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安産祈願!戌の日以外で良い日はいつ?

出産は今も昔も女性にとってはもちろん、夫婦にとって、ひいては人類にとっても重要な出来事です。

そのため、妊婦さんは妊娠5ヶ月目にあたる戌の日に神社に安産祈願のお参りに行く風習があります。

でも、ちょうどその日に体調が思わしくなかったり、都合が悪かったりして行けないこともあります。

そんなときには安産祈願にいつ行けばいいのでしょうか?

 

 

 

安産祈願 戌の日以外で良い日は?

「安産祈願は戌の日に」というのは犬は多産でお産が軽いため、それにならっているわけなんですけど、安産祈願を戌の日に行わなければならないという決まりはありません。

このことは、どの神社さんでも戌の日以外に安産のご祈祷をしてくれることからも分かります。

戌の日に行けなかったらいつがいいのか?ということになると、やはり縁起が良い日ということになりますね。

 

 

多くの人は縁起の良い日と言えば六曜のうちの大安を思い浮かべることでしょう。

でも、縁起の良い日って大安だけじゃないんですよ。

あまり聞いたことがないかもしれませんが、次の日も縁起が良いとされています。

(縁起の良い日についてはこちらを参考に→2019年の縁起の良い日は?六曜や天赦日、一粒万倍日などをチェック

中でも一番良い日なのは天赦日で、萬(よろず)の神が天に昇り、天が万物の罪をすべて赦すという日で、何をするにしても最も運勢が良い日とされていて、一年に数回しか訪れません。

一粒万倍日は、一粒のお米が一万倍もの稲穂に育つという意味で、この日もたいへんに縁起の良い日です。

戌の日に安産祈願に行けなかったら、このような日を選ぶといいですね。

 

逆に縁起が悪い日というのもあります。

上から縁起の悪い順になっていますが、最初の二つなんかは「死」という文字が使われていて、安産祈願をするにはちょっと・・・って感じですね。

 

どういうわけか天赦日と不成就日が同じ日になったりして、縁起が良い日と縁起が悪い日が重なることもあります。

こんな日はせっかくの運気がそがれてしまいますので、やはり運勢はあまり良くない日と思ったほうがいいですね。

 

日の吉兆を占う大安や仏滅などの六曜は神道とは関係ないし、天赦日や一粒万倍日などは今はほどんどすたれているから気にしなくていいという人もいますが、日本人の多くは神様も仏様も信じています。

お寺に安産祈願に行く人もいます。

気持ちの問題なので、やはり安産祈願のような大切な日は縁起が良い日を選びたいですね。

 

 

安産祈願では何をする?

初めて妊娠した女性のなかには、安産祈願と言っても何をしたらいいのか不安に思う方もみえるでしょう。

特に周りに古いしきたりのことを尋ねる人がいない場合はそうでしょう。

安産祈願は日本古来の行事なんですが、堅苦しい決まりはありませんのでリラックスした気分でお参りに行きましょう。

 

社務所で受付をする

 

 

 

神社に行ったら鳥居の前で軽く一礼してから境内に入ります。

このとき、道の真中を通ってはいけません。

そこは神様が通られるところですからね。

神社には社務所がありますから、そこで安産祈願のご祈祷の受付をすませます。

(安産祈願で知られた神社は、事前予約が必要な傾向にありますので事前に調べておいたほうが安心できます。)

あとは巫女さんや神官さんの指示に従って拝殿でお祓いのご祈祷を受けます。

(お寺の場合は寺務所、または宗務所で受付を行います。)

 

初穂料を忘れずに

 

 

受付をするときに初穂料を渡します。

紅白の蝶結びの水引きがついたのし袋の上段に「初穂料」または「御初穂料」と書き、下段には家長の氏名を書いて紙幣を表から見て人物が上になるようにして入れます。

裏には金額を「金壱萬圓」のように、漢数字で書きます。

中袋を使うときには表に金額を書き、裏には家長の住所と氏名を書きます。

 

安産祈願の初穂料の相場は?

安産祈願の初穂料の相場は5千円から一万円です。

しかし、神社によっては一定の金額を決めているところもありますので、前もって確認しておいたほうが安心です。

 

 

腹帯はどうする?

安産祈願はもともと妊娠5ヶ月に入った戌の日に、腹帯を巻いて赤ちゃんの無事な成長と妊婦さんの安産を願う儀式であり、帯祝いと言われていて神社でお祓いを受けたあと身内だけで祝宴を開くのが普通です。

この腹帯は岩のように頑丈な赤ちゃんが生まれますようにという願いを込めて、「岩田帯」と呼ばれています。

昔は岩田帯を巻いて神社に行くこともありましたが、最近では当日に購入する人が多くなっていて、神社によっては腹帯を用意しているところもあります。

 

腹帯を巻くことについては、お腹が冷えないからいいとか、腹部を締め付けるのはよくないとか賛否両論があります。

腹帯を巻くかどうかについては妊婦さんの体調もいろんなケースが考えられますので、現在かかっている産科医に相談してみるのがいいでしょう。

 

 

安産祈願には誰と行く?

安全祈願で神社に参拝に行くのはお母さんや旦那さんなど誰と行ってもよく、もちろん一人で行ってもかまいません。

体調が悪くなったときのことを考慮して、何でも話せるお母さんと一緒に行く妊婦さんが多いです。

ただ、拝殿に上がれるのは妊婦さん本人または代理の人だけと決められている神社もあります。

特に込み合う戌の日はそうです。

一人で心細いかもしれませんが、静かにお祓いを受けるだけですので、心配をすることはありませんよ。

 

安産祈願で有名な寺社

安産祈願で有名な主な寺社を都道府県別にご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

 

終わりに

妊娠、特にそれが最初の妊娠なら、聞くことやすることが初めてのことばかりで戸惑ってしまうかもしれません。

安産祈願もそのひとつでしょう。

大切なのはお母さんの健康と、赤ちゃんの健やかな成長です。

堅苦しい決まりは特にありませんので、楽な気持ちで出かけましょう。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。