気管支炎ってうつるの?熱やその他の症状や原因は?


季節の変わり目は体調を崩しやすいですね。

最近はちょっとおかしな気候が続いていて、春先や秋口など昼間は暑いほどなのに朝晩はぐっと冷え、体調管理がだんだん難しくなってきています。

気温の変化に身体がついていけなくなって、喉が痛くなったり、咳が出るようになったひとも多いと思います。

そして病院に行くと「気管支炎ですね」と言われ、風邪は人にうつるので気管支炎も人に感染するんじゃないかと心配になってしまいます。

気管支炎って人にうつるんでしょうか?

また、喉の痛みや咳の他に気管支炎にはどんな症状があり、その原因はどのようなもので、どんな治療法があるのでしょうか?

 

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気管支炎とは症状である

 

気管支炎

 

気管支は太い気管が枝分かれして肺に達する空気の通り道で、気管支炎とはその気管支が炎症を起こしているという症状のことです。

簡単に言ってしまえば、症状とは「筋肉が炎症を起こしている」とか「胃壁から出血している」という状態のことなので、筋肉の炎症や胃の出血が人にうつることがないように、気管支炎自体は人にうつることはありません。

ただ、気管支炎になってしまった原因が病気の場合、その病気が人にうつり、うつされた人が気管支炎を発症してしまうことはあります。

 

気管支炎の症状

気管支炎と聞いて一番に思い浮かべるのは風邪のときではないでしょうか?

私の場合には、風邪を引くとまず最初に喉が痛くなり、その時点で風邪が治らないと次に咳が出始め、さらにひどくなると熱が出てきます。

喉の痛みと咳と発熱が気管支炎の代表的な三つの症状ですが、その他にも次のような症状が現れることもあります。

  • 全身の倦怠感
  • 肩こり
  • 食欲不振
  • 嘔吐・下痢
  • 顎の痛み
  • 頭重
  • 筋肉痛

気管支炎の原因は様々であり、風邪を引いたわけでもないのに上記のような症状が出るようなら、風邪以外の原因に対処しなければ気管支炎は良くなりません。

 

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気管支炎の原因

気管支炎には大きく分けて急性気管支炎と慢性気管支炎の二つがあり、それぞれ原因も異なります。

急性気管支炎の原因

通常は3ヶ月以内に完治する気管支の炎症のことを指し、こちらのほうは風邪のときによく出る症状で、皆さん一度はかかったことがありそうですね。

そして、その原因はほとんどがウイルス性の感染症であり、次のようなウイルスや細菌が原因となります。

(ウイルスと細菌は違います→ウイルスと細菌の違い!予防するには?

  • ライノウイルス
  • コロナウイルス
  • RSウイルス
  • インフルエンザウイルス
  • パラインフルエンザウイルス
  • アデノウイルス
  • エンテロウイルス
  • 百日咳菌
  • 肺炎球菌
  • マイコプラズマ  など

また、塩素ガスなどの刺激物を吸い込んだ場合にも急性気管支炎を起こします。

 

慢性気管支炎の原因

咳や痰が2年以上、毎年3ヶ月以上続き、他に原因となる明らかな病気がない場合に慢性気管支炎とされ、多くの場合には発熱を伴わないこと、運動などで身体に負荷をかけたときに息切れがするのが特徴です。

慢性気管支炎の原因には、身体的要因と外的要因の二つがあります。

身体的要因
  • 性別(男性に多い)
  • アレルギー
  • 加齢
  • 呼吸器系の既往症
外的要因
  • 喫煙
  • 大気汚染
  • 有害なガス
  • 肺炎球菌などの細菌

また、急性気管支炎の原因となるコロナウイルスは免疫の持続が短いため、何度も感染を繰り返していると慢性気管支炎に移行することもあります。

喫煙による慢性気管支炎は徐々に進行していくため、「肺の生活習慣病」とも言われています。

 

咳が気になるときの疑われる病気

咳が出始めると、気管支炎だけでなくいろんな病気の可能性もあります。

◆風邪

咳と言えば風邪を連想するほど風邪は咳を引き起こす代表的な病気で、特徴としては他に鼻水や鼻詰まりが現れるという点があります。

◆肺炎

肺炎は風邪と間違いやすい症状が現れますが、風邪よりも重症化しやすく、他に高熱や胸の痛みなどの症状が現れることがあります。

◆喘息

花粉症などのアレルギーがあると咳が止まらなくなることがあります。

慢性的に咳が続く気管支の病気が咳喘息であり、アレルギーによって気道が狭くなり、わずかな刺激でも咳が出るようになってしまいます。

咳喘息を放置しているとより重症である喘息に進んでしまうこともあり、早めの対応が必要になります。

◆気管支結核

結核菌は肺に感染を起こすことが多いのですが、まれに結核菌が気管支で感染を起こすと気管支結核になり、咳の他にヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴(ぜんめい)や血痰が出るなどの症状が現れることがあります。

◆肺がん

肺がんは咳だけでなく呼吸がしずらくなったり、体重減少や胸の痛みなどの症状が現れます。

また、熱はそれほど出ることはありません。

 

気管支炎の治療

気管支炎の治療についても急性気管支炎と慢性気管支炎に分けて考えなければなりません。

急性気管支炎の治療

急性気管支炎の原因の多くがウイルスであり、現在のところウイルスに対する特効薬はないので対処療法が中心になります。

  • 鎮咳剤(ちんがい剤・咳止め)
  • 去痰薬(きょたんやく・痰切り)

などが処方されます。

また、発熱が続く場合には水分の補給が欠かせません。

慢性気管支炎の治療

慢性気管支炎の治療は、日常生活がまあ普通に送れる慢性安定期と、日常生活に支障があるほど重症化した急性増悪期に別れます。

慢性安定期の治療

慢性安定期には

  1. 咳や痰の減少
  2. 呼吸困難の改善
  3. 急性増悪への進行の予防
  4. 低酸素状態の改善  の4つに重点を置いて治療が行われます。

咳や痰の減少には気道を広げるβ2刺激薬、抗コリン剤などが用いられ、去痰薬や吸入で痰を排出する治療も行われます。

細菌が原因となっている場合には、抗生物質が投与されます。

急性増悪期の治療

重度の息切れ、咳や痰の増加、呼吸不全、膝から下のむくみなどが見られる急性増悪期には入院治療が基本になります。

気道感染には抗生剤の投与、呼吸不全には酸素吸入を施し、気管支拡張剤や去痰薬の投与がなされます。

 

慢性気管支炎の場合にはその原因となるものを除去することが重要な治療法のひとつです。

  • 禁煙
  • アレルゲンの除去
  • 転居(大気汚染や花粉がない土地へ)

特に喫煙は気管支炎を確実に重症化させるので、すぐに禁煙すべきです。

(喫煙者の2割程度は将来、肺が縮んでしまうCOPD・・慢性閉塞性肺疾患を発症すると言われています。)

 

まとめ

 

気管支炎はそれ自体は人にうつるものではない

気管支炎の症状

  • 咳や痰
  • 全身の倦怠感
  • 肩こり
  • 食欲不振
  • 下痢・嘔吐
  • 顎の痛み
  • 頭重
  • 筋肉痛

急性気管支炎の原因

  • ウイルス(ほとんどがこれ)
  • 細菌
  • 有害な刺激物(塩素ガスなど)

慢性気管支炎の原因

  • 性別
  • アレルギー
  • 加齢
  • 呼吸器系の既往症
  • 喫煙
  • 大気汚染
  • 有毒なガス

急性気管支炎の治療

  • 鎮咳剤
  • 去痰薬

慢性気管支炎の治療は慢性安定期と急性増悪期に別れる

 

風邪だと思って風邪薬を飲んでも咳や痰がなかなか治まらずに長引くようなら、気管支炎に進行してしまっているかもしれません。

それでもそのまま放置していると、日本の死亡原因の4位である肺炎になってしまう可能性もあります。

症状が長引き、いつもの風邪とちょっと違うと感じたのなら、ほかの人にうつさないようにするためにも医師の診断を受けるようにしましょう。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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