京都市と滋賀県大津市にまたがり、毎年多くの参拝者が訪れる比叡山延暦寺は天台宗の総本山です。

多くの方が京都観光の拠点にするのは京都駅だと思うんですけど、延暦寺は京都の市街地から遠いのでどうやって行けばいいのか迷うことも多いことと思います。

今回は、京都駅から比叡山延暦寺に行く一番簡単な方法とそのメリットとデメリット、延暦寺観光をする際に気をつけなければいけない点などをご紹介します。

 

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京都駅から延暦寺へ行く一番簡単な方法

京都駅から延暦寺へ行くにはいろんな方法がありますが、タクシーを使えば料金が8,000円ほどかかってしまいますし、ケーブルやロープウェイを使うのは乗り継ぎが面倒です。

低料金で乗り継ぎなく簡単に行けるのはバスを利用する方法です。

比叡山頂行き(延暦寺というバス停はありません)のバスは京都駅前のバス乗り場のC6の乗り場から発車します。

この乗り場は人気の高い嵐山や苔寺行きのバスも発車しますので、間違ってそちら行きのバス待ちの人たちの行列に並ばないよう気をつけなければいけません。

(比叡山は600円でバスが一日乗り放題になるバス一日券の範囲外の範囲も含まれます。バス一日券を持っていても差額の支払いが発生します。)

 

メリット

1.乗り継ぎなしで行ける

旅行をしていると、面倒な乗り継ぎはけっこう神経を使います。

延暦寺にバス以外で行こうとすると2回、3回と乗り換えが必要で、乗り換えのときに歩く距離もかなりあります。

ですから特にお年寄りには乗り継ぎなしで行けるのは便利だと思います。

京都駅から東塔のバス停までは1時間20分くらいで着きます。

 

2.料金が安い

京都駅からバスで行くと、終点の比叡山頂まで行っても料金は820円です(東堂までなら770円。2018年5月現在)。

さらに比叡山内1日フリー乗車券を購入すると、この料金が600円に割り引かれます(帰りのバス料金も)。

比叡山内1日フリー乗車券は車内で購入することができ、バスに乗車したら運転手さんにそのことを告げ、私の場合は出町柳駅のバス停に停車したとき、運転手さんが販売してくれました。

 

 

フリー乗車券は何がフリーなのかと言うと、比叡山は東堂(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)という三塔の地域に分かれていて、この三つの地域と比叡山頂、ロテル・ド・比叡を結んで走っているシャトルバスの料金が乗り放題になります。

(ロテル・ド・比叡というのはちょっとお高めのホテルです。)

さらに延暦寺三塔(東堂・西塔・横川)共通拝観券(800円)が700円に割引になるチケットも付いています。

また、ガーデンミュージアム比叡の割引券も付いています(行かなかったので割引率は分かりません)。

 

京都駅から比叡山行きのバスに乗り、比叡山内1日フリー乗車券を購入したとき、延暦寺の三塔を観て京都駅に帰ってくると料金は往復で2,900円になります。

 

比叡山内1日フリー乗車券 1,000円

比叡山までのバス料金(往復) 1,200円

延暦寺拝観料金 700円(割引後)

 

一方、ケーブルやロープウェイを使って行く場合には、京阪電車が3,900円でチケットを販売しています。

このチケットだと琵琶湖方面のケーブル坂本駅を利用することもできますが、京都駅からは出町柳まで行かなくてはいけないのでさらにバス料金がかかり、合計すると往復で4,360円になります。

 

京阪電車・比叡山延暦寺拝観チケット 3,900円

京都駅~出町柳 バス料金(往復) 460円

 

 

デメリット

1.便数が少ない

京都駅から比叡山まで行くバスは便数が非常に限られています。

京阪バスと京都バスが運行していますが、京都駅の出発時間は次のとおりです。

  •  8:30 京阪バス
  •  9:12 京都バス ⚫
  •  9:35 京阪バス ★
  •  9:50 京阪バス ⚫
  • 10:30 京阪バス
  • 12:45 京都バス

