ステロイドとは何?副作用は大丈夫なの?


 

暑くなってくると汗がたくさん出るせいか

アトピー性皮膚炎の症状がひどくなったという話をよく聞きます。

 

私は冬に軽いアトピー性皮膚炎が出て、次の夏には治まってしまい

空気が乾燥する冬のほうが悪化しそうと思っていましたが

アンケートでも夏のほうが症状が重くなるという結果が出ているそうです。

 

アトピー性皮膚炎に効果がある治療薬としてステロイド剤が知られていますが、

「ステロイド剤は副作用があるから使いたくない」という人もたくさんいます。

 

ステロイドっていったいどんなものでしょうか?

そしてステロイドにはどんな副作用があるのでしょうか?

 

ステロイド

 

 

ステロイドとは何?

 

ステロイドは体内で作られるホルモンで

女性ホルモンである黄体ホルモン、卵胞ホルモン

男性ホルモンであるテストステロン

副腎皮質ホルモンである鉱質コルチコイドがあります。

 

ステロイド薬は副腎皮質ホルモンの鉱質コルチコイドを元に作られていて

炎症を抑える抗炎症作用や、免疫作用やアレルギー反応を抑える効果が高く

喘息やアレルギー疾患などに使用されています。

 

スポーツの大会などでドーピング薬物とされている物質もステロイドと呼ばれていますが

こちらはテストステロンを元に作られていて、正式名称はアナボリックステロイドといい

筋肉増強剤であり、薬として使われているステロイドとは違います。

 

アナボリックステロイド

 

 

ステロイドの副作用

 

ステロイド薬に限らず薬には必ず副作用があります。

治療を目的にする場合、風邪などと違ってアトピー性皮膚炎の場合は

投与の期間が長くなるのでその影響も大きくなりがちです。

 

局所的副作用

外用薬を塗った皮膚の免疫力や代謝に変化が起き

脂肪沈着、細菌感染などの副作用が起きることがあります。

また、ニキビができやすくなります。

 

全身的副作用

ステロイドの成分が血液の流れに乗って全身に行き渡ることで

体中に起こる副作用のことです。

内服薬だけでなく、外用薬も皮膚から吸収されて血管に入ります。

全身的副作用には実にたくさんの症状があります。

 

 
副作用の例
 

感染症

ステロイド薬は白血球に攻撃要請を出すサイトカインという物質を減らしてしまいます。

そのために白血球の外敵と戦う機能は低下し、感染症が起きやすくなります。

 

肥満

ステロイド薬は人の身体がインスリンに対して起こす反応を弱めてしまいます。

インスリンは糖分をコントロールするのに欠かせない物質ですが

その反応が弱まることで糖分が増えて脂肪になり肥満へとつながります。

 

糖尿病

上と同じ理由で糖尿病が誘発されます。

糖尿病は遺伝的要素が大きいので、親が糖尿病であった場合には

十分な注意が必要です。

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

ステロイド薬の長期服用は胃や十二指腸の潰瘍を引き起こすことがあります。

 

中心肥満症

普段は筋肉は糖分を活動するエネルギーにしていますが

ステロイド薬にはそれを妨げる働きがあります。

その結果、筋肉内のタンパク質がエネルギーとして使われ筋肉が落ちます。

手や足の筋肉が落ちて細くなり、肩やお腹には脂肪がたまり中心肥満症になります。

 

女性にとって大きな悩みとなるのがムーンフェイスと呼ばれる症状で

中心肥満症で顔に脂肪が溜まって丸くなってしまう症状です。

 

こうなると外出するのをためらいがちになり

顔がむくんだようになるので、腎臓に異常があるのかと思ってしまいがちです。

 

 

ほかにも、多毛、高血圧、発汗異常、月経不順なども

ステロイド薬の副作用として現れることがあるとされています。

 

また、副作用ではありませんがダイエットと同じようにリバウンドも起きます。

アトピー性皮膚炎の場合には長期にわたってステロイド薬を使用します。

 

ステロイド薬を長期間使用していると、副腎機能低下が起こり

身体が本来持っている抗炎症作用が低下します。

 

そのため、ステロイド薬を急に止めると炎症がひどくなることがあります。

これがリバウンドです。

 

 

ステロイド薬は使わないほうがいい?

 

「ステロイドは副作用が怖い」といことが都市伝説のように信じられています。

しかし、ステロイド薬はアトピー性皮膚炎の一番の治療薬です。

 

ステロイド薬の副作用は誰にでも出るというわけではなく

長年の研究でステロイド薬による副作用も十分にコントロールできるそうです。

 

長期使用の危険性にしても、ステロイド薬を一定期間(一週間ほど)使って

症状が改善されたら、次の期間は別の方法を取るなどして

副腎の機能を低下させないような投薬方法を採っているようです。

 

全身的副作用にしても、かなりの高レベルのステロイド薬を

長期にわたって使用しなければほどんど問題がなく

そのような投薬の仕方はしないそうです。

 

要はお医者さんによく相談して投薬をしてもらい

指示された用法と用量をしっかり守ることが

副作用の心配のないステロイド薬の使い方だということです。

 

ただ、お医者さんも見ただけで患者さんの体質が分かるわけではありません。

受診する際には、これまでの症状や病歴、近親者の様子などを

細かくお医者さんに話して、自分に合った薬を処方してもらうことが大切です。

 

アレルギー性皮膚炎は経験してみないと分からない辛い病気です。

自分に合った適切な薬を使い、一日でも早く辛さから開放されましょう。

 

それでもどうしてもステロイド薬を使いたくないという方は

自己免疫力を高めることが一番のポイントになってきます。

 

下記のページなどを参考にして、免疫力アップに心がけましょう。

http://www.menekiplaza.com/menekiryoku.html

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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