テレビの経済ニュースでは、最後のほうで為替レートのあとに日経平均が前日に比べてどうのこうのって報道がありますね。

為替レートは1ドルがいくらかということくらいは理解できるんですけど、日経平均っていったい何なのでしょうか。

また、一緒に報道されるトピックスって何なのでしょう?

 

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日経平均とは?

日経平均

日経平均は正しくは日経平均株価と言います。

日経とは日本経済新聞のことなんですけど、日本経済新聞平均株価とは言いません。

日本経済新聞が算出した全株式の平均かというとそうではなく、東証一部に上場されている銘柄のうち、取引が活発な225銘柄の平均株価(大企業の株ということになります)で、日経225と言われることもあります。

ただし、単純に225銘柄の株価の合計を225で割るのではなくて、「みなし額面による調整」と「除数の調整」という修正が加えられます。

かってはダウ式平均株価が採用されていましたが、日経平均株価とダウ式平均株価では算出方法が異なります。

2019年1月15日現在、日経平均株価で用いられている225銘柄は業種ごとに次のように振り分けられています。

  • 医薬品:9銘柄
  • 電気機器:27銘柄
  • 自動車:10銘柄
  • 精密機器:5銘柄
  • 通信:6銘柄
  • 銀行:11銘柄
  • その他金融:1銘柄
  • 証券:3銘柄
  • 保険:6銘柄
  • 水産:2銘柄
  • 食品:11銘柄
  • 小売業:8銘柄
  • サービス:12銘柄
  • 鉱業:1銘柄
  • 繊維:4銘柄
  • パルプ・紙:2銘柄
  • 化学:18銘柄
  • 石油:2銘柄
  • ゴム:2銘柄
  • 窯業:8銘柄
  • 鉄鋼:4銘柄
  • 非鉄・金属:11銘柄
  • 商社:7銘柄
  • 建設:9銘柄
  • 機械:16銘柄
  • 造船:2銘柄
  • その他製造:3銘柄
  • 不動産:5銘柄
  • 鉄道・バス:8銘柄
  • 陸運:2銘柄
  • 海運:3銘柄
  • 倉庫:1銘柄
  • 電力:3銘柄
  • ガス:2銘柄

 

225銘柄の会社の詳細は次の通りです。

医薬品

協和発酵キリン(株)

武田薬品工業(株)

アステラス製薬(株)

大日本住友製薬(株)

塩野義製薬(株)

中外製薬(株)

エーザイ(株)

第一三共(株

大塚ホールディングス(株)

電気機器

日清紡ホールディングス(株)

ミネベアミツミ(株)

(株)日立製作所

三菱電機(株)

富士電機(株)

(株)安川電機

(株)ジーエス・ユアサ コーポレーション

日本電気(株)

富士通(株)

沖電気工業(株)

セイコーエプソン(株)

パナソニック(株)

ソニー(株)

TDK(株)

アルプスアルパイン(株)

パイオニア(株)

横河電機(株)

(株)アドバンテスト

(株)デンソー

カシオ計算機(株)

ファナック(株)

京セラ(株)

太陽誘電(株)

(株)SCREENホールディングス

キヤノン(株)

(株)リコー

東京エレクトロン(株)

自動車

日産自動車(株)

いすゞ自動車(株)

トヨタ自動車(株)

日野自動車(株)

三菱自動車工業(株)

マツダ(株)

本田技研工業(株)

スズキ(株)

(株)SUBARU

ヤマハ発動機(株)

精密機器

テルモ(株)

コニカミノルタ(株)

(株)ニコン

オリンパス(株)

シチズン時計(株)

通信

(株)スカパーJSATホールディングス

日本電信電話(株)

KDDI(株)

(株)NTTドコモ

(株)エヌ・ティ・ティ・データ

ソフトバンクグループ(株)

銀行

(株)コンコルディア・フィナンシャルグループ

(株)新生銀行

(株)あおぞら銀行

(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ

(株)りそなホールディングス

三井住友トラスト・ホールディングス(株)

