汗が出ない!これって病気?治すには?


晴れた青空の下でスポーツで思い切り汗を流すのって気持ちいいですね。

先日、立っているだけでフラっとするような暑さの中、テニスのダブルスを楽しんでました。

2セットを終わってもう1セットというときになって、一緒にプレイしていた女性が「ちょっと休憩させて」と言い出しました。

そのときには4人しかいなくて代わりのメンバーもいなかったので、「どうしたの?」と聞くと、「汗が出ないから身体に熱がこもってしんどい」とのこと。

顔を見ると確かにのぼせたような感じがしてつらそうでした。

汗が出なくなるなんてことあるのかと不思議に思い、その女性に何かいいアドバイスができないかいろいろ調べてみましたので、今回はここでご紹介します。

 

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汗が出ないのは何故?

汗を出す主な目的は体温調節で、気温が上がったり、運動して筋肉活動で発熱したり、風邪の発熱などで体温が上がった時に汗が出ますね。

人間が快適に生活できる体温は36.5℃前後で、体温が上がると汗が出て、その汗が皮膚の上で蒸発するときに周りから熱を奪って体温を下げてくれるわけです。

体温が上がっても汗がうまく出ないということは、体温調節機能がうまく働いていないということで、その理由には次のようなことが考えられています。

  1. 過剰な冷房
  2. 運動不足
  3. 汗腺の未発達・退化
  4. 脱水
  5. 病気

順番に見ていきましょう。

 

冷房の効かせずぎ

 

 

過剰な冷房

 

最近ではヒートアイランド現象の影響で都市部での夏のクーラーは必需品です。

ところが冷房を過剰に効かせすぎると、身体が冷えきってしまって熱を外に逃さないようにと汗をかかなくなり、この状態が長く続くと発汗機能が衰えてしまいます。

室内と室外を頻繁に行き来する人ならいいのですが、冷房の効きすぎた部屋にずっといるのが習慣の人は、暑くても身体が上手く反応しなくなり、汗がでなくなってしまいます。

クーラーを使用するときには、外気との温度差を5℃以内に設定するのがいいそうです。

 

運動不足

 

運動不足

 

運動不足で筋肉が衰えると基礎代謝が下がり、体温が上がりにくくなって汗をかきにくくなります。

基礎代謝というのは何をしなくても消費するエネルギーのことで、心臓を動かしたり体温を維持するためなどに使われるエネルギーで、筋肉も基礎代謝で多くのエネルギーを使います。

暑いとどうしても運動を避けるようになり、そのことで汗をかきにくくなってしまうのです。

私なんかは暑い時こそたくさん汗をかくと気分がリフレッシュしますし、冷たいシャワーが気持ちよく、晩酌のビールが美味しいんですけどね。

 

汗腺の未発達・退化

 

クーラー

 

汗は汗腺から出ているんですけど、その数は2歳半くらいまでの環境で決まるそうです。

つまり、そのころまで汗をかかない環境で育つと、汗腺の数が少なくなってしまうそうです。

そして汗腺の数が十分にあっても、上記のように冷房を効かせすぎたり、運動不足だったりして汗をかかなくると汗腺自体の機能が衰えて働かなくなってしまいます。

汗腺の不要な環境適合と言えます。

「可愛い子には旅をさせよ」ならぬ、「可愛い子には汗かかせよ」ですね。

 

脱水

 

脱水

 

暑くても汗が出ないときには、脱水症状のサインである可能性もあります。

汗をかきたくても体内に水分が不足している状態です。

重度の脱水症状は命の危険もありますが、軽度のものならめまいやふらつき、ツバがでなくなるなどの症状が出ますので分かると思います。

 

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病気

汗が出にくくなるという症状が現れる病気はいくつかありますが、ここではそのうちの主なものを挙げてみます。

 

◆無汗症・乏汗症

発汗すべき状況下でもまったく発汗しないものを無汗症、発汗が極端に少ないものを乏汗症といい、どちらも全身性のものと局所性のもの、先天性のものと後発性のものがあります。

原因はどちらも共通していて、発汗は交感神経の働きで促されるので、中枢神経や汗腺などに異常がある場合に症状が現れ、アトピー性皮膚炎などの皮膚障害による汗腺の閉塞、皮膚の老化による汗腺の萎縮、薬剤の影響などがあります。

脳梗塞で半身麻痺になった場合にも、神経系に障害が出て症状が現れることもあります。

 

◆自律神経失調症

生体を維持するのに無意識な反応を起こすのが自律神経ですが、この自律神経に異常がおきると様々な症状がおきはじめ、これが自律神経失調症と言われるものです。

発汗については汗が出にくくなるだけでなく、逆に突然大量の汗をかいたり、緊張していなくても手のひらや足裏に汗をかいたり、状況に応じての適切な発汗機能が行われなくなることがあります。

中高年女性に汗をかきにくい人が多いのは、女性は更年期になると自律神経失調症になりやすいためです。

 

