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お寺に参拝するときの方法は?神社との5つの違い

前に神社に参拝するときの作法について書きましたが
檀家なら葬儀や法事のときには神社ではなくてお寺に行きますね。

それに初詣にたくさんの人が参拝する成田山新勝寺や浅草寺もお寺です。

一家の主なら神社よりもお寺に行くことのほうが多いのかもしれません。
お寺も神社も参拝するときは同じような作法・方法でいいのでしょうか?

神社は地域の守り神である氏神様が祀ってあり
お寺はご先祖様が祀ってあります。

今回はお寺に参拝するときの方法について
神社との違いなども交えながらご紹介します。

 

 

 

 

 

お寺の山門は神社の鳥居に当たる

 

お寺には必ず山門がありますね。
まずここが神社と違うところですが、山門は神社の鳥居と同じです。

山門をくぐる前に神社のときと同じように
服装を整え、軽く一礼または合掌します。

 

 

 

本堂に行くまでの作法

 

手水舎(ちょうずや)で手と口を清めるのは神社と同じです。
つまり、左手→右手→口→左手→ひしゃく の順に水で清めます。
手水舎がなければそのまま本堂に進みます。

 

本堂に行く前に鐘楼(しょうろう)があれば鐘をつきます。
鐘をつくのはご先祖様に来たことを知らせることになります。

ただし、お寺によっては鐘をつくことを禁止していることもあるので
前もって確認しておきます。

また、参拝を終えて帰るときに鐘をつくのは
忌み嫌われている「戻り鐘」と呼ばれる行為なので
鐘をつくなら手と口を清めた直後につきます。

 

お寺によっては常香炉が置いてあるところもあります。

手であおいで線香の煙を身体に当て、身を清めましょう。
この煙は身体の悪いところを治す力があるとも言われています。

 

線香に火をつけるときはロウソクの火を移しますが
このロウソクには自分で火をつけます。
他人から火を受けるとその人の業も受けてしまうと言われているからです。

線香の火を消すときは手であおいで消すようにします。
線香の火に息を吹きかけて消すのは
仏様に息をかけることと同じなのでしてはいけません。

 

ここでの神社との違いは
許可されていれば鐘をつくこと
常香炉があれば線香の煙で身体を清めること
この二つですね。

 

また、お寺に参拝するときには
神社のように真ん中を歩いてはいけないということはありません。
少しだけ気が楽ですね。

 

 

 

 

参拝

 

静かに賽銭箱の前まで進み、お賽銭をそっと入れます。

お賽銭はお布施であり、欲や執着を捨てる修行でもあります。
「お布施を受け取っていただき、ありがとうございます。」
という謙虚な気持ちでお賽銭を入れます。

 

鐘があったら3回鳴らします。
両手を静かに合わせ、合掌・礼拝(深いお辞儀)します。

このとき唱えるお題目は宗派によっても違いますが
「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依僧」の
いわゆる仏法僧なら間違いありません。

また、神社への参拝のときのように拍手はしません。

 

参拝できたことを感謝して最後に一礼して戻ります。

 

山門を出たら振り返り、一礼して帰ります。

 

 

ここでの神社との違いは拍手はしないということです。

 

 

以上が一般的な参拝方法ですが
参拝方法が明記されているお寺もあり、上記と違うこともあります。
その場合はその指示に従って参拝すればいいと思います。

 

まとめ

 

お寺に参拝するときの作法(神社との違い)

  • 山門は鳥居と同じで、くぐる前に一礼をする
  • 許可されているのであれば、手と口を清めたあと鐘をつく
  • 常香炉があれば線香の煙を身体に当てて清める
  • 参拝のときは拍手ではなく合掌をして深くお辞儀をする
  • 参道の真ん中を歩いてはいけないという決まりはない

 

お寺と神社の参拝の作法はそれほど違いませんね。
大きな違いはお寺では拍手をしないということです。

そのことを知らなかった私は
以前、大きなお寺に参拝したとき
拍手してしまったことがありました。

仏様を怒らせてしまったんでしょうか?
今でも心配です。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。