ヤクルトの効果とは?花粉症にもいいの?


歳を取るにしたがって免疫力が落ちてくるとはよく聞きますね。

何でも60歳のときの免疫力は、一番免疫力が高かった20歳のころと比べて40%くらいしかないとのことです。

免疫力アップのためには、規則正しい生活と適度な運動、栄養バランスの取れた食事が欠かせませんが、これらのことをいつもキッチリ守ることはちょっと無理です。

ヒトの免疫システムの7割程度は腸内細菌の働きによるそうです。

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類のものがあり、善玉菌とは乳酸菌群のことで、これが増えると免疫力アップに期待が持てるというわけです。

(参考→腸内フローラって何?ダイエットや肥満に関係あるの?

乳酸菌と言えばすぐに頭に浮かぶのがヤクルトですね。

そんなわけで私もしばらく前からヤクルトを飲むようにしましたが、乳酸菌を摂るならヤクルトが安くていいだろうくらいの考えで飲み始め、どんな効果があるかなんて深く調べもしませんでした。

でも、どうせ飲むならちゃんと効果を知っていたほうがいいということで、今回はそんなところを調べてみました。

 

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ヤクルトの効果とは

ヤクルトといえば、有効成分はヤクルト菌ですね。

実はヤクルト菌というのは通称で、正式名称はラクトバチルス・カゼイ・シロタ株といい、ヤクルトの創業者である代田稔博士が発見、培養した乳酸菌です。

乳酸菌の多くは酸に弱く胃酸で死んでしまいますが、代田博士は強酸性の環境で培養に成功したため、ヤクルト菌は胃を通過して生きたまま腸に届きます。

そんなヤクルト菌が含まれたヤクルトには次のような効果が期待されています。

 

下痢や便秘の改善

健康な人の腸内細菌は、善玉菌が20%、悪玉菌が10%、日和見菌が70%というバランスを保っていて、悪玉菌よりも善玉菌のほうが優勢な状態です。

でも、このバランスが崩れて悪玉菌が増えると下痢や便秘となって現れてしまうようになります。

ヤクルト菌はもともと腸内にいる善玉菌である多くの種類の乳酸菌を増やし、逆に悪玉菌を減らして腸内フローラの状態を整える作用があり、それによって下痢や便秘の改善に効果があるとされています。

 

 

がん予防の効果

ヤクルト菌によって腸内フローラの状態が整うと有蓋菌の増殖が抑制され、有蓋菌が生み出す有害物質が減少し、さらにNK活性を高めてがん予防に効果があると言われています。

(※NK活性とはがん細胞やウイルス感染細胞などを見つけて攻撃するリンパ球であるNK細胞が活性化することです。)

実際にヤクルトから大腸がん、膀胱がん、乳がん予防についてのレポートが発表されていて、腸から遠く離れた乳房のがんが抑制されるということは、肺がんについても抑制効果があるのではないかと期待が高まっています。

 

 

美肌効果

腸内環境は肌に現れるって言いますね。

 

 

腸内の悪玉菌が増えて有害物質が発生すると、それが小腸から吸収されて血液に入り全身を巡り、その有害物質が顔の皮膚に回ると、ニキビや吹き出物など肌荒れの原因になります。

便秘になると溜まった便から有害なガスが発生して肌に悪影響を与え、逆に下痢のときは腸の吸収能力が落ちるため栄養不足による新陳代謝の低下が起き、どちらも肌にはよくありません。

ヤクルトは腸内環境を整えてくれるので、美肌効果も期待できるのです。

 

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花粉症にはどうなの?