(株)三井住友フィナンシャルグループ

(株)千葉銀行

(株)ふくおかフィナンシャルグループ

(株)静岡銀行

(株)みずほフィナンシャルグループ

その他金融

(株)クレディセゾン

証券

(株)大和証券グループ本社

野村ホールディングス(株)

松井証券(株)

保険

SOMPOホールディングス(株)

MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)

ソニーフィナンシャルホールディングス(株)

第一生命ホールディングス(株)

東京海上ホールディングス(株)

(株)T&Dホールディングス

水産

日本水産(株)

(株)日清製粉グループ本社

食品

明治ホールディングス(株)

日本ハム(株)

サッポロホールディングス(株)

アサヒグループホールディングス(株)

キリンホールディングス(株)

宝ホールディングス(株)

キッコーマン(株)

味の素(株)

(株)ニチレイ

日本たばこ産業(株)

小売業

J.フロント リテイリング(株)

(株)三越伊勢丹ホールディングス

(株)セブン&アイ・ホールディングス

ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)

(株)高島屋

(株)丸井グループ

イオン(株)

(株)ファーストリテイリング

サービス

(株)ディー・エヌ・エー

(株)電通

ヤフー(株)

トレンドマイクロ(株)

(株)サイバーエージェント

楽天(株)

(株)リクルートホールディングス

日本郵政(株)

東宝(株)

(株)東京ドーム

セコム(株)

コナミホールディングス(株)

鉱業

国際石油開発帝石(株)

繊維

東洋紡(株)

ユニチカ(株)

帝人(株)

東レ(株)

パルプ・紙

王子ホールディングス(株)

日本製紙(株)

化学

(株)クラレ

旭化成(株)

昭和電工(株)

住友化学(株)

日産化学(株)

東ソー(株)

(株)トクヤマ

デンカ(株)

信越化学工業(株)

三井化学(株)

(株)三菱ケミカルホールディングス

宇部興産(株)

日本化薬(株)

花王(株)

DIC(株)

富士フイルムホールディングス(株)

(株)資生堂

日東電工(株)

石油

昭和シェル石油(株)

JXTGホールディングス(株)

ゴム

横浜ゴム(株)

(株)ブリヂストン

窯業

AGC(株)

日本板硝子(株)

日本電気硝子(株)

住友大阪セメント(株)

太平洋セメント(株)

東海カーボン(株)

TOTO(株)

日本碍子(株)

鉄鋼

新日鐵住金(株)

(株)神戸製鋼所

ジェイ エフ イー ホールディングス(株)

大平洋金属(株)

非鉄・金属

(株)SUMCO

日本軽金属ホールディングス(株)

三井金属鉱業(株)

東邦亜鉛(株)

三菱マテリアル(株)

住友金属鉱山(株)

DOWAホールディングス(株)

古河電気工業(株)

住友電気工業(株)

(株)フジクラ

東洋製罐グループホールディングス(株)

商社

双日(株)

伊藤忠商事(株)

丸紅(株)

豊田通商(株)

三井物産(株)

住友商事(株)

三菱商事(株)

建設

コムシスホールディングス(株)

大成建設(株)

(株)大林組

清水建設(株)

(株)長谷工コーポレーション

鹿島建設(株)

大和ハウス工業(株)

積水ハウス(株)

日揮(株)

機械

(株)日本製鋼所

オークマ(株)

(株)アマダホールディングス

(株)小松製作所

住友重機械工業(株)

日立建機(株)

(株)クボタ

(株)荏原製作所

千代田化工建設(株)

ダイキン工業(株)

日本精工(株)

NTN(株)

(株)ジェイテクト

日立造船(株)

三菱重工業(株)

(株)IHI

造船

(株)三井E&Sホールディングス

川崎重工業(株)

その他製造

凸版印刷(株)

大日本印刷(株)

ヤマハ(株)

不動産

東急不動産ホールディングス(株)

三井不動産(株)

三菱地所(株)

東京建物(株)

住友不動産(株)

鉄道・バス

東武鉄道(株)

東京急行電鉄(株)

小田急電鉄(株)

