ビフィズス菌の種類と効果は?増やすにはどうする?


健康志向が高まる中で、免疫機能を高めるために腸内環境を整えましょうとビフィズス菌入りの飲料やヨーグルトが何種類も発売されていますね。

ビフィズス菌が身体にいいとは何となく分かっていても、ビフィズス菌についての詳細については知らないことが多いのではないでしょうか。

いろんな健康効果を謳ったビフィズス菌飲料があるからには、一口にビフィズス菌と言っても乳酸菌のようにいろんな種類があると思われます。

(参考→乳酸菌の種類はどれくらい?どんな効果があるの?

今回はビフィズス菌の種類とその効果、ビフィズス菌を増やすためにはどうすればいいかについて調べてみました。

 

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ビフィズス菌の種類とその効果

ビフィズス菌は腸内環境を整える善玉菌の一種で、Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム)属に属する細菌の総称であり、成人の腸内の善玉菌の99%を占めていると言われています。

乳酸菌の一種と勘違いしている方も多いのですが、乳酸菌の定義のひとつに「作り出す代謝物の50%以上が乳酸である」ことが必要であり、ビフィズス菌はそうではないため乳酸菌とは区別されています。

ビフィズス菌の種類は、乳酸菌の250種類に対して現在のところ、32種類しか確認されていません。

32種類のビフィズス菌がすべて人の腸内に生存しているかというとそうではなくて、動物と人では住んでいるビフィズス菌の種類が違い、人でも腸内環境の違いで住んでいるビフィズス菌は違うそうです。

ビフィズス菌は全ての動物の腸内に生息しており、人間の腸内には次の5種のビフィズス菌の生息が確認されているとのことです。(wikipediaより)

  • (ビフィドバクテリウム)ビフィダム菌
  • (ビフィドバクテリウム)ロンガム菌
  • (ビフィドバクテリウム)ブレーべ菌
  • (ビフィドバクテリウム)アドレセンティス菌
  • (ビフィドバクテリウム)インファンティス菌

順番に見ていきましょう。

 

ビフィダム菌

特徴と期待される効果

初めて発見されたビフィズス菌がこのビフィダム菌です。

G9-1株が知られています。

  • 酸に強いため生きて腸まで届く
  • 胃粘膜の保護
  • ピロリ菌の増殖を抑え、胃潰瘍や胃がんの予防

 

ロンガム菌

特徴と期待される効果

日本人の腸に多く住んでいるビフィズス菌ですが、老化により減少します。

BB536株やJLB01株が有名。

  • 酸に強く生きて腸まで届く
  • 善玉菌を増やす
  • 免疫力向上
  • コレステロールの低下

 

ブレーべ菌

特徴と期待される効果

乳児の腸内に生息している。

ヤクルト株(B・ブレ-べ・ヤクルト株)の一種として知られているビフィズス菌。

  • アレルギー症状の緩和
  • がん予防

 

アドレセンティス菌

特徴と期待される効果

主に成人の腸に住んでいるビフィズス菌。

  • 悪玉コレステロールを減らす
  • ビタミン類の生成

 

インファンティス菌

特徴と期待される効果

乳児の腸内に生息している。

  • アレルギー症状の緩和
  • ストレスの緩和
  • 下痢や便秘の改善

 

ビフィズス菌には善玉菌として腸内環境を整える働きがあるのはもちろん、様々な健康効果があるんですね。

 

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ビフィズス菌を増やすには?

身体に良い様々な働きをしてくれるビフィズス菌も、ストレスや加齢で減少してしまうため、積極的に補うことが重要になってきます。

そこでビフィズス菌を増やすために最近話題になっているのが、プロバイオティクスとプレバイオティクスです。

似たような言葉で混同してしまいそうですが、簡単に解説します。

 

プロバイオティクス

プロバイオティクスとは、1989年にイギリスの微生物学者であるFullerが唱えた「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」と定義されていて、それらを含む食品もプロバイオティクスと呼んでいます。

プロバイオティクスには

  • 安全性が保証されていること
  • もともとその宿主の腸内フローラの一員であること
  • 胃液、胆汁などに耐えて生きたまま腸に到達できること
  • 下部消化管(大腸や小腸)で増殖可能であること
  • 宿主に対して明らかな有用効果を発揮できること
  • 食品などの形態で有効な菌数が維持できること
  • 安価かつ容易に取り扱えること

と、割と厳しい制限があるのですが、納豆菌やLG21、R-1などの乳酸菌、BB536やBE80などのビフィズス菌も含まれます。

つまりプロバイオティクスとは、腸内環境を整える微生物やそれらを含んだ食品を摂ることということになります。

 

プレバイオティクス

プレバイオティクスとは、プロバイオティクスを補完する物質のことで、大腸内の特定の細菌を活性化させ宿主の健康を増進させてくれる物質です。

  • 消化管上部で分解・吸収されない
  • 腸内に共生するビフィズス菌などの細菌のエサになり、善玉菌だけを増やす
  • 腸内環境を整えて、宿主の健康に有益な全身的な効果を誘導する

プレバイオティクスにはこのような特性があり、代表的なものには難消化性のオリゴ糖や食物繊維などがあります。

 

プロバイオティクスとプレバイオティクスは一緒に摂ることでさらなる効果が期待できます。

ビフィズス菌と言えば真っ先に頭に浮かぶのはヨーグルトですが、ビフィズス菌が胃酸で死なずに腸まで届くように加工されたヨーグルトや乳酸飲料を摂る必要があります。

そして、ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維も一緒に摂るとさらに効果的です。

オリゴ糖はオリゴ糖として販売もされていて、バナナやりんごにも多く含まれていますし、キウイフルーツには食物繊維が豊富です。

 

ビフィズス菌を増やすには、目的に合ったビフィズス菌を含んだヨーグルトや乳酸飲料を選び、オリゴ糖や食物繊維が豊富な食品と一緒に取る、ということになります。

また、ビフィズス菌は数日間は腸の中で生きていますが、いずれは便とともに排出されてしまいます。

従って、毎日継続して摂ることが大切です。

 

終わりに

腸の中にはいろんな細菌がいっぱい住んでいて、その様子がお花畑のようなので腸内フローラと呼ばれているんですけど、その割合は、善玉菌が20%、悪玉菌が10%、日和見菌が70%と言われています。

その善玉菌のうち99%がビフィズス菌だということは、ビフィズス菌が減ってしまうとたちどころに悪玉菌や日和見菌の割合が増えてしまうということですね。

日和見菌は状況によって悪玉菌にも善玉菌にもなってしまう(悪玉菌が優勢なら悪玉菌になる)ので、ますますビフィズス菌を減らすわけにはいきません。

プレバイオティクスとプレバイオティクスを上手に摂取して、ビフィズス菌を減らさないように気をつけないといけませんね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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