
結局、手作りのチーズケーキなんかをあげてました。

それでも「義理チョコなんてもう要らん」という思いは消えません。
ホワイトデーなんてどうして出来たんでしょう?
また、みんなはホワイトデーに何を贈れば喜ばれるんでしょう?

 

 

 

ホワイトデーの由来

ホワイトデーはバレンタインデーのお返しをする日なので
まず、バレンタインデーがどうしてできたか知らなければいけませんね。

 

バレンタインデーの由来

バレンタインというのは人の名前です。

西暦3世紀ころのローマでは、皇帝クラウディウス二世によって
結婚が禁止されてしまっていました。

しかし、どうしても結婚したいという可哀想なカップルのために
キリスト教の司祭であったバレンタインさんが内緒で結婚させていました。

これを知ったキリスト教を排斥したいと考えていた皇帝は
バレンタインさんを捕らえ、改宗させようとしましたが
バレンタインさんはこれを拒否します。

その結果、西暦270年2月14日に
バレンタインさんは処刑されてしまいます。

その後、ローマカトリック教会はバレンタインさんの命日である
2月14日を聖バレンタインデーとして祭日にし
バレンタイン司祭の死を悼む日にしたのがバレンタインデーの始まりです。

それがいつの間にか、若い人たちの「愛の告白デー」と変わってきたのです。

日本のバレンタインデーは女性から男性にチョコを贈るのが普通ですが
外国では性別に関係なく、また恋人に限らず
家族やお世話になった人に愛情を贈るという意味の日になっています。
なので、贈るのはバレンタインカードが多いそうです。

 

日本でのバレンタインデーの由来

もともとバレンタインデーにチョコレートを贈る風習なんてなかったんですが
これを仕組んだのは商魂たくましい日本の洋菓子メーカーです。

最初に仕掛けたのは神戸のモロゾフ洋菓子店
1936年(昭和11年)に英字新聞にバレンタインデー向けの
チョコレートの広告を打ちました。
まだ太平洋戦争が起きるだいぶ前のことです。

このときは男女関係無かったんですが
この企画は成功しませんでした。

 

その後20年以上も経った1958年(昭和33年)に、東京のメリーチョコレート
新宿・伊勢丹デパートで「バレンタインキャンペーン」を展開します。

デパートの来るお客様は女性が多いので
女性から男性にチョコレートを贈ることにしたわけです。

さらにそれから12年後の1970年(昭和45年)に
日本チョコレート・ココア協会が2月14日をチョコレートの日に定め
「バレンタインデーに女性からチョコレートを」という風習が広まっていったのです。

 

 

ホワイトデーの由来

「バレンタインデーに女性からチョコレートを」という風習が
日本の洋菓子メーカーのアイデアから始まったように
ホワイトデーも日本のお菓子メーカーか始まったイベントです。

外国には韓国など一部を除きホワイトデーはありません。
韓国や台湾は日本と地理的に近いので
日本の風習が伝わっていったものと考えられています。

日本人って何かを贈られたらお返しをしなければと思う律儀な民族ですよね。
そこに目をつけたお菓子屋さんが何か他のものも売ろうと考えたわけです。

1977年(昭和52年)に石村萬盛堂というメーカーが
「マシュマロデー」としてバレンタインデのお返しに
マシュマロを男性から女性に贈ることを企画したのが最初です。

3年後の1980年(昭和53年)に全国飴菓子工業協同組合
バレンタインデーの1ヶ月後の3月14日を「ホワイトデー」として
キャンデーを贈るキャンペーンを始め、それが広まっていきました。

このため、ホワイトデーに贈るのは「マシュマロだ」とか
「キャンデーだ」とか、「いや、何でも良い」とか
いろいろなことが言われているんです。

ホワイトデーが提唱された当初のころは
白いものなら何でもいいんで「下着を贈ろう」なんて
ハチャメチャな広告もあったんですよ。

 

 

お返しは何にする?

「バレンタインデーにはチョコレート」と決まってますが
それでは、ホワイトデーには何?と聞かれると困ってしまいますね。

ホワイトデーに贈るお返しで喜ばれるのは
本命チョコと義理チョコでは当然違います。
そのことについてアンケートの結果を見てみましょう。

 

金額的には?

  本命チョコのとき 義理チョコのとき
第1位 贈ったものと同程度 贈ったものと同程度
第2位 贈ったものの倍程度 お返しはいらない
第3位 お返しはいらない 贈ったものの倍程度
第4位 高額であるほどいい 贈ったものの半額程度
第5位 贈ったものの半額程度 高額であるほどいい

 

本命チョコの場合も義理チョコの場合も
贈ったものと同じくらいのものが一番望まれています。

義理チョコの場合にお返しはいらないと思っている女性が第2位で
期待していない人も多くいるんですね。
でも、男性としては何も贈らないわけにはいかないですね。

 

人気なのは?

それではどんなものを贈って欲しいと思っているのかと言うと・・・。

 

  本命チョコのとき 義理チョコのとき
第1位 ディナー ケーキ
第2位 チョコレート
第3位 ランチ クッキー
第4位 チョコレート
第5位 ケーキ マカロン

 

本命チョコの場合に「ディナー」が第1位に選ばれているのは
ふたりきりで静かな食事を楽しみたいとう願いの現れでしょう。

義理チョコの場合には「ケーキ」が第1位になってます。
私がチーズケーキを作ってあげたのは正解だったんですね。

 

この結果を見れば、本命の女性からバレンタインプレゼントをもらったときは
同じ金額くらいのディナーに誘い、本命でないときは
同じ金額くらいのケーキを贈る、というのがよさそうです。

でも、女性からもらったチョコレートの値段がなかなか分からないですし
悩みは尽きません・・・・・。

 

 

まとめ

 

  • バレンタインデーはもともとバレンタイン司祭の死を悼む日であった
  • それがいつの間にか若い人が「愛の告白デー」に変わっていった
  • 日本では洋菓子メーカーがバレンタインデーにチョコレートを贈る企画を考え、それが広まった
  • ホワイトデーもバレンタインのお返しとして日本のお菓子メーカーが考えだした企画である
  • ホワイトデーのお返しはバレンタインの贈り物と同じくらいの金額で!
  • 本命チョコにはディナー、義理チョコにはケーキのお返しがベスト

 

バレンタインデーの由来に若いカップルのために
処刑されてしまった司祭のことがあったなんて、悲しいお話です。

でも、バレンタインデーが「大切に思う気持ち」を堂々と
相手に伝えることができる日になってバレンタイン司祭も喜んでいることでしょう。

だけど、義理チョコはどうかな~と思っているのは私だけでしょうか?

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。