京王電鉄(株)

京成電鉄(株)

東日本旅客鉄道(株)

西日本旅客鉄道(株)

東海旅客鉄道(株)

陸運

日本通運(株)

ヤマトホールディングス(株)

海運

日本郵船(株)

(株)商船三井

川崎汽船(株)

空運

ANAホールディングス(株)

倉庫

三菱倉庫(株)

電力

東京電力ホールディングス(株)

中部電力(株)

関西電力(株)

ガス

東京瓦斯(株)

大阪瓦斯(株)

日本を代表するような大企業ばかりですね。

この225銘柄は毎年10月最初の営業日に定期見直しが行われ、ほかに臨時入れ替えが行われることもあります。

 

 

みなし額面による調整

かって株式には最初から株価が記載されている「額面株式」というものもありました(現在はありません)。

その額面は20円、50円、500円、50,000円の4種類で、投資家はこの金額で株式を購入することができました。

額面株式の株価変動は額面を基準にして行われるので、単純に考えれば50,000円額面の株価は500円額面の株価の100倍にもなってしまいます。

これでは株価の平均を出しても50,000円額面の株価の影響が大きくなってしまい、意味がなくなってしまいます。

そのため、旧額面50円以外の銘柄の株式を50円の額面株式として株価を調整しています。

これをみなし額面による調整といいます。

 

除数の調整

日経平均株価は主要225銘柄の平均値なので除数は225だと思ってしまいますが、実際は違います。

単純に考えるため次のようなケースがあるとします。

A社・株価100円 B社・株価400円 C社・株価1,000円

この3社の株価の平均は(100+400+1,000)÷3=500円です。

ここでC社が株式を二つに分割すると、株価は500円になります。

そのときに平均株価は(100+400+500)÷3=333.33円になってしまいます。

株価は変動していないのに平均株価が下がってしまうのはおかしいので、平均株価が変わらないように除数を調整します。

ここでは、除数の「3」を「2」にすれば(100+400+500)÷2=500円で平均株価は分割前と同じになります。

これが除数の調整です。

除数の調整は株式の分割や銘柄の変更などのときに行われ、現在の除数は25くらいになっています。

 

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トピックスって何?

トピックス(Topix)はTokyo Stock Price Indexの略で、東証株価指数と訳されます。

トピックスも日経平均株価と同じように、株式市場の動向を知るための指標になります。

ここでは、分かりやすいようにトピックスと日経平均株価の違いについて見てみましょう。

トピックスと日経平均株価の違い

対象銘柄

  • トピックス:東証一部に上場している全ての日本企業
  • 日経平均株価:東証一部に上場している日本企業のうち、取引が活発な225銘柄

単位

  • トピックス:ポイント
  • 日経平均株価:円

トピックスは1968年1月4日の株式の時価総額を基準点(100ポイント)として、現在の時価総額をポイントで表しています。

またトピックスには時価総額や流動性で銘柄を特定した区分があり、「トピックスニューインデックスシリーズ」と呼ばれ、8つの区分があります。

  • トピックス コア30(時価総額、流動性が特に高い30銘柄)
  • トピックス ラージ70(トピックス コア30についで時価総額、流動性が高い70銘柄)
  • トピックス ミドル400(トピックス ラージ70についで時価総額、流動性が高い400銘柄)
  • トピックス100(コア30とラージ70を合わせた100銘柄)
  • トピックス500(トピックス100とミドル400を会わせた500銘柄)
  • トピックス1000(時価総額、流動性が高い1000銘柄)
  • トピックス スモール(算出対象からトピックス500の銘柄を除いた銘柄)
  • トピックス スモール500(トピックス スモールのうちトピックス1000に含まれる500銘柄)

 

 

終わりに

日経平均は㈱日本経済新聞社、トピックスは㈱東京証券取引所といういずれも民間の企業が作成している株式指標ですが、政府が経済指標にするほど信頼がおけるものです。

景気の動向を探るためには大切な指標なんですけど、私たちのような庶民にはあまり縁がないように感じます。

投資家になろうというなら別ですけどね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。