京都南座は歌舞伎発症の地として400年以上もの歴史を誇る日本最古の劇場です。
その京都南座で京都に春を呼ぶ演舞公園として開催されるのが都をどりです。
これまでは祇園甲部歌舞練場を会場としていましたが、耐震改修のため南座に場所を移しての開催になります。
今回は都をどり2019の開催情報やチケットの入手方法などの情報をご紹介します。
都をどり2019 開催情報
開催期日:2019年4月1日(月)~27日(土)
開演時間(1日3回)
- 12:30
- 14:30
- 16:30
会場:京都四條南座(通称・京都南座)
問合せ先:祇園甲部歌舞会(ぎおんこうぶかぶかい)
電話:075-541-3391(平日10:00~17:00)
↓ 昨年の都をどりは春秋座で行われました。
祇園甲部歌舞練場は耐震改修のために休館中ですが、京都南座は耐震改修工事を終え今年は南座新開場記念として都をどりの公演が行われます。
都をどり チケット購入方法
都をどりの観覧席は次の二種類のものがあり、発売開始は平成31年1月6日です。
- 一等観覧席 5,500円(1・2階指定席)
- 二等観覧席 4,000円(3階指定席)
(お茶席はありません。)
問合せ先:075-541-3391(祗園甲部歌舞会)
チケットはオンラインで購入できますが、座席の位置の指定はできません。
初めて利用する場合には無料の会員登録が必要になります。
会員登録及びチケットの申込みはコチラからできます。
また、チケットはJTBジェイプラザオンラインやチケットぴあでも購入することができます。
京都南座へのアクセス
京都南座は鴨川にかかる四条大橋のすぐ東側の分かりやすいところにあります。
阪急電鉄・河原町駅より徒歩約5分。
京阪電鉄・祇園四条駅より徒歩約1分。
京都駅から市バス利用
4,5,17,104,205系統に乗車。四条河原町バス停で下車、徒歩約4分。
四条河原町は京都で一番の繁華街なのでいろんな系統のバスが停まりますが、104系統が早くて便利ですよ。
京都駅から地下鉄利用
烏丸線・四条駅から徒歩約16分
車で行く場合
名神高速道路・京都東ICより府道35号線→国道1号線を通って約14分。
京都南座には駐車場がありませんので、付近の有料駐車場を利用することになります。
(南座周辺の駐車場はコチラ)
収容台数が多いのは鴨東駐車場です。
都をどりとは?
京都と聞いて思い浮かべる言葉のひとつに祇園がありますね。
祇園は花街で、正式には祇園甲部と言います。
京都にある花街は祇園甲部だけではなくて全部で五つの花街があり、そしてこれら五つの花街ではそれぞれ舞踊の公演を行っています。
- 祗園甲部 春:都をどり 秋:温習会
- 宮川町 春:京おどり 秋:みずゑ会
- 先斗町 春:鴨川をどり 秋:水明会
- 上七軒 春:北野をどり 秋:寿会
- 祇園東 秋:祇園をどり
祇園をどりはそんな舞踊会のひとつで、明治5年(1872年)に京都で初めて開催された博覧会の余興として先斗町の鴨川をどりとともに上演されたのが最初とされています。
途中、第二次世界大戦の影響で中止されたことはあったものの、140年以上も続いている伝統ある舞踊公演です。
都をどりの公演は1時間ほどで、京都の名所などを紹介しながら春・夏・秋・冬、そしてまた春と、四季の情景を踊りで表現します。
フィナーレで芸妓さんが勢揃いして舞う姿は優雅で壮観ですよ。
終わりに
京都の五つの花街では祗園甲部の芸妓さんが一番多いそうです。
街なかですれ違うようなときは別にして、芸妓さんに会うにはお茶屋さんで呼ぶしかなく、一見さんには無理なことです。
ましてや芸妓さんの舞を見るなんて普通ではありえないことです。
都をどりで芸妓さんの洗練された舞を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
公演されるところも京都一の繁華街で交通の便もよく、都をどりを観たあとに市内観光をするのにも便利ですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。