乳酸菌の種類はどれくらい?どんな効果があるの?


 

最近ヨーグルトのテレビコマーシャルをよく見るようになりました。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌が身体にいいとは知っていますが、色んなメーカーから色んな種類のヨーグルトが発売されていて、ラクトバチルス何やらとか、LG何やらとか馴染みのない言葉がたくさん使われ、何がどういいのかよく分からないのではないですか。

スーパーなんかで手軽に買えるヨーグルトなんですけど、どうせなら含まれる乳酸菌の効果を知って自分が一番欲しい効果が得られるヨーグルトを食べるようにしたほうが賢いですよね。

今回は乳酸菌の種類や種類ごとに期待できる効果を調べてみましたのでご紹介します。

 

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乳酸菌の種類

乳酸菌とは?

乳酸菌とは糖を分解して乳酸を作る微生物のことを言い、善玉菌として腸内にたくさん生存しています。

さらに細かい点を挙げれば、作り出す代謝物の50%以上が乳酸である必要があります。

ビフィズス菌は代謝物の50%以上が乳酸であるというわけではないので乳酸菌ではなく、腸内細菌の一種です。

(乳酸はヒトの身体でも作られていて、摂取した糖質が筋肉内でエネルギーに分解される際にできます。乳酸はかっては疲労の原因物質と見られていましたが、最近の研究でそうではないことが明らかになっています。)

 

乳酸菌は3段階に分けられる

乳酸菌は生物学的に「属・種・株」の3段階に分けられ、その種類は250種を超えると言われています。

例えば、ラクトバチルス属アシドフィルス属L92株といった具合で、乳酸菌のDNAを調べて分類しています。

「属」は細胞形態と糖類発酵形式の違い、「種」は遺伝子的、生理学的の違い、「株」は培養によって維持される系統のことを言います。

分かりにくい分類ですが、これを田中実という日本人の場合に当てはめてみると、属は人間、種は日本人、株は田中実といった具合でしょうか。

 

さらに乳酸菌は由来によって三つに分類されます。

◆植物由来の乳酸菌

文字通り、周りが植物の環境のなかで生きている乳酸菌で、みそやしょうゆなどを作るときに活躍します。

ブドウ糖やショ糖などいろんな糖を代謝することができ、過酷な環境でも生存できるため、お腹に届きやすいという特徴があります。

  • ラクトバチルス・プランタラム
  • ラクトバチルス・プレビス
  • テトラジェノコツカス・ハロフイルス
  • ラブレ菌  などがあります

 

◆動物由来の乳酸菌

この乳酸菌が分解できるのは乳糖だけであり、牛や山羊のミルクに含まれているのはこちらで、植物由来のものに比べて栄養価が高いのが特徴ですが、胃酸に弱く腸に届く前に死んでしまうこともあります。

ヨーグルトやチーズ、発酵バターを作るときに必要な乳酸菌です。

  • ブルガリア菌
  • LG21菌
  • クレモリス菌
  • サーモフィラス菌  などがあります。

 

◆ヒト由来の乳酸菌

ヒトの腸内に住んでいた乳酸菌のうちで有用なものを糞便から分離、培養した乳酸菌です。

ヒトの腸内に住んでいたのだから定着しやすいと言われていますが、個人によって免疫系は違うので一概にそうとは言えないという意見もあります。

  • ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株
  • エンテロコッカス・フェカリス・FK-23
  • アシドフィルス菌
  • フェカリス菌  などがあります。

 

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乳酸菌の効果は?

乳酸菌が身体にいいのは何となく分かりますが、どの乳酸菌にどんな効果が期待できるのか知りたいですよね。

ちょっと太めの方ならダイエット効果があるもの、女性なら美容効果のあるもの、年配の人なら免疫力アップの効果がある乳酸菌を摂りたいと思うでしょう。

ここでは期待できる効果別に主な乳酸菌をご紹介します。

ダイエット効果

 

 

老いも若きも、男も女も「太め」という言葉には敏感になってます。

ちょっと気を緩めるとウェスト85cm(女性は90cm)というメタボの基準はすぐに突破してしまいますからね。

何とか健康的に、しかも手軽に体重管理をしたいと思ったときに乳酸菌のダイエット効果が助けになります。

ダイエット効果が期待できる乳酸菌には次のようなものがあります。

  • ガセリ菌SP株(SBT2055乳酸菌)
  • ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株(ヤクルト菌)
  • LGG乳酸菌  などがあります。

なかでもLGG乳酸菌の耐性は他の乳酸菌に比べて高く、生きたまま腸に届き長く腸にとどまるという報告もされています。

 

美容効果

 

 

