尿の色が濃いのは何故?何かの病気の可能性は?


朝起きて最初にすることって大抵はおしっこですね。

寝ぼけまなこで自分の一番搾り(朝一番のおしっこ)を見ると、ときどき妙に黄色い色が濃いときがあります。

そのときは「おっ」と思うんですけど、夢をすぐに忘れてしまうようにボーッとした頭ではそんなこともすぐに忘れてしまいます。

でも、尿は健康のバロメーターと言われていますし、おしっこの色が濃いときは疲れているときとも言われます。

尿の色が濃いのはどうしてなんでしょう?

また、何かの病気の兆候ということはあるんでしょうか?

 

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尿の色が濃いのは何故?

健康なときの尿の色は透明な淡黄色なのが普通で、どうかするとこれが濃い黄色になることがあります。

そこでまずは尿の役割について、そのあと尿が濃くなる理由についてみてみましょう。

尿の役割

尿の主な役割は次の二つです。

  • 体内の老廃物の排出
  • 体内の水分量の調節

血液に混ざって身体を循環してきた老廃物は腎臓でこし取られて不要物として尿の中に入ります。

身体にとって不要な水分もこのとき尿として膀胱に蓄えられ、一定量(膀胱容量の8割程度)が溜まると尿意を催す仕組みになっていて、まだ必要な水分は腎臓で再吸収されます。

尿の色が濃い黄色になるのは?

尿の色が黄色いのはビリルビンが変化したウロクロムという黄色い色素のせいです。

(ちなみに、ウロクロムという言葉は「おしっこの色素」というギリシャ語だそうですよ。)

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンが脾臓や肝臓で寿命により分解されてできたもので、そのビリルビンが胆汁で腎臓に運ばれて変化したものがウロクロムです。

そして、このウロクロムが混ざることで尿が黄色くなるのです。

特に身体に異常がなければウロクロムの一日の生成量は一定と言われてますので、一定の時間に溜まる尿の量が多ければ色は薄くなり、逆に尿の量が少なければ濃い黄色になります。

スポーツやサウナなどで大量に汗をかけば、尿にまわる水分が減って膀胱内に尿が溜まる時間が延び、その時間分だけウロクロムが多く尿に入りますので色は濃くなります。

夏の暑い時期は寝汗もたくさんかきますので、起きたときのおしっこも濃い黄色になります。

 

発熱時にも尿の色は濃くなり、またビタミンB2が配合された栄養ドリンクなどを飲んだあとも尿の色が濃くなります。

暑いときは汗をかきやすく、そんなときに栄養ドリンクを飲んで尿の色が濃くなったという経験をしたことのある人も多いんではないでしょうか。

ですから、そんなときの尿の色が濃くなってもそれほど心配することはないんです。

 

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心配なのは別の色の尿のとき!

尿の色が濃い黄色になることは一時的なものなのでさして心配することはないんですけど、心配なのは尿に色がない、または黄色以外の色になることです。

色が薄い、またはほとんど無色のとき

健康な人が水分をたくさん摂って尿の色が薄くなることは問題ありませんが、そうでないときは糖尿病尿崩症(にょうほうしょう・腎臓の水分再吸収機能が低下する病気で尿の量が増える)が疑われます。

糖尿病の人は多量の水分が尿として排出されるために異常に喉が渇き、多量の水を飲むようになり、そのために尿の量が増え、ウロクロムが薄められて無色に近い色になります。

 

黄褐色・褐色のとき

肝臓の代謝でできる色素が関係していて、急性肝炎や胆道系の病気が疑われます。

 

白く濁った色のとき

尿が白く濁る原因は、塩類の結晶によるものとによるものがあります。

塩類が原因のときには尿路結石やが考えられます。

膿が原因のときには尿路のどこかが炎症を起こしていると考えられ、病気としては膀胱炎や腎盂腎炎、尿道炎が考えられます。

また、妊婦さんのなかにも尿が濁る人がいます。

大きくなった子宮が膀胱を圧迫して尿が残ってしまい、細菌感染がおきて膀胱炎になるためです。

 

赤やピンク、赤褐色のとき

尿の色が赤みがかるのは赤血球が尿に混じっているからで、いわゆる血尿と呼ばれ、この色の尿が出たときが一番心配です。

尿は腎臓で作られ、尿管~膀胱~尿道と通って排泄されますが、このいずれかの器官または複数の器官に炎症がおきて出血していることが多く、がんなど重大な病気の可能性もあります。

男性ならさらに尿道を取り囲むように存在する前立腺も含まれます。

怖いですね~。

 

また、筋肉繊維に含まれている赤黒いミオグロビンという物質が筋肉が損傷したりすると血液中に放出され、これが尿に入って色が赤くなることもあります(ミオグロビン尿)。

クラブ活動で激しい運動をしたあと、おしっこが赤かったなんて経験がある人もいるのでは?

一過性のものならそれほど心配はないんですけど、これを放置すると急性腎不全に陥ることもあります。

 

まとめ

 

  • 汗をかくなどして体内の水分が減ると尿の色は濃くなる
  • 発熱時も尿の色は濃くなる
  • ビタミンB2を多く摂取しても尿の色は濃くなる
  • 尿の色が濃くてもほとんど心配することはない
  • 心配なのは赤っぽい色の尿が出たとき

 

「おしっこの色が濃いときは疲れているから」というのはあまり大した根拠はないようですね。

「尿の色が濃い=水分不足」だから疲れるということらしいんですけど、水分が不足しているからといっても疲れているとは限らないですからね。

 

尿の濃さは食べたものや季節、体調などで健康な人でも変化します。

尿の色が濃くても一過性のものならそれほど心配することはありませんが、長く続いたり、淡黄色以外の色の尿が出たときには注意が必要です。

内科や泌尿器科など専門の医療機関で診てもらいましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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