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青梅大祭2019の開催情報!歴史や見どころ、アクセスや交通規制は?

毎年ゴールデンウィークには日本各地でお祭りが催されますが、青梅市で開催される青梅大祭も冬に行われる青梅マラソンと同じくらい有名ですね。

今回はそんな青梅大祭の2019年の開催情報や見どころ、アクセスや交通規制の情報などをご紹介します。

 

 

 

青梅大祭2019 開催情報

 

日時:2019年5月2日(木)・3日(本祭り 金・憲法記念日)
     5月2日 山車 各町内巡行(午後より)
     5月3日 山車の競演(午後4時20分ころより)

     (住吉神社での神事は4月28日に執り行われます。)

場所:住吉神社周辺(JR青梅線・青梅駅南側)

雨天決行(基本)・・・(運行時間等の変更の可能性あり)

問合せ先:青梅市観光協会 TEL:0428-24-2481

 

 

青梅大祭の歴史

住吉神社の例祭は江戸時代末期にはすでに行われていたことが確認されていますが、幕府の取り締まりから逃れるため公式な記録はほとんどなく、正確な起源はあまり分かっていません。

一説によると1513年(天正13年)に例祭が行われたのが青梅祭の始まりとも言われていますが、その頃には現在のような豪華な山車はありませんでした。

時代が明治に入ると、使われなくなった山車を江戸で購入して例祭での曳き廻しに使うようになります。(明治5年のことと言われています。)

これは神田祭や山王祭といった将軍が上覧した天下祭(てんかまつり)のような豪華さを演出するためでした。

明治11年には住吉神社氏子五町すべてが山車を持ち、5台の山車が揃ったそうです。

その後、町村制や市制の施行によって青梅町や青梅市に編入された住吉神社氏子町内でない町内も山車を所有してお祭りに参加するようになり、今では12台の山車が揃う盛大なお祭りへと成長しました。

 

 

青梅大祭へのアクセス

平成30年から5月2日・3日の両日とも旧青梅街道の通行止めが実施されるようになったため、青梅駅周辺の道路は大渋滞します。

なので、青梅祭りには電車で行くことをおすすめします。

 

◎東京駅から

青梅特快 青梅駅まで直通 約70分

中央特快 立川駅まで約40分
       立川駅で青梅線に乗り換え青梅駅まで約30分

 

◎諏訪・甲府・八王子方面から

中央本線・立川駅で青梅線に乗り換え青梅駅まで約30分

 

どうしても車でという場合には青梅駅周辺の駐車場は満杯でしょうから、青梅駅の隣駅の東青梅駅か宮ノ平駅付近の駐車場に車を停め、電車で青梅駅に向かったほうがいいでしょう。

(東青梅駅周辺の駐車場はコチラ

(宮ノ平駅周辺の駐車場はコチラ

 

なお、東青梅駅と宮の平駅に一番近いインターチェンジは首都圏中央連絡自動車の青梅ICになります。

 

交通規制

(引用:http://www.geocities.jp/ometaisai/p2.htm)

 

5月2日

5月3日

5月3日の渋滞予想箇所

 

青梅祭りの見どころ

山車の競演

青梅大祭で外せないのは山車の競演でしょう。

青梅大祭では青梅街道沿道の12の町内から山車が出ますが、その山車には精緻で見事な彫刻が施されています。

なかでも勝沼の山車は旧家に保存されていた柱や欄間、破風飾りなどを職人の手で山車として建造したもので、一刀彫の龍などが施されています。

自分のお気に入りの山車を見つけるのも楽しいですよ。

 

5月3日の山車の競演では山車がすれ違うときに、台座を回転させて相手のだしに向き合ってお囃子をやり合います。

これをひっかわせとも言いますが、見事な山車とケンカ囃子と呼ばれる威勢のいいお囃子のやり合いは必見です。

 

 

 

山車人形

かっての青梅大祭の山車は三層構造の背の高いもので、屋根には山車人形が乗せられていました。

ところが、1911年(明治44年)に電灯と電話の線が引かれたときに、背の高い山車は電線に引っかかってしまって通れなくなるので、一層だけの背の低い山車となり、山車人形も降ろされてしまいました。

山車人形は明治の時代に作られたものが多いんですが、中には江戸末期の嘉永年間に作られたものもあります。

150年以上もその姿を留めているとは驚きですね。

しかし、この人形をそのまましまっておくのはもったいないと、山車が競演する旧青梅街道の5カ所で展示されています。

 

 

 

露店

青梅祭りにはびっくりするくらいの数の露店が並びます。

JR青梅駅を降りてすぐから旧青梅街道にいたるまで道路は露店で埋め尽くされます。

その数は何と300以上。

そろそろ暑さが気になってくるゴールデンウィークに、ビールやかき氷の露天もあり、気温が高ければ重宝します。

あまり露店ではお目にかかれないような食べ物もあってブラブラと歩いていても飽きることはありませんよ。

 

 

早朝にも

青梅大祭では朝霧といって、5月3日の午前5時からお囃子を鳴らす行事があります。

こんな早い時間に笛や太鼓の音を鳴らすと、普段なら警察が出動してきますが、伝統行事ということで許されています。

なぜこんなことをするのかというと、「今日はお祭りがありますよ~」とみんなに知らせるためなんだそうです。

もしこの日に青梅市にいるのなら、見物してはどうでしょうか。

朝早いので清々しい気持ちになれると思いますよ。

 

最後に

青梅大祭は1513年に住吉神社の拝殿を改修したときに氏子が祭礼をしたのが始まりとされているので、500年以上の歴史があることになります。

途中、明治天皇の崩御や戦争で何度か中止になりましたが、1513年と言えば室町時代です。

そんなころからの祭礼が面々と続けられてきたとは驚きです。

 

青梅祭りは毎年15万人ほどの人出で賑わいます。

山車が巡行するJR青梅駅から旧青梅街道のわずか2kmほどの距離にこれだけの人出ですから混み具合は想像できますね。

町同士が競いあうお祭りは、岸和田のだんじり祭りのように往々にして乱暴なお祭りになるものです。

でも青梅祭りはそんなことはなく、整然として進行していきます。

これも参加する人、見物する人がマナーをしっかり守っているからこそです。

青梅祭りがこういった、のめっこい(親しみがあるという意味の北関東の方言)雰囲気の中でずっと開催されるといいなと思います。

それと昔のような三層構造の背の高い山車も見てみたいものですね。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。