腰痛は温める?冷やす?それは状況次第!


私はこれまでに何度も腰痛になり、そのたびに整形外科に通っていました。

レントゲンを撮って診察してもらったあと、リハビリを受けます。
牽引機で骨盤を引っ張ったあと、ベッドでうつ伏せになり
ホットパックでお尻から背中にかけてを温めてからマッサージをしてもらいます。

これがものすごく気持ちよくて、眠ってしまうほどです。
マッサージが終わると薬局で鎮痛剤と湿布薬をもらって帰るんですが
その湿布薬は冷湿布なんです。

「リハビリでは腰を温めて、家では冷やす。これって何かおかしくない?」
そう思った私は、腰痛の時は温めるのか冷やすのかについて調べてみました。

 

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腰痛は急性期と慢性期で対処が違う

一口に腰痛と言ってもいろいろな種類があり
椎間板ヘルニア、腰椎分離症、脊柱管狭窄症、すべり症など
じつにたくさんの病気が含まれますが
痛みが発生するはっきりとした原因はまだ解明されていないらしいのです。

しかし、腰痛に限らず怪我には

  • 急性期
  • 慢性期

という二つのステージがあり、それぞれの対処法が違います。

 

急性期

何らかの要因で身体の何処かの部位に炎症が起きて
強い痛みが起きた状態のときです。

私が診断された椎間板ヘルニアも、椎間板が飛び出して神経を圧迫し
そこに炎症が起きて激痛が起きたので、そのときが急性期なんです。

急性期には炎症を抑えることが最優先であり
急性期に有効な処置としてRICE処置なるものがあります。

 

RICE処置(下の文字の頭文字を取ったもの)

  • REST・・・休息
  • Icing・・・冷却
  • Compression・・・圧迫
  • Elevation・・・拳上(きょじょう・・・患部を高い位置にあげること)

 

炎症は血液中の炎症細胞が働いて起こるので
安静にして冷やし、患部を圧迫して心臓より上の位置にすることで
血流を減らして炎症を抑える処置をするわけです。

プロ野球のピッチャーが登板後に肩をテープでぐるぐる巻きにして
アイシングをしてますが、あれも圧迫と冷却をしているんですね。

 

氷

 

腰痛のときには患部を上にすることは難しいので
せめて横になって安静にすることが必要になります。

 

慢性期

急性期を過ぎると状態が少し安定した慢性期に入ります。
このときは激しい炎症は治まっているので
冷やしたり圧迫したりして血行を抑える必要はありません。

慢性期には炎症からの回復を目指さなくてはいけないので
急性期とは逆の処置、つまり代謝を良くすることが必要になります。
そのためには血行の促進が欠かせません。

血行が促進されると、代謝が良くなって炎症した部分の回復が早まり
さらに痛みを発する物質が除去されて痛みが治まります。

血行を促進するには

  • 患部を温める
  • ストレッチなどで患部を動かす

この2点が有効になります。

 

温める

 

患部を温める方法

  • お風呂(ぬるめのお湯にゆっくり浸かる。就寝前の入浴が効果的。)
  • 交代浴(浴槽に浸かったあと患部に少し冷たい水をかける。数回繰り返すと血行が良くなります。)
  • 蒸しタオル
  • 腹巻き
  • 使い捨てカイロ

 

お風呂はたいていの人は夜しか入りませんが
1回の使用で半日以上効果がある使い捨てカイロがおすすめです。
低温やけどに注意して使いましょう。

肩こりも痛みの一種なんですが
お風呂に入ると肩こりが楽になるのは
温めて血行が良くなったからですね。

 

ストレッチで筋肉を動かすと血行が良くなり、痛みの軽減につながります。
昔は「腰痛の時は安静が第一」と言われてましたが
今では「動かせるなら動かすほうが良い」というのが定説になっています。

腰痛のときに有効だったストレッチはコチラ
↓ ↓ ↓
腰痛が右側だけの原因は?有効なストレッチもご紹介!

 

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対処を間違えたらどうなる?

今まで見てきたように、同じ腰痛でも
急性期は冷やして安静にし
慢性期は温めて動かすと、その対処法はまったく逆です。

その対処法を間違ってしまうと
暖めたら前より痛くなった、冷やしたら悪化したと
腰痛がますますひどくなってしまいます。

これは「炎症が起きたら冷やす」という意識が広まっているからでしょう。
「炎症が進行していたら冷やす」のが正しい認識でしょう。

そこで重要になってくるのが急性期と慢性期の見分け方です。

 

急性期と慢性期の見分け方は?

腰痛の急性期の時は冷やして血流を抑えて炎症を抑制し
慢性期の時は温めて血行を良くして回復を促進する
ということは分かりましたが、その切り替えはいつするんでしょう?

これは私の経験上、「朝起きたときの状態で判断する」
というのが一番いいように思います。

激しい腰痛に襲われたばかりのときは
痛みでお風呂にも入れませんし、ストレッチもできず
湿布して安静に寝ているくらいのことしかできません。

寝ている間は自己免疫機能が一生懸命に身体を修復していて
自分はそれに身を委ねているだけです。

そして起きたときに、「おっ、昨日よりだいぶいい。
少し無理すれば仕事にも行けるかも。」と思えるようなら
慢性期に入ったと思っていいのだと思います。

痛みが発生してから72時間が急性期というお医者さんがいますが
それは個人によって差があり、一概には言い切れません。
少しは動けるかどうか自分の感覚で判断するしかないのでしょう。

腰痛があっても急性期のような炎症による激しい痛みがなければ
積極的に温めるほうが回復は早くなります。

 

 

まとめ

腰痛は日本人なら一生のうちに8割が経験しているとのことです。
程度の差はあるのでしょうが、すごい数ですね。

突然激しい痛みに襲われるぎっくり腰などの時は安静にして冷やし
それほど痛みが強くない時は動かして温める。
これが腰痛になったときの処置です。

そして冷やすのか温めるのかの判断は
自分が少しは動けるかどうかによって見極めるしかありません。
それは朝起きたときの状態を見るのが一番いいでしょう。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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