女性、特にお肌のトラブルに悩まされている方にとっては乳酸菌の美肌効果は頼りになる存在です。

「美肌は身体の中から」という言葉があるように、腸内環境を整えることでそれが肌にも現れ肌トラブルの解消にもつながります。

ダイエット効果がある乳酸菌は腸内環境を整える働きがあるので、上記の乳酸菌も美肌効果が期待できると言えますが、ここでは上記以外の乳酸菌をご紹介します。

LB81乳酸菌

明治ブルガリアヨーグルトに含まれている乳酸菌で、便秘の改善と乾燥肌の解消に効果が期待できます。

 

アシドフィルス菌

弾力のある肌にはコラーゲンが欠かせませんが、コラーゲンの生成にはビオチンというビタミンが必要です。

アシドフィルス菌は腸内でビオチンが生成されるのをサポートする働きがあると言われていて、ひいてはコラーゲンの生成をサポートすることにつながり、美肌効果が期待できるわけです。

 

クレモリス菌

ストレスも美容の大敵で、ストレスによって肝機能が低下すると、代謝しきれなかった有害物質が血流に乗り、肌の不調となって現れることもあります。

クレモリス菌はストレスによる肝機能の低下を抑制する働きがあることが分かっていて、美肌効果が期待されています。

クレモリス菌はカスピ海ヨーグルトに含まれています。

 

免疫力向上効果

 

 

ヒトの身体は外部から侵入してきた病原菌や、体内でできたガン細胞を攻撃して健康を保つという、いわゆる免疫力が備わっています。

しかし、この免疫力がストレスや加齢によって低下すると健康を損なうことになってしまいます。

免疫力を司っている免疫細胞は腸に多く住んでいると言われ、腸内の免疫細胞の強化が免疫力向上につながります。

 

ガセリ菌SP株(SBT2055乳酸菌)

ガン細胞はヒトの細胞のDNAが変異して生まれるのですが、ガセリ菌SP株はこの変異を抑えてくれるため発ガンの危険性が低下する可能性が期待できます。

ガセリ菌SP株は雪印メグミルク㈱が発見した乳酸菌で、雪印のナチュレ恵(トクホ)というヨーグルトに含まれています。

 

ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株(ヤクルト菌)

この乳酸菌は名前の通りヤクルト本社が製造・販売していて、略して「Lカゼイ・シロタ株」とか「乳酸菌シロタ株」とか呼ばれています。

ヒトの身体にはガン細胞やウィルスなどの病原菌を攻撃してくれるナチュラルキラー細胞(NK細胞)が存在していますが、NK細胞は加齢やストレスで減少してしまいます。

ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株はこのNK細胞を活性化する効果が認められていて、免疫力向上に効果が期待されています。

また、アレルギー症状の緩和にも効果があるとされています。

 

ラクトバチルス・ブルガリクス・R-1乳酸菌

この乳酸菌もNK細胞を活性化する働きで免疫力を向上させます。

小学生を対象とした調査では、この乳酸菌を摂取した児童とそうでない児童の間でインフルエンザの羅漢率が16倍あまりも違ったという結果が出ました。

ラクトバチルス・ブルガリクス・R-1乳酸菌は、明治ヨーグルトR-1に入っています。

 

ラクトコッカス・ラクティス・JCM5805乳酸菌(プラズマ乳酸菌)

この乳酸菌はNK細胞だけではなく、体内に存在するマクロファージやT細胞などの免疫細胞の司令塔とされているpDC細胞(プラズマ細胞)を活性化させる働きがあり、免疫細胞全体を活性化させる働きがあるため、免疫力を高める効果が優れていると言われています。

この乳酸菌は、キリンビバレッジのまもるチカラのサプリすっきりヨーグルトテイストや小岩井プラズマ乳酸菌ヨーグルトなどに含まれています。

 

まとめ

乳酸菌には実にたくさんの効果が期待できます。

だからと言ってヨーグルトをバクバク食べたり、乳酸菌飲料をゴクゴク飲むのはいただけません。

ヨーグルトには意外と脂質が多いですし、乳酸菌飲料にも糖分が含まれているからです。

(参考:ヨーグルトは食べ過ぎると太る?適量はどれくらい?

 

納豆に含まれる納豆菌には腸内の乳酸菌を10倍にも増やす働きがあると言われています。

乳酸菌を増やすには、納豆を食べるのもいいかもしれないということを知ってから、私もほとんど毎日納豆を食べています。

おかげで便通が良くなったような感じがします。

もっとも納豆も食べすぎるといけないんですけどね。

(参考:納豆の栄養がスゴイ!でも食べ過ぎるとどうなる?

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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