⚫印の便は土休日と8月13日~16日のみ運行です。

★印の便は5月1日・2日と8月17日及び10月29日~11月22日の平日のみの運行となります。

従って少ない日は1日3便しかないことになります。

でも、比叡山は非常に広く見て回るのに時間がかかります。

8時30分のバスで比叡山に行っても、じっくり見ていると帰りの最終バス(16:00比叡山頂出発)に少しの余裕で間に合うくらいです。

平日はそれほど混まないので、これくらいの便数でちょうどいいのでしょう。

 

2.冬期は運休する

比叡山は標高が800mを超える山で、延暦寺の職員さんに聞きましたが冬はかなり雪が積もります。

そのため京都駅から比叡山に行くバスは、春分の日から12月の第1日曜日までの運行になります。

これも職員さんから聞いたことなんですけど、冬は参拝客は非常に少なくなるそうです。

比叡山の道路は舗装されていて、バス停から東堂へ行く道はかなりの急坂で、そんな道に雪が積もれば歩くのにたいへん危険です。

参拝客が少なくなるのもうなずけます。

 

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延暦寺観光の際に気をつけること

延暦寺は京都市街地から少し離れていることなど、観光をするときには気をつけなければいけないことがいくつかあります。

延暦寺は広い

延暦寺を平安神宮や仁和寺、西本願寺など京都にある有名な神社仏閣と同じ規模だと思っていてはいけません。

延暦寺という名称のお寺はなく、東堂地域、西塔地域、横川地域の三つの地域とそこにある100を超える堂塔をまとめて延暦寺と呼んでいます。

各地域間はバスで行かなければならないほど遠く、地域内にある堂塔もかなり離れている場合もあります。

なので、延暦寺を観光するにはかなりの時間をみておいたほうがいいでしょう。

一番見どころが多いのは東塔地域なので、まずは東塔を巡り、続いて西塔、横川と巡るのがいいと思います。

時間としては三塔(東塔・西塔・横川)の移動時間も含めて東堂で2時間半、西塔と横川に1時間半ずつの計5時間半といったところでしょうか(食事と休憩は別です)。

私が行ったときも東塔のバス停に着いたのが午前9時40分ころ、すべてを観て比叡山頂バス停から京都駅行きのバスに乗ったのは午後4時発の便でした。

 

 

延暦寺には食事ができるところが少ない

三塔内で食事ができるところは比叡会館と蕎麦屋と峰道レストランしかないようです。

比叡会館は精進料理しか提供されませんし、近くの売店の人に聞いたら予約が必要かもしれないと言われました。

けっこうな距離を歩いたあと、精進料理では物足りないかもしれませんね。

西塔のバス停からシャトルバスに乗って峰道のバス停まで行くと峰道レストランがあり、そこでは精進料理でないもの食べられます。

延暦寺で普通の食事をしたいならここしかありません。

 

あと比叡山頂のバス停近くに食堂がありましたが、焼そばなんかを販売していました。

ここまで来て焼そばっていうのもどうですかね?

 

それと、自販機の飲み物は観光地お決まりの高い値段です。

荷物が気にならないなら、種類も多いですし京都市街で買っていったほうがいいですよ。

 

バスが遅れることがある

京都駅でバス停に並んでいたとき、係のおじさんがバスが遅れることがあると言ってました。

理由はバスが市街地を通ってくるからで、市街地の渋滞状況によっては遅れることもあるんだそうです。

私が行ったときは3分ほどの遅れでしたが、ひどいときには10分以上も遅れると言ってました。

バスが遅れても延暦寺がどこかに行ってしまうわけではないので、それくらいどうってことないんですけどね。

もっとも、帰りの電車の予約は時間的に余裕をみたほうがいいですよ。

 

終わりに

神社仏閣巡りが好きな私は、千日回峰行など厳しい修行で有名な延暦寺もいつか行ってみたいところのひとつでした。

そして行ってみてその広さと堂塔の多さに驚きました。

たくさん写真を撮ってきたのですが、どれが何なのか分からなくなってしまいました。

延暦寺にはそれほど見どころがたくさんあります。

見るのに時間がかかりますが、その価値は十分にあります。

あなたも一度訪れてみてはいかがですか。

きっと心が洗われる思いがすることでしょう。

(東塔地域の根本中堂は平成28年より10年の予定で改修工事中です。)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。