日本では旧暦の10月を神無月と呼んでいます。

その語源は定かではないんですけど、漢字だけを見ると全国の八百万の神様が出雲大社に集まり、それ以外の土地では神様がいなくなってしまうから、というのが多くの人の認識でしょう。

それに対して、多くの神様が集まる出雲では旧暦10月を神在月(かみありづき)と呼びます。

そして、お集まりになる神々を迎えるお祭りが神在祭(かみありさい)です。

今回は、神在祭2018の日程などの開催情報、神在祭とはどんなお祭りなのかをご紹介します。

 

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神在祭2018開催情報

 

開催日時と開催場所

 

神迎神事(稲佐の浜)・神迎祭(神楽殿)

  • 11月17日(土)19:00~

神在祭(御本殿)

  • 11月18日(日)9:00~
  • 11月22日(木)10:00~
  • 11月24日(土)10:00~

縁結大祭(御本殿)

  • 11月22日(木)10:00~
  • 11月24日(土)10:00~

龍蛇神講大祭(神楽殿)

  • 11月18日(日)11:00~

神等去出祭(からさでさい 拝殿)

  • 11月24日(土)

第二神等去出祭(御本殿)

  • 12月3日(月)

 

問合せ先:出雲大社社務所

 電話:0853-53-3100

 

※出雲大社以外の神社でも神在祭が行われます。

 

 

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神在祭とは?

日本では旧暦の10月に天照大御神を除く神々が出雲大社に集まり、「目に見えない縁を結ぶ」ことをテーマに人々の暮らしや男女の縁結びについて話し合う神議り(かみはかり・かむはかり)という会議を開かれると信じられています。

全国からお集まりになった神々を丁重にお迎えし、神議りを終えたあと丁重にお送りする神事が神在祭です。

 

神迎神事・神迎祭

出雲大社の西にある稲佐の浜が斎場となり、そこで神々をお迎えする神事が神迎神事です。

午後7時、真っ暗になった浜辺に御神火が焚かれ、斎場に神職が進んで神事が始まり、祝詞(のりと)が奉上されて八百万の神々が到着されます。

 

 

神迎神事が終わると龍蛇神(りゅうじゃしん)が先導となり、出雲大社への「神迎の道」を長い行列が続きます。

近年、この神迎神事に参列される方が増えています。

神迎神事に参列すると「神迎御幣」をいただけますが、人数が増えたために全員がいただけるというわけではありません。

出雲大社神楽殿に到着すると神迎祭が執り行われ、國造(こくそう)祀職(神職)が祝詞を奉上し、巫女の舞で神々をもてなします。

これが終わると神々は出雲大社本殿両側にある十九社(じゅうくしゃ)に鎮まられます。

 

 

神在祭

出雲大社に集まった神々は、人間には前もって分からない人生諸般のことを神議りにかけて決めると言われています。

神議りは出雲大社の摂社の「上の宮」で行われ、男女の縁もこの神議りで決められるとされています。

また、神々が滞在される十九社でも連日お祭りが行われます。

この期間中は神様に静かな環境で神議りをしてもらうため、また粗相のないようにひたすら静寂を保つこととされています。

そのため鳴り物を鳴らしたり、家を建てるなど音を出すことは禁止されています。

なお、このお祭りには一般の方は参列することはできません。

 

縁結大祭

神々が神在祭で合議されるのは「人間の目には見えない縁」についてのことで、そこには男女の縁も含まれます。

なので良縁を望む男女が日本全国から幸縁むすび祈祷を受けるために参列します。

幸縁むすび祈祷を受けるには事前申し込みが必要で、申込み方法は1ヶ月ほど前から出雲大社のホームページに掲載されます。(祈祷料も必要です。昨年の祈祷料は5,000円でした。)

ただし、人数限定です。

当日でも申込み可能なこともあるようですが、土日は大勢の人が申込みます。

今年は11月24日が土曜日なので前もって申し込んでおくほうが賢明です。

幸縁むすび祈祷の開始は午前10時からですが、受付したり渡された絵馬を書いたりしなければいけないので、時間的に十分な余裕を持って出かけましょう。

 

龍蛇神講大祭

稲佐の浜での神迎神事が終わると神々は出雲大社に向かわれるわけなんですが、このときに先導の役目を担うのが「龍蛇神」という神様です。

この神様を信仰する人たちで作られている組織が「龍蛇神講」で、最初の神在祭が終了したあと龍蛇神講の大祭が催されます。

 

神等去出祭

出雲大社に滞在されていた神々をお見送りする儀式です。

拝殿での儀式が終わると神職の方が「お発ち~ぃ」という声とともに扉を叩き、これを3回繰り返したあと神々は出雲大社を離れられ、出雲市内の他の神社に向かわれてそこでも神在祭が執り行われます。

 

第二神等去出祭

出雲大社を離れた八百万の神々が出雲市内の神社で神在祭を終え、正式に出雲を離れる際に執り行われる儀式で、神々の無事をお祈りする神事で神等去出祭の9日後に執り行われます。

ここでも神職さんが「お発ち~ぃ」と声を発して扉を叩き、これを3回繰り返し、神々は自らが鎮座される各地へと旅立たれます。

その後、神々が帰られたことを出雲大社の主祭神である「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」にご報告して神在祭は終了します。

第二神等去出祭は神在祭の最後の儀式なんですけど、一般の人は見学できません。

拝殿の外から静かに神々の無事をお祈りしましょう。

 

終りに

出雲大社は縁結びのパワースポットというのは誰でも知っていると思うんですけど、それは男女の仲に限ったことではなくて、良いご縁をたぐり寄せる神社なんです。

良い上司や指導者に巡り会えない、良い人の協力が欲しいなんてときには出雲大社に参拝に行かれてはどうでしょうか。

ただ、出雲大社に参拝するさいには他の神社と違って「二礼四拍手一礼」なので間違えないようにしてください。(大例祭のときには「二礼八拍手一礼」です。)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。