花粉症を始めとするアレルギーは免疫の過剰反応だと言われています。

花粉が体内に侵入すると、身体はそれを受け入れるかどうかを決め、異物なので排除するという決定をすると鼻や目の粘膜の肥満細胞の表面にIgE抗体(免疫グロブリンE)という抗体を作って備えます。(※「肥満」という名がついていますが肥満とは関係ありません。)

IgE抗体は蓄積され、ある一定の量を超えたときにまた花粉が体内に侵入すると肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質を放出して、花粉を体外に排出しようとします。

その結果、鼻水や涙で花粉を流す、くしゃみで吹き飛ばす、鼻を詰まらせて侵入を防ぐなど、いわゆる花粉症の症状が現れます。

つまり、無害であるはずの花粉に対してIgE抗体ができてしまうことが異常だと言えます。

 

 

マウスを使った実験で、ヤクルト菌にはIgE抗体の産生量を減少させる働きがあることが分かり、アレルギー症状も軽減したという報告があります。

人を対象としたヤクルト菌の飲用試験では、ヤクルト菌を飲まかかった人に比べて症状が悪化するのが遅くなる傾向があるという結果が出ています。

まだどうしてそうなるかの詳しいメカニズムは分かっていませんが、花粉症の症状の緩和に対してヤクルトが(菌)が効果があることは確かなようです。

 

ヤクルトの効果的な飲み方

身体に良い効果がたくさん期待できるヤクルト。

どうせ飲むなら効果的な飲み方をしたほうがいいと思いますよね。

ここではヤクルトの飲み方についてご紹介します。

 

 

毎日継続して飲む

ヤクルト菌はもともと身体の中に存在したものではないため、身体に入ってきても定着しません。

外部から摂り入れた乳酸菌は長くても3日くらいで体外に排出されてしまうそうですので、毎日継続して飲むことが大切です。

ヤクルトが実施したLgE抗体に関する調査も8週間という経過観察期間を必要としています。

 

温めない

ヤクルトなどの乳酸菌飲料がスーパーで売られているときは冷蔵コーナーで売られてますね。

あれは乳酸菌が熱に強くないからです。

ヤクルト菌は50℃くらいまでなら死なないそうですが、50℃という温度はぬるいと感じる温度なので、温かいと感じるまで温度を上げると菌が死んでしまいます。

また、乳酸菌が一番活発に活動できる温度は体温と同じだそうですので、温めずに飲むことが効果的です。

 

食後に飲む

いろんなところで乳酸菌飲料は胃酸が薄まる食後に飲みましょうと書かれていますが、ヤクルト菌は酸に強いのでいつ飲んでも生きて腸まで届きます。

それよりもヤクルト菌にもエサは必要であり、エサとなるオリゴ糖や水溶性食物繊維と一緒に飲んだほうがいいので、食後に飲んだほうがいいというわけです。

オリゴ糖を多く含む玉ねぎや豆製品、水溶性食物繊維を多く含むごぼうやにんじんや納豆などを食べた後に飲むと効果的です。

それに、例えば夕食後に飲むと決めておけば飲み忘れることも防げますしね。

 

飲みすぎない

ヤクルトって甘くて飲みやすい味がします。

これは砂糖が使われているからで、ヤクルトには50kcalの熱量があり、一日に3本も飲むとご飯半杯ちょっと食べたのと同じになってしまいます。

腸内環境を整えるために飲んでいるのに、カロリー過多ではいけませんね。

ヤクルトの容器にも1日当たりの摂取目安量は1本と書かれています。

美味しいですが、飲みすぎないように気をつけましょう。

 

終わりに

小学校の給食にヤクルトがついていた記憶があります。

調べてみるとヤクルトは私が生まれるずっと前の1935年から発売され、発売開始からもう80年以上も経っているんですね。

そんな前からいろんな健康効果がある乳酸菌飲料があったなんて驚きですし、効果があるからこそみんなに愛されて80年も続いているんでしょう。

私もヤクルトを飲み始めてから完全に良くなったわけではないものの、花粉症も便秘も軽くなったような気がして、一日たった40円で腸内環境が良くなるならありがたいです。

ヤクルト菌が2倍入った宅配専門のヤクルト400もどうかなぁなんて思ってます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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