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大暑2019年はいつ?大暑の食べ物とは?

梅雨が開けて学校の夏休みが始まる頃、二十四節気のひとつである大暑がやってきます。

その名前の通り一年で一番暑いときということくらいは分かっているんですけど、2018年の大暑はいつなんでしょうか。

また、大暑のときに食べる行事食ってあるんでしょうか。

 

 

 

2019年の大暑はいつ?

2019年の大暑は7月23日(月)です。

または、7月23日から次の立秋(8月7日)までの期間を指すこともあります。

大暑は二十四節気のうちの一つです。

二十四節気というのは、太陽が地球の周りを回っていると仮定した場合に、春分の日を起点にしてその位置を15度ずつに区切ったときに対応する日で、季節を表すためにつけた名称です。

大暑のひとつ前の二十四節気は小暑で、ひとつ後の二十四節気は立秋です。

 

 

 

大暑のときに食べるものとは?

日本にはお正月にはおせち料理、鏡開きにはお汁粉と四季折々の伝統行事などのときにいただく行事食があり、季節を感じられることができていいものですね。

大暑にはどんな行事食があるんでしょう?

うなぎ

大暑には特別な行事食というものはありませんが、ちょうどそのころにあるのが土用の丑の日です。(2019年は7月27日)

土用の丑と言えばうなぎですね。

大暑の頃は一年中で一番暑く、体力的にも厳しい時期です。

土用の丑だけに限らず、夏バテにならないよう脂の乗ったうなぎを食べるというのもいいですね。

 

 

天ぷら

一年で暑さが最も激しくなるときには、疲労回復に良い天ぷらを食べようということで、7月23日は「天ぷらの日」とされていました。

それが今では誰がいい出したのか、いつの間にか毎月23日が天ぷらの日となっています。

確かに暑くて食欲がわかないときでも、天ぷらなら食べられます。

のどごしの良いざるそばとセットの天ざるならさらにいいですね。

 

 

夏野菜

夏になると畑に野菜がいっぱい育ちます。

 

 

夏は我が家の畑でもこれらの野菜が何もない冬とは打って変わって所狭しと実ります。

夏野菜には体を冷やす働きがあり、夏バテ解消に効果があります。

夏の盛りである大暑のころには夏野菜をたくさん食べて身体の熱を冷まし、夏バテを解消しようというわけです。

その上さらにWikipediaには次のように書かれています。

(夏野菜には)カロチン、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含む野菜が多く、夏ばてなどに効果が高い。

含まれる栄養素も暑い夏にもってこいなんですね。

神様はうまいこと考えてくれたものです。

もっとも、暑い時期の畑の草取りは大変なんですけどね。

 

 

大暑と最高気温記録日がズレるのは何故?

2019年の大暑は7月23日なんですけど、7月23日って東北や北海道を除けばまだ夏休みが始まったばかりの頃ですよね。

一年で一番暑いのは8月に入ってからという感覚があるんですが、大暑の日とその年の最高気温を記録した日がズレるのは何故なんでしょうか。

その理由は二つあるのではないかと思っています。

 

1.中国と日本では気候が違う

大暑もそのひとつである二十四節気は、気候を表す指標として中国内陸の黄河中流域で考え出されました。

従って、二十四節気の名称にその地域の気候が取り入れられたわけです。

その二十四節気を気候条件が違う日本にそのまま持ち込んだわけですから、日本の気候と二十四節気の間にずれが感じられるのは当然と言えば当然のことです。

実際、黄河の中・下流域に位置する安陽市の平均気温は大暑のころに一番高くなっています。

(参考:二十四節気は本当に日本の季節変化とずれている?-日本気象学会)

 

2.大暑は日付が固定されたものではない

二十四節気はまず最初に夏至と冬至が決められます。

昼の時間が一番長い日が夏至で、短い日が冬至なのでこの日は固定された日付になります。

続いて、春分と秋分の日が決められ、こちらも固定した日付になります。

この夏至と冬至の「二至」と、春分と秋分の「二分」は気候に関係した二十四節気ではありません。

言わば、他の二十四節気の元となる日付です。

この二至二分の間に気候に関連付けたものとして立春、立夏、立秋、立冬の四立(しりゅう)を入れ、さらに15日おきに大暑も含めた残りの十六節気を入れたものが二十四節気です。

このように見てくると、「二至」「二分」意外の二十四節気は「この日」と固定されたものではなく、「この頃」という期間を表していると言えるのではないでしょうか。

大暑は「この頃が一年で一番暑いころですよ」という期間の始まりを表している二十四節気であるんだと思います。

因みに、日本の内陸である長野市での最高気温のベストテンを記録した日は次のようになっています。

 

  1. 1994年8月16日 38.7℃
  2. 1994年8月14日 38.2℃
  3. 2014年7月26日 37.7℃
  4. 1994年8月15日 37.1℃
  5. 2007年8月14日 36.9℃
  6. 2000年7月23日 36.9℃
  7. 1994年8月11日 36.8℃
  8. 1994年8月07日 36.7℃
  9. 1962年8月02日 36.6℃
  10. 1978年8月02日 36.5℃

(参考:https://weather.goo.ne.jp/past/ranking/high-temperature/610/)

大暑を期間と捉えると、大暑の期間中にベストテンのうち5つが入っています。

確率50%なら上記1の中国との違いも含めるとそこそこの確率ではないですか。

このように、二至二分以外の二十四節気は固定された日付ではなくて、期間を表していると考えたほうが正しいのだと思うんですけど、いかがでしょうか。

 

終わりに

大暑はまさにこれから暑さが本番を迎える頃です。

暑さ大好き人間の私にはうれしい季節なんですけど、多くの人にとっては体調管理に気をつけなければならない時期です。

うなぎや天ぷら、夏野菜など栄養のあるものを食べて元気に乗り切りたいですね。

もっとも、うなぎは値段が上がって高級魚になってしまいました。

昔は家の前の用水路にもいたんですけど、こんなことを書くと歳が分かってしまいますね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。