ヒートショックプロテインの効果って?入浴はどうする?


少し前にバナナを長持ちさせたり、しなびたレタスをシャキッとさせるにはちょっと熱いお湯に浸すといいと聞いて、朝食にバナナを食べている私は買ってきたバナナをお湯に浸してから保存するようにしました。

本当は40~50℃くらいのお湯がいいそうなんですけど、温度計がないので指をつけて熱めのお風呂くらいだと感じるお湯に浸しています。

確かに何もしていないときよりもバナナの皮が黒くなるのが遅くなりますし、皮が黒くなっても中は柔らかくなっていないことが多いです。

これってヒートショックプロテインって言うそうなんですけど、ほかにヒートショックプロテインの効果ってあるんでしょうか?

また、40~50℃くらいの温度ということはお風呂の温度もこの範囲に入りますね。

お風呂でヒートショックプロテインの効果を出すにはどうすればいいんでしょうか?

 

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ヒートショックプロテインの効果は?

ヒートショックプロテインとは?

「ヒート」は熱、「ショック」は刺激、「プロテイン」はタンパク質のことなので、ヒートショックプロテイン(HSP)を日本語に直訳すると「熱刺激タンパク質」になり、熱の刺激でできるタンパク質ということになります。

タンパク質は種類ごとに分子が一定の構造に折りたたまれて(フォールディングと言います)、独自の機能を持つようになります。

ヒートショックプロテインは細胞が熱などのストレスを受けると現れて細胞を保護するタンパク質で、フォールディングを助けて傷ついたタンパク質の構造を戻して再生を促進したり、傷ついて元に戻れないタンパク質をアミノ酸に分解したりする働きを持っています。

要するにヒートショックプロテインはタンパク質の再生屋さんと言えるでしょう。

 

ヒートショックプロテイン(HSP)は分子量によっていろんな種類に分けられます。

 

HSP32

活性酸素を無害化する働きがあり、アンチエイジングに効果があると期待されています。

また、腫瘍細胞に現れる細胞の自然死を抑制すると言われています。

 

HSP47

コラーゲン生成に関わるという特徴を持ったHSPです。

人体ではいろんなところでコラーゲンが生成されていて、お肌のハリやツヤを保つため欠かせないのもコラーゲンですし、肝硬変は多すぎるコラーゲンが固くなった状態の肝臓です。

 

HSP60

人が活動するエネルギーは細胞内のミトコンドリアで作られていますが、ミトコンドリアへタンパク質を届けてエネルギーを作る手助けをしているのがHSP60です。

また、タンパク質をきれいに整える働きもあります。

 

HSP70

ダメージを受けたタンパク質を分解して正常に戻す働きがあり、コラーゲンの生成を持続させる働きもあります。

 

このようにヒートショックプロテインにはいろんな性質を持つものがありますが、まだその詳細はよく分かっていないというのが現状です。

 

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ヒートショックプロテインの効果は?

ヒートショックプロテインが持つ働きにより、次のような効果が期待されています。

 

シミやシワの予防

肌の構造は、表皮、真皮、表皮の三層に分かれ、土台である真皮の約7割がコラーゲンで出来ていて、加齢とともに生産されるコラーゲンが減るとシワやたるみの原因になります。

HSP47にはコラーゲン生成を助ける働きがあるので、シワの予防に期待できます。

また、HSP70にはダメージを受けたタンパク質を修復させる働きがあると考えられていて、メラニンの生成を抑えてシミの予防に効果的です。

 

 

バナナの劣化にお湯が効果があるのは、ダメージを受けたタンパク質が修復されるからなんでしょうね。

 

運動能力の向上

筋肉ができるときは一旦筋肉が壊され、そのあとで筋肉の補修が始まり、負荷に耐えられるよう以前より強い筋肉が作られると考えられています。

筋肉はタンパク質で出来ていて、筋肉の修復はすなわちタンパク質の修復ですね。

ヒートショックプロテインでタンパク質の再生がより強力に行われれば、より強い筋肉ができて運動能力が向上すると言うわけです。

 

 

また、HSP60のようなエネルギー生産を助けるヒートショックプロテインのおかげで効率的にエネルギー生産ができるようになります。

 

免疫力の向上

例えば、風邪やインフルエンザのウィルスが体内に侵入してきたときに対抗してくれるのは「免疫細胞」です。

ヒートショックプロテインがこの免疫細胞を活性化してくれると考えられていて、風邪やインフルエンザの予防に効果が期待できます。

 

 

 

ヒートショックプロテインを活かす入浴法は?

体内にヒートショックプロテインができ始める体温は、個人差もありますがだいたい38℃くらいだそうです。

人間の体温は36℃から37℃くらいなので、それより少し高い体温になります。

人間は温めても汗を出して体温を調整してしまうのでなかなか体温は上昇しませんが、一時的に体温を上げる簡単な方法が入浴です。

 

ここでヒートショックプロテインを出す効果的な入浴法をご紹介します。

  1. お風呂の温度を40℃~42℃に保つ
  2. 40℃なら20分間、41℃なら15分間、42℃なら10分間お湯につかる
  3. お風呂から上がったらバスローブなどで15分間はしっかり保温する
  4. 保温が終わったら水分補給をする

熱いお湯にあまり長くつかっていると、のぼせたり血栓ができてしまう危険があるので注意が必要です。

この入浴法を毎日続けていると身体が熱刺激になれてしまい、ヒートショックプロテインが出来にくくなるので一週間に二回程度がちょうどいいペースです。

また、この入浴法でヒートショックプロテインの増加がピークを迎えるのは2日後で、そのピークは3日ほど持続するそうなので、その意味でも週に二回のペースが最適でしょう。

 

まとめ

 

ヒートショックプロテインとは熱の刺激で出来るタンパク質のこと

ヒートショックプロテインはタンパク質の再生屋さん

ヒートショックプロテインにはいろんな種類、働きがある

ヒートショックプロテインの効果

  • シミやシワの予防
  • 運動能力の向上
  • 免疫力の向上

ヒートショックプロテイン入浴法

  1. お風呂の温度を40℃~42℃に保つ
  2. 40℃は20分間、41℃は15分間、42℃は20分間お湯につかる(温めすぎに注意)
  3. 入浴後も15分間保温する
  4. 保温後は水分を補給する(一週間に二回のペース)

 

体温が下がると風邪を引きやすくなったり、花粉症などのアレルギーが出やすくなると言われています。

逆に体温が一度上がると免疫力は5倍にアップするとも言われています。

入浴のほかに体温を上げる方法としてはジョギングやウォーキングがありますが、長い時間行わなくてはいけないのでやはり入浴が一番お手軽ですね。

もっと短時間でできるのがサウナで、サウナが健康にいいのはヒートショックプロテインがその一要因だったのかもしれませんね。

ヒートショックプロテインの働きについてはまだ完全に分かっていませんが、健康に役立つ研究が早く進むといいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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