第一次世界大戦で日本は何をした?戦死者数は?


 毎年夏になると原爆記念日の8月6日と8月9日、終戦記念日の8月15日に
第二次世界大戦の犠牲になられた方に黙祷を捧げます。  

地域によってはサイレンを鳴らしてそのことを知らせるところもあり
戦争の悲惨さを忘れずにという平和への願いの意識が高まります。

しかし第二次世界大戦よりわずか30年前に戦われた
第一次世界大戦については、日本も参戦したにもかかわらず
日本人の意識の中では印象がたいへん希薄になっています。

同じように世界を巻き込んだ戦争だったのに
第一次世界大戦はなぜこんなに印象が薄いのか?
それは年代が古いからだけではないと思います。

今回はそんなことについて調べてみました。  

 

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第一次世界大戦の意識が希薄な理由

第一次世界大戦を始めたのはドイツ  

当時の経済や文化の中心はヨーロッパでした。


 ヨーロッパの列強は国力増大を目指して複雑な関係にあり
ドイツとオーストリアとイタリアは三国同盟を結び
イギリスとフランスとロシアは三国協商を結んでいました。

1914年6月28日にオーストリア皇太子夫妻が
ボスニア出身のセルビア人学生に ボスニアの州都サラエボで暗殺されたため
オーストリア政府はセルビア政府の陰謀だとして
1か月後の7月28日にセルビアに対して宣戦布告しました.

ロシアがセルビア支援のために総動員をかけると
ドイツは8月1日にロシアに宣戦布告し、第一次世界大戦が始まったのです。

ドイツは8月3日にフランスに宣戦布告、中立国のベルギーに侵入すると
今度はイギリスがドイツに宣戦しました。

あのころは相手国に「これからお前の国を攻撃するぞ」と宣言していたのです。
何とも悠長なことをしていたものですね。

その後、セルビア、モンテネグロ、日本、アメリカ合衆国などが参戦し
第一次世界大戦と呼ばれるようになったわけです。

ドイツとオーストリアと三国同盟を結んでいたイタリアは
開戦後中立を宣言し、翌年には連合国側(イギリス側)で参戦したため
同盟国側はほとんどドイツ一国で戦っている状態でした。

(引用元:世界史講義録 http://www.geocities.jp/timeway/kougi-113.html)

この戦争は欧州戦争とも呼ばれ、日本人にとっては
「遠いヨーロッパの地で行われている戦争」くらいの認識しかありませんでした。

第二次世界大戦と違って本土を爆撃されたり
原爆を投下されたりといった、日本に対する直接の被害がなかったこと
その点が第一次世界大戦に対する意識が薄い一番の原因でしょう。

 

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日本は日英同盟があったため参戦した 

イギリスと日英同盟を結んでいた日本は、イギリス政府の要請で
連合国側としてこの戦いに参戦し、ドイツ軍の東洋艦隊の基地であった
中国の青島と膠州湾を攻撃し、青島を支配下に置くことになります。

日本にとって遠いヨーロッパで行なわれている戦争など
あまり関係なかったのですが 参戦の本当の狙いは
中国での勢力拡大にあったわけです。

日本はそのほかにも海軍による連合国側の輸送船団の護衛や
シベリア出兵なども行っています。

(参考文献:Wikipedia 第一次世界大戦下の日本)

 

圧倒的に少なかった第一次世界大戦の死者数 

第二次世界大戦での日本人の死者数は
民間人と 朝鮮・台湾の兵役犠牲者を含んだ数字で約310万人でした。

(引用元:http://nvc.webcrow.jp/TR7.HTM)

これに対して第一次世界大戦での日本人の死者はわずか415人です。
戦傷者も907人でした。

(参考文献:Wikipedia 第一次世界大戦の犠牲者)

日本本土に被害が及ばなかったことと
死傷者の数が極めて少なかったことが
日本人の第一次世界大戦に対する意識の低さの原因となっているでしょう。

 

まとめ 

 

日本で第一次世界大戦の印象が希薄な理由

  • 主な戦地が日本から遠く離れたヨーロッパだった
  • 日本は日英同盟を結んでいたイギリスの要請で参戦しただけ
  • 日本の第一次世界大戦での戦死者が極めて少なかった

 

中国での勢力拡大を目論んでいた日本にとって
日英同盟を結んでいたイギリスからの参戦要請はまさにタイムリーなものでした。

遠いヨーロッパで行なわれている戦争は
日本には参戦理由のないものであり
この要請がなかったら参戦することはなかったでしょう。

日本としてはそれほど大きい軍事行動も取らず
死傷者の数も少なかった第一次世界大戦ですが
世界的に見れば、戦死者992万人、戦傷者2122万人
行方不明者775万人を出した人類史上初の世界大戦でした。


世界各地では第一次世界大戦100周年を記念して記念式典が行なわれています。
この戦争でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。    

 

 

 

最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。

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