暖かくなってくるとふきのとうやつくしなど
山菜が元気いっぱいに芽を出し始めますね。
山菜のなかでも代表格と言えばわらびでしょう。
私は田舎に住んでますのでわらびをよく見かけます。
ジョギングをしていて田んぼのあぜなどにわらびが生えていると
採ってきて食べています。
とは言っても、家でわらびを食べるのは私くらいなので
採るのは少しだけですけどね。
わらびの煮びたしなんかは春を感じる食べ物として
心もホッとしてくるんですが、面倒なのはあく抜きです。
わらびのあく抜きとしてよく知られているのは
重曹を使ったあく抜きです。
わらびを採ってきてさてあく抜き、と思っても
どこに片付けたのか分からない、
あるいは使いきってしまったことを忘れて重曹がない。
あなたもそんな経験ありませんか?
私も去年そんなことがあったので
ほかの方法でわらびのあく抜きができないか調べました。
すると、意外なものが重曹の代わりになることが分かりました。
それは椿の葉でした。
今回は
- 椿の葉を使ったわらびのあく抜きの方法
- 小麦粉を使ったわらびのあく抜きの方法
- 定番の重曹を使ったわらびのあく抜きの方法
この三つをご紹介します。
椿の葉を使ったわらびのあく抜きの仕方
椿は常緑性の植物で一年中葉っぱは枯れることはなく
その花の色も鮮やかで見る人を楽しませてくれます。
その椿の葉がわらびのあく抜きに使えるなんて驚きですね。
椿の葉を使ったわらびのあく抜き方法
- わらびの下の方に固いところがあれば切り落として鍋に入れる
- その上に椿の葉をたっぷり二重ねくらい敷き詰める
- その上から熱湯を椿の葉がかぶるくらい注ぐ
- わらびが浮いてこないよう軽く蓋をする
- そのまま一晩放置する
これでわらびのあくが抜けるなんて驚きですね。
よく考えてみれば、わらびは重曹なんてない昔から食べられていて
そのころには試行錯誤の末、こうやってあくを抜いていたんですね。
先人の知恵は素晴らしい!!!
私の家の敷地にも椿が植えてあるので
早速試してみたら重曹を使った時よりも少し固めでしたが
ちゃんとあく抜きができました。
急いでいるときは小麦粉と塩
重曹を使ったあく抜きは一晩放置しなければならないので
すぐに食べたいときには向きません。
そこで、わらびがすぐに食べられるようになる
小麦粉と塩を使ったわらびのあく抜き方法をご紹介します。
小麦粉と塩を使ったわらびのあく抜き方法
用意するもの:水5カップ・小麦粉大さじ4・塩小さじ2
この量はわらびの量で調節します。これでだいたいわらび軽く一握りくらいです。
- 水に塩と小麦粉を入れて完全に溶かす
- それを鍋に入れてから沸騰させる(沸騰させてからでは小麦粉が溶けないので要注意)
- 鍋にわらびを入れ、再度沸騰したら弱火にして3分間ほど煮る
- わらびを取り出して流水に10分間くらいさらす
これだけでなので、長くても30分くらいで
わらびがすぐに食べられるようになります。
重曹を使ったわらびのあく抜き方法
わらびのアク抜きとして一番オーソドックスな重曹を使う方法です。
重曹を使ったわらびのあく抜き方法
用意するもの:水5カップ・重曹小さじ1
この量もわらび軽く一握りくらいです。
- 鍋に水を入れて沸騰させてから重曹を入れる
- 火を止めてあら熱を取る
- わらびが全部お湯に浸かるようにして入れる
- そのまま一晩放置する
気をつけなければいけないのは、重曹をたくさん入れ過ぎないことです。
重曹が多いとわらびがクタクタに溶けてしまったようになります。
鍋から取り出して流水で水洗いすれば、わらびはもうそのまま食べられます。
再度茹でる必要はありません。
重曹の代わりにベーキングパウダーでも同様にできます。
いかがだったでしょうか?
わらびは春を感じさせてくれる美味しい山菜ですが
そのままではあくが強くてとても食べられません。
私も初めてわらびを採ってきたときは
そんなこと全然知らずにただ茹でただけで醤油で味付けし
口に入れたときは「こんなマズイものよく食べるな」と思ったものでした。
母親から重曹を使ったあく抜きを教えてもらってからは
わらびを食べることが春の楽しみになりました。
わらびには栄養成分も結構多く含まれていて
老化防止に良いとされるビタミンB2や
妊婦さんに必要とされる葉酸がたくさん含まれています。
上手にあく抜きをして春の味覚を楽しみましょう。
天日干しにすれば長期保管もできますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。