熱中症の応急処置!イラストで分かりやすく


毎年暑くなってくると「熱中症に気をつけましょう」と天気予報などで注意を促していますね。

熱中症は真夏のものと思われがちですがそうではなく、5月ころでも気温が高いときには発症します。

5月の初めころはまだ朝晩の気温が低いときもあり、それでも日中の気温が高くなると急激な温度変化に身体がついていかずに熱中症になる人が出始めます。

 

熱中症は放置すると死亡してしまうこともある危険な病気で、過去には1年で1,731人もの方が熱中症で亡くなった年もありました。

熱中症は適切な応急処置を施せばほとんどは重症になることはありませんので、自分が熱中症かな?と思ったときや、周りの人がそれらしい状況のときには落ち着いて対処しましょう。

ここでは熱中症の正しい応急処置についてイラストも交えて解説します。

 

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熱中症の症状

熱中症とは暑熱環境が原因で起こる身体症状の障害のことで、そのときの症状は

  • めまい
  • こむら返り
  • 筋肉痛
  • 一時的な失神
  • 大量の発汗
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • 発熱
  • 運動障害
  • 意識障害

などがあり、意識があるときにはそのまま以下に紹介する応急処置を行い、意識がないときや痙攣が起きているときは救急車を呼んで到着するまでの間に応急処置を施します。

また、熱が高いときも応急処置を施したあとに医療機関を受診します。

 

熱中症の応急処置

暑いときに自分に上記のような自覚症状が出たり、周りの人がそのような状況に陥ったら熱中症を疑って応急処置を始めましょう。

1.涼しいところへ避難する

 

涼しい場所

 

涼しい木陰や陽の当たらない水辺、クーラーの効いた室内などへ避難します。

 

2.脱衣して身体を冷やす

 

身体を冷やす

 

ベルトやネクタイ、下着など着ているものを緩め可能なら脱衣して身体を冷やします。

冷たいタオルで顔や首に当てたり、扇風機やうちわを使って風邪を送ります。

一番効果的なのは血液を冷やすことで、動脈が通っている首と脇の下と鼠径部(また)を冷やすことで体温が下がります。

 

 

3.水分を補給する

 

水分補給

 

熱中症は大量に発汗して体内の水分や塩分が失われてしまうのが原因のひとつなので、水分を補給することが必要ですが、このとき一緒に塩分を補給できるスポーツドリンクが効果的です。

一人で水を飲めないときは重症なので救急車を呼びましょう。

また、意識障害があるときに水を飲むと誤飲することもあるので注意が必要です。

 

 

 

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症状別の応急処置

これまでご紹介したのは熱中症の一般的な応急処置です。

熱中症は程度によって特有の症状が出ることがあり、その症状ごとの応急処置を解説します。

熱けいれん

暑い中で大量の汗をかいたときに水分だけを補給していると血液中の塩分(電解質)濃度が薄くなり、次のような症状が現れます。

  • めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 足や腕、腹部の筋肉のけいれん

 

熱けいれん

 

対策としてはけいれんしている筋肉をマッサージし、生理食塩水程度の塩分を補給すればたいていは治まり、ポカリスエットなどの塩分を含んだドリンクが手軽で便利です。

 

ポカリスエット

 

熱疲労

熱疲労は熱けいれんよりも重症で、暑さによって体内の水分と塩分(電解質)が過剰に流失し、そのために血液量が減少して次のような症状が現れます。

  • めまい
  • ふらつき
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 血圧低下(体温は正常)
  • 軽度の意識障害

 

意識障害

 

熱疲労の応急処置は涼しいところに移動し、衣服を緩めて身体を冷やし、水分を補給するほかに脳への血流を増やすために脚を高くして仰向けになるのが効果的です。

熱疲労を放置しておくと、熱射病が起こることがあります。

 

熱中症応急処置

(出典:http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/care_02/#section_01)

 

熱射病

生命に関わる危険な状態で、一人ではほとんど何もできません。

身体が体温を下げられなくなってしまい、いろんな臓器に損傷が発生します。

極度な高温下での運動や、閉めきった高温多湿の環境下での生活などで危険性が高まり、めまいやふらつきなど熱疲労の症状のほかに

  • 本人は感じない40℃を越す高熱
  • 錯乱
  • けいれんの発作

など熱射病に特有の症状が出て、脳や腎臓、肝臓、肺などに損傷を与え、回復後もダメージが残る場合もあります。

こうなってしまったら集中的な治療ができる医療機関へ搬送しなければなりません。

すぐに救急車を呼び、救急車が到着するまでの間は全身に水をかけたり、脇の下やそけい部をアイスパックで冷やして身体を冷やします。

近くに川や湖があれば身体をつけるのも効果があります。

 

熱射病

(出典:http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/care_02/#section_01)

 

まとめ

 

熱中症の応急処置

◆意識がはっきりしているとき

  1. 涼しい場所に移動する
  2. 衣服を緩め、身体を冷やす
  3. 水分と塩分を補給する

◆意識が朦朧としている・意識がないとき

  1. 救急車を呼ぶ(救急車を待つ間に)
  2. 涼しい場所に移動する
  3. 衣服を緩め、身体を冷やす

 

意識があり応急処置をしても以前のように回復しないのなら医療機関での治療も必要です。

意識がないときに嘔吐したものが気管に詰まってしまうことがあるので、嘔吐したら下を向かせて口の中から全て出すことが重要です。

 

熱中症はWBGT(Wet Bulb Globe Temperature)という専門的に計算した暑さ指数が25℃を超えると警戒状態となり、そのときの参考気温がおよそ28℃なので気温が30℃を超えなくても十分に危険なわけです。

5月でも30℃を超える日はざらにありますから「夏じゃないから」と言って安心はできませんね。

熱中症は身体の代謝機能が十分でない幼児や、体液が減少して体温調整機能が衰えているお年寄りがなりやすいと言われています。

周りに小さなお子さんやお年寄りがみえるのなら、暑いときには様子のチェックに気を配りましょう。

重症化すると死亡してしまったり、後遺症が残る場合もありますからね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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