江戸時代に北上川の治水工事を行って宮城県石巻市の繁栄に尽くした川村重吉(通称・孫兵衛)を称えるとともに、水難事故で亡くなった方の英霊を供養するために今から100年ほど前に始まったお祭りが石巻川開き祭りです。
石巻川開き祭りの見どころは、ブルーインパルスの展示飛行と花火大会で、今年もブルーインパルスの飛来が決定しています。
ここでは、石巻川開き祭り2019のブルーインパルスや花火大会のスケジュール、アクセス方法などの情報をご紹介しています。
石巻川開き祭り2019 開催情報
石巻川開き祭り2019
開催日:2019年7月31日(火)~8月1日(水)
花火打上
- 7月31日 19:45~20:30(供養花火)
- 8月1日 19:30~21:00(花火大会)
花火打上場所:石巻市 旧北上川の中瀬(北上川は登米市で旧北上川に分かれます)
問合せ先:石巻川開き祭り実行委員会(石巻商工会議所内)
電話:0225-22-0145
花火の打ち上げは7月31日も8月1日も両日とも行われますが、打上数約6,000発の規模が大きいのは8月1日のほうです。
なお、小雨決行ですが荒天のときは翌日に順延されます。
ブルーインパルスはいつ?
もうひとつ気になるブルーインパルスの展示飛行です。
今年のブルーインパルスの展示飛行は8月1日(木)に行われます。
飛行開始時間は午後1時15分からとなっていて、30分程度の予定です。
毎年午後から同じような時間に行われ、一昨年は中止になってしまいましたが昨年は次のようなスケジュールで実施されました。
これは一昨年と同じなので、今年も同じではないかと思われます。
展示飛行
- 日時:8月1日(木)13:15~13:45
- 場所:石巻立町大通り(国道398号線沿い)商店街上空
サイン会
- 日時:8月1日(木)14:00~15:30
- 場所:立町ヤマトパーキング
なお、ブルーインパルスは前日の同時刻ころにも予行を行いますので、当日の天候が心配なときには前日の予行を見るのもいいかもしれません。
もちろん、予行を見て当日のベストポイントをチェックするなんてのもいいですね。
ただ、ちょっと心配なのはブルーインパルスで使用されるT-4にエンジン不具合が見つかり、6月までのイベントが中止になったことです。
8月までには改善されていることと、今年も雨が降らない事を願いましょう。
石巻川開き祭り そのほかの見どころ
石巻川開き祭りのもうひとつの大きな見どころは、水上で繰り広げられる孫兵衛船競漕です。
孫兵衛舟競漕は手漕ぎのボートレースで、一般孫兵衛船と女性だけのミニ孫兵衛船の二つの部門があり、一般孫兵衛船は10名の、ミニ孫兵衛船は6名の漕ぎ手が7月31日の予選から8月1日の準決勝・決勝に向けて旧北上川で壮絶な闘いを繰り広げます。
40年近くの歴史を持つ孫兵衛船競漕も、2011年に発生した東日本大震災の津波で孫兵衛船が被害を受け、3年間は行うことができず、2014年から復活を果たしました。
一般孫兵衛船競漕には50ものチームが震災からの復興を願い、また漕ぐことができなかった3年間のウップンを晴らすような激しいバトルを展開します。
孫兵衛船競漕は両日ともに午前9時から開催されます。
ミッキーもやってくる
もうひとつ嬉しいことは石巻川開き祭りに東京ディズニーリゾートのスペシャルパレードが行われることです。
パレードのスタートは7月31日(水)17:00からで、中央一大通り-アイトピア通り-立町大通り-富貴丁通り交差点付近へとパレードします。
ドリームクルーザー号に乗ったミッキーやその仲間たちがお祭りを盛り上げます。
地元の子供達も参加するんですよ。
でも、平日なのでサラリーマンの方はちょっとキビしいかもしれませんね。
石巻川開き祭りへのアクセス
石巻川開き祭り開催期間中は交通規制が敷かれますので、公共交通機関の利用が便利です。
ブルーインパルスが上空を飛行する大通り商店街まではJR石巻駅から徒歩で7分ほど、花火が打ち上げられる旧北上川の中瀬までは約15分です。
車でのアクセスと駐車場
三陸自動車道・石巻河南ICから東南東方面に向かって15分くらいで石巻市街地に到着しますが、7月31日、8月1日の両日とも石巻市中心部で交通規制が実施されますので注意しましょう。
花火大会のときには無料駐車場が用意されますので、そこを利用されるといいでしょう。
昨年の花火大会の無料駐車場は次のようになっていました。(無料駐車場は午後4時から開放されます。)
- 石巻市立住吉中学校 収容台数:200台
- 宮城県石巻合同庁舎跡 収容台数:200台
- 石巻市総合体育館 収容台数:200台
- 木村木材㈱雲雀野ヤード 収容台数:200台
- ㈱山大ホーム 収容台数:150台
前年と多少違っていますので、今年も変更があるかもしれませんが、分かりましたらここでお知らせします。
(今年の詳細が判明しました。今年の石巻川開き祭り開催期間中の交通規制案内と花火大会無料駐車場の案内はコチラ)
◆石巻市までのアクセス
東京(浦和IC)から
↓ 東北自動車道
仙台南IC
↓ 仙台南部道路
仙台若林JCT
↓ 仙台東部道路
仙台港北IC
↓ 三陸自動車道
鳴瀬奥松島IC
↓ 三陸自動車道
石巻河南IC
青森(青森中央IC)から
↓ 青森自動車道
青森JCT
↓ 東北自動車道
古川ICから
↓ 国道108号線
石巻市へ
終わりに
石巻市は高層の建物が少ないため、比較的どこからでも花火を楽しむことができます。
広いところで鑑賞したいのなら住吉小学校のグランド、日和山公園あたりが鑑賞ポイントになるでしょうか。
このうち、打上場所に一番近いのは日和山公園です。
2011年に発生した東日本大震災で石巻市は直接死、間接死、行方不明者を合わせると4千人近くの方が犠牲となりました。
そのため、石巻川開き祭りでも7月31日の18時30分から東日本大震災供養祭が行われ、「いしのまき元気いちば」駐車場で流燈(りゅうとう/灯籠流し)が行われます。
初日に行かれる方は時間が合えば東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。