◆糖尿病

糖尿病になると、高血糖により血管や神経が損傷して様々な障害が現れてきます。

糖尿病による神経の障害が「糖尿病神経障害」であり、発汗機能をつかさどっている自律神経が障害を受け、発汗異常が引き起こされると考えられています。

糖尿病による発汗異常は、汗が出にくくなる、大量の汗をかく、局所的に汗をかく、身体の左右で汗のかきかたが違うなど様々な症状の出方があって、自律神経の損傷とともに毛細血管の損傷もその原因だと言われています。

 

◆腎不全

腎臓は血液中の不溶物をろ過して尿として膀胱に送っていますが、腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、排出されるべき老廃物が血液中に蓄積され、腎不全も末期になると尿毒症という生命にも関わる危険な症状が現れてきます。

尿毒症になると自律神経にダメージを与えたり汗腺が萎縮して、汗が出にくくなるという症状がでることがあります。

 

◆甲状腺機能低下症

人の身体ではいろんなホルモンが作られています。

甲状腺で作られる甲状腺ホルモンは細胞の代謝率をあげる働きがありますが、甲状腺炎などでこの機能が低下すると甲状腺ホルモンの量が減って代謝が悪くなり、全身の倦怠感や発汗の減少などの症状が生じます。

この病気は特に中年期以降の女性に多く、40歳以上で汗をかかなくなった、倦怠感がある、皮膚が乾燥してきた、声が低くなったなどの症状があるときは注意が必要です。

 

◆シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は膠原病のひとつで、こちらも中年期以降の女性に多く、発症率は男性の約20倍もあります。

シェーグレン症候群になると主に涙腺と唾液腺の機能が低下し、乾き目や口の渇きを感じるようになります。

汗腺もダメージを受けることがあり、汗が出にくくなることもあります。

 

汗が出ないのを治すには?

汗が出ない、または出にくいという原因が病気の場合は医師の指示に従って治療する必要があるんですけど、そうでない場合には積極的に汗をかくようにするとともに、身体を冷やさないようにすることで発汗機能が向上します。

 

運動をする

 

ジョギング

 

汗をかくと言えば運動ですね。

筋トレやダッシュなどの無酸素運動や、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動でもどちらでもいいので運動する習慣をつけましょう。

できれば週に2回位は運動したいですね。

筋トレで筋肉が増えると基礎代謝量が増えて免疫力もあがりますが、運動の習慣がない人には有酸素運動から始めるのがおすすめです。

運動後にはクールダウンが必要ですが、いきなり冷たいシャワーを浴びるのは禁物です。

発汗がストップしてしまいますからね。

暑い時に汗をいっぱいかくのは気持ちいいですよ。

 

口にするものに注意する

 

かき氷

 

暑いときには冷たいものを口にしたくなりますが、あまり摂り過ぎると身体が冷えてしまいますのでほどほどにしましょう。

また一般に夏野菜や生の野菜は身体を冷やす働きがあるので、汗が出にくい人はたくさん食べないようにしたほうがいいのかもしれませんね。

 

入浴

 

半身浴

 

暑いときにはシャワーだけですましてしまいがちなんですけど、なるべく浴槽に浸かるようにしましょう。

シャワーだけでは身体の内部が温まりづらいので、発汗機能の促進という面からはイマイチで、「暑いから苦手」という人は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる半身浴はどうでしょう?

ぬるいお湯にお腹から下を浸していれば、徐々に汗がジワーっと出て汗腺の働きが活発になり、リラックスできるので自律神経にもいいですよ。

身体を温めてくれる入浴剤を入れるのもいいですね。

私なんかどんなに暑くても熱いお風呂に浸かり、出るときにサッと冷水のシャワーを浴びてます。

冬になっても続けていると、風邪をひきにくくなるそうですよ。

 

食べるものに気をつける

上記にも書いたように、夏野菜や生の野菜は身体を冷やす働きがあるので、身体が冷え気味の人は控えめにしましょう。

また、温かい地方で採れるサトウキビを原料とした砂糖も身体を冷やします。

逆に寒い地方で採れるてんさいを原料としたてんさい糖は身体を暖めるので、コーヒーや紅茶に入れるのはこちらのほうがいいですね。

香辛料を使った料理も身体を温めます。カレーを食べているときに汗がでるのは更新料のおかげです。

 

カレー

 

最後に

汗が出ない原因が実にたくさんあることが分かりました。

ということは、汗が出なくて困っている人もたくさんいるということですね。

汗が出なくなると体温調節ができなくなるので、熱中症になりやすくなったり、水分が体内に溜まって冷え性になったり、自律神経が乱れて免疫力が落ちたりします。

いいことはひとつもなさそうですね。

 

汗をかかない原因が病気である場合もあるので、「おかしいな」と感じたら医療機関で診察を受けましょう。

何科にかかったらいいか分からないときは、総合病院の内科で診てもらいましょう。

 

病気でないなら、上に書いたような方法で発汗を促しましょう。

テニスメイトの女性は年齢的に更年期なんですけど、ちょっと言えませんから半身浴を勧めようと思います。

 

 

長文、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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