早起きすると早死にする!「早起きは三文の徳」じゃなかったの?


「早起きは三文の徳」って言葉は誰でも知ってる有名なことわざですね。

最近では朝活なんて言葉も生まれ、スティーブ・ジョブズやその後継者のティム・クックなどデキる人は朝型人間が多く、始業前の時間を有意義に使いましょうとさかんに言われています。

私も何とか早起きしようと目覚ましを早い時間にセットするものの、知らないうちに目覚ましを止めてまた寝てしまい、自己嫌悪に陥るなんてことを繰り返しています。

ところが、早起きすると早死にするという研究報告が話題になり驚いています。

早起きは「寿命を縮める」のでしょうか、それとも「三文の徳」なのでしょうか。

今回はそんなところについて調べてみたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

早起きすると寿命が縮むという根拠

早起きの習慣が体に悪いという根拠は、英・オックスフォード大学の睡眠・概日(概日)リズム神経科学研究所の名誉研究員であるポール・ケリー博士の研究発表にあります。

ケリー博士による研究では、世界中の多くの人の睡眠パターンを調べ、65歳以上の高齢者の7時以降に起床している人と6時以前に起床している人を比べました。

その結果

  • 心筋梗塞や脳卒中などの心血管系疾患の羅漢率が約4割
  • その他の病気も2~3割

早起きをしている人はそうでない人よりも病気になる確率が高く、病気も重症になりがちで寿命が縮む危険が高いとのことです。

 

早起きが身体に悪い理由

早起きすることで病気にかかりやすくなる理由は、ケリー博士によれば生活時間と体内時計のズレだということです。

体内時計は概日リズムやサーカディアンリズムとも呼ばれ、ヒトの臓器にはすべて体内時計が備わっていて、ヒトの生体活動はすべてこの体内時計にのっとって行われています。

しかし、ヒトの体内時計の一日は25時間であることが分かっていて、太陽光を浴びることでそれがリセットされます。

25時間のサイクルで動いている体内時計を24時間にするわけですから、身体中の臓器に無理がかかります。

早朝の5時とか6時は一番体温が低い時間帯で、臓器の活動状態も低くなっています。

私が思うに、そんなときに起床して太陽光を浴びると臓器にかかる負担が大きくなり、病気にかかりやすくなるということなのではないのでしょうか。

体温が下がると免疫力も下がると言われていますしね。

(参考:平熱を上げて免疫力を上げる方法!平熱って何度?

 

体内時計をリセットすることこと自体は止む終えないことで悪いことではないのですが、体温が下がっているときに行うということが問題なのではと思います。

 

理想の起床時間とは?

ケリー博士は年代別の理想の起床時間と学業や仕事などの活動を開始する時間もはじき出されました。

それによると

青年期(15~30歳)

 9時起床で11時から活動開始

壮年・中年期(31~64歳)

 8時起床で10時から活動開始

老年期(65歳以上)

 7時起床で9時から活動開始

と、こうなるのだそうです。

思ってたよりずいぶんと遅い起床時間ではないですか。

でも、一番長生きできる睡眠時間は7時間±30分前後だと言われているので、7時間睡眠をしようとすると青年期では寝るのは午前2時ということになります。

ヒトの成長ホルモンの分泌量は、寝ているときの午後10時から午前2時の間が最も多いと言われていて、ケリー博士の説ではこの時間はまだ起きていることになります。

小児期についで成長ホルモンが必要な青年期にこれで本当にいいのかと思ってしまいます。

 

Sponsored Link

 

早起きは三文の徳なのでは?

朝活が話題になって「早起き生活のススメ」とか「朝4時起きですべてがうまく回り出す」なんて本がバカ売れし、みんな早起きにあこがれました。

でも、早起きを習慣にしていると早死にする可能性が高いということは、昔から言われていた「早起きは三文の徳」はウソなんでしょうか。

実はそういうことを調査した研究もあるんです。

対象を早起きを習慣としている朝型の人とそうでない夜型の人に分けて調査したところ

  • 朝型の人のほうが夜型の人に比べて協調性があって感じがいい
  • 朝型の人のほうが几帳面

という結果が出たそうです。

つまり、朝型の人は人から好かれ、きちんと仕事もできるということですね。

朝型人間はサラリーマン社会で一番重要な人間関係が円滑に保てるということで、上司の受けもよく早く出世できて収入も増えるということになります。

つまり、三文の徳(得)なんです。

私もサラリーマン時代には朝型人間で過ごせばよかったなぁとつくづく思います。(出世が遅かったもので。)

 

まとめ

 

◎朝6時前に起きる習慣がある人は病気にかかりやすい

◎早起きが身体に悪いのは体温が下がっているときに体内時計をリセットするからではないか?

◎理想の起床時間と活動開始時間

  • 青年期(15~30歳)

  9時起床、11時活動開始

  • 壮年・中年期(31~64歳)

  8時起床、10時活動開始

  • 老年期(65歳以上)

  7時起床、9時活動開始

◎早起きをする朝型の人は協調性があって几帳面である

 

ケリー博士による理想の起床時間と活動開始時間は、今の日本ではフレックスタイム制の会社でなければちょっと難しいですね。

特に学生時代にはまず無理です。

そうなれば私たちにできることは、かなりリスキーですが家を出るギリギリまで寝ていることしかありません。

でも、ケリー博士の研究結果がすべての人に当てはまるとは限りませんし、早起きすることによる時間的余裕やそのほかのメリットも無視できません。

あなたは早起き型?それとも遅起き型?どちらを選びますか。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Sponsored